想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

ベートーベン作曲 ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」 (VICTOR S

2012-01-20 15:48:31 | 社会・経済

ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)、アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)

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志木市民病院の小児科入院診療が3月末で中止になるとの記事があった。

市民病院の赤字が志木市の財政に与える影響は大きく、市民病院の存続の是非が以前から問題になっていた。

一時、財政緊急事態宣言を出し、水道料金の値上げ他、市民にその負担を賦課してきた。

どこの地方都市でも共通の問題であるが、小児科と産科は不足している。

近隣市町村の住民の利用が、多く、近隣の6市町が各1500万円/年負担することを了解していたにもかかわらず、志木市長が一方的に決めたとのことで、これに対し、6市町の首長が、応分の負担をするので、存続してほしいとの要望書を提出したとあった。

志木市民病院の小児医療は、年間1億6千万円の赤字で、入院の8割、外来の6割が市外の患者というから、この赤字を志木市民が税金で負担するのは、筋が通らない。

本来、このような広域医療こそ、県がやるべき業務と思うのだが、全く役に立たない。

孫が生まれる時、産婦人科で困っていると聞いたことを思い出す。幸い、小児科には困っていないようで、安心している。

孫も3才になったが、我が家に滞在している時に、もし熱でも出したら、近くに小児科がなく、安心して預かれない。幼児は嫌われるようで、近所の内科小児科医院は、小学生以下は診ないと云う。

人口の減少が問題になっているが、経済的な問題だけではないようだ。

今回の問題も、慰留した現在の小児科の常勤医が近隣の個人病院で小児救急を担うというから、つまるところ、処遇の問題ともいえそうだ。

勤務医は開業医に比べ、負担の割に収入が少ないことが背景にあるようだ。

今年の医療費の見直しでも、結局、この問題は、見送られている。現在の医療制度には問題が多く、どれもこれもとはいかないだろうが、やはり、優先順位付けは必要だろう。

日本の将来を担うのは子供たちだと本気で思うのなら、産科・小児科と保育所問題は優先課題だ。

今日のレコードは、ベートーベンの10曲のヴァイオリン・ソナタで最も有名な作品である。トルストイの小説、「クロイツェル・ソナタ」は、この曲とは何の関係もない。