ピアノ : ウイリー・ザ・ライオン・スミス
東京電力が公表したデータから、地震直後の様子が大分判ってきた。恐れた通り、その深刻さは、予想を遥かに超えたものと考えた方が良いようだ。あれだけの大地震と津波で無事と思う方がおかしいわけで、政府、東電の発表は、やはりウソであったということだ。
パニックになること避けるために、意図的にしたものか、或いは、本当に把握していなかったのかは良く判らない。
枝野官房長官の発言を聞いていると、とにかく東電を悪者にすることによって、責任逃れをしたいとの様子がアリアリである。
自民党の長老である小里氏が、「急流で馬を乗り換えるな」と述べたそうだが、多くの議員達は、災害を利用して、ポスト菅に躍起になっているのが実態である。
国民受けを狙ってか、銀行に債権放棄を求めてみたり、思いつきが多く、外国人投資家からは、カントリー・リスクと受け取られかねない。
また、電力の「発送電分離」は、検討課題ではあるが、太陽光発電等のウエイトが増せば、いずれ、変えざるを得なくなることで、賠償問題に絡めるのは筋違いである。
このような状況が続くと、いわゆる「ジャパン・パッシング」につながり、日本の再浮上は、非常に難しくなることが懸念される。
今日のレコードは、コモドアの第6集の「ハーレムの巨人・ウィリー・ザ・ライオン・スミス」である。ジャズ・ピアノの父と呼ばれる、アール・ハインズ(いずれ、紹介する予定)の基礎に「ハーレム・ピアノ」がある。
最近、レ・フレールという兄弟が、ラグタイム・スタイルのピアノを演奏し、若い人たちの間で人気がるそうだが、ラグタイム・ピアノが、後の「ハーレム・スタイル」といわれるストライド・ピアノの基礎になる。
このレコードは1942年、彼が42歳の時に吹き込んだもので、彼の名人芸を知ることができる。