「二元論」
(17)のつづきの続き
ただ、初期のハイデガーは〈現存在が存在を規定する〉と考えて
いたが、それは唯一人間だけが世界を了解することができるのだか
ら、「人間が世界を規定する」、つまり主体である人間が〈本来的
時間性〉の下で世界を作り変えることは許されると考えていたが、
〈思索の転回〉の後は「存在という視点の設定が現存在(人間)に先
立つと考えてもいた。」(木田元 著「ハイデガーの思想」)つまり、
〈存在が現存在(人間)を規定する〉と考えを改めるようになった。
〈世界=内=存在〉としての人間は・・・あれっ、何だっけ?
また酔ってしまったので(つづく)