想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

THE JIMMY RUSHING SPECIAL (VANGUARD SR 3050)

2011-05-26 09:25:03 | 音楽

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BS放送で、プラシド・ドミンゴのコンサートを放映していた。震災後の4月10日にNHKホールで行われたもので、公演のキャンセルが続く中で、素晴らしい公演であった。ドミンゴは70歳になるが、半分の年齢の娘とデュエットできるなんて、なんと幸せなことだろう。さすがに、一流のオペラ歌手だけあって、年齢より、円熟さを感じさせる内容であった。

第2部で、「南太平洋」、「ウエストサイド・ストーリー」他のミュージカルの主題歌を歌ったが、当然とはいえ、実にすばらしかった。

ドミンゴの「オテロ」は、一度観たいと思っても、なかなか観る機会に恵まれないが、最近は、METライブ・ビューイングで、映画館でオペラを観ることができるようなので、一度、観に行こうと思っている。

オペラと云えば、BSでムソグルスキーの代表作である「ボリス・ゴドノフ」を放映していた。1970年の大阪万博の際、ボリショイ歌劇場が来日し、フェスティバル・ホールへ観に行ったのだが、時代背景等の知識不足からか意外に印象が薄く、久し振りに観直してみた。

イタリア・オペラと異なり、民衆の合唱などの重厚さ、内面を理解するには結構疲れた。

数いるジャズ・シンガーの中でも、ブルースを歌わせると、ナンバー1といわれるのが、ジミー・ラッシングである。1935年~50年にかけて、カウント・ベイシー楽団に在籍し、その後、ソロ・シンガーとして活躍し69歳で亡くなった。

彼は、カンサス・シティが生んだブルース歌手の代表と考えられているが、彼のバラードは素晴らしい。

このレコードは、ヴァンガードLPの代表的傑作を集めたアルバムである。