想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

Voila MONTAND (Odeon OR-8034)

2012-01-05 15:01:24 | 日記・エッセイ・コラム

世界の恋人―イヴ・モンタン

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オオム真理教の平田容疑者が自首したとの報道があった。ところが、警視庁の警官は、からかわれたのではないかと受け付けなかったというから驚きだ。

自首して来るなど、「想定外」ということなのだろうか。

多くの手配書が配られながら、警察官が見抜けないのであれば、一般市民には無理だろう。

原発事故で、「想定外」のことが続き、問題になったばかりだが、今回の失態は、「想定外」というより、自分に与えられた職務以外は「無関心」ということなのだろう。

昔、英語を勉強し始めたころ、「see」と「look」は、同じ「見る」でも異なるとの説明があったのを思い出す。

私の好きな、芭蕉の句の一つに、「よくみれば なずなはなさく かきねかな」という句がある。

見る心がなければ、見過ごしてしまうであろうひっそりと咲く小さな花への思いやりが感じとれる。

日常生活の中でも、これからは自分の目でしっかりと見る習慣がますます大事になるだろう。

良く言われることだが、円錐形は、見る角度によって、丸にも三角にも見える。トンボの目は複眼というが、人間も、見習う必要がありそうだ。

新春の一枚には、私の最も好きなシャンソン歌手である、イヴ・モンタンを選んだ。

彼については、説明の必要はないだろう。

シャンソンが語られる時、イヴ・モンタン抜きで語られることはあり得ない。

このレコードには、彼の代表作が、ギッシリ詰まっている。