「『誤報?』の続報」

2011-01-23 08:58:39 | 赤裸の心
       「『誤報?』の続報」


 1月19日に「誤報?」という記事を載せましたが、その後、

誤報を指摘された田辺大(ゆたか)さんのブログ「社会を変えよう

―社会起業家入門」から「武井実良さんの報道における表記につ

いての整理」の中で詳しい経緯が伝えられていますので知りたい

方は是非そちらをご覧ください。

http://fp.cocolog-nifty.com/se/2011/01/post-2597.html

ご両親の思いを大切にされた「武井視良」さんと、一方で社会人

としてご活躍された「武井実良」さんを亡くされたご親族の方々

のご心痛を心よりお見舞い申し上げます。


                                  (おわり)




 「誤報?」

2011-01-19 00:11:05 | 赤裸の心
         「誤報?」


 マスメディアが伝えた情報を頼りに前回の記事「視良(みよし)」

を載せましたが、亡くなられた武井さんの個人名「視良」は誤報

であると伝えるブログがありました。正しくは武井「実良」さん

だと伝えています。

http://fp.cocolog-nifty.com/se/2011/01/post-b661.html

もしそれが本当なら私の記事「視良」は全くのデタラメを掲載し

たことになってしまいます。こと名前に関しての記事であったの

で驚きました。しかし、NHKを始め大手マスメディアのほとん

どがこんな単純な間違いを犯すのだろうか?と未だ信じられませ

ん。ただ、もしも「実良」さんが本当の名前であったなら、亡く

なられたご本人やご親族、並びに関係者の方々に多大のご迷惑を

お掛けしたことになり、この場で深くお詫びいたします。

「誠に申し訳ありませんでした」

 さらに、1月17日の時事通信は武井さんが歩んでこられた人生

を紹介していましたのでここに転載します。この記事にも「武井

視良」さんの名前で載せていました。


「ブラインドテニス普及に尽力=20年前に考案、海外にも―転落、

死亡の武井さん」時事通信 1月17日(月)20時45分配信

『東京都豊島区のJR目白駅で16日、視覚障害者のマッサージ師武井

視良さん(42)がホームから転落し、電車にはねられて死亡した事

故で、知人らは17日、日本ブラインドテニス連盟の会長を務め、普

及に尽力した武井さんの死を悼んだ。

 知人や同連盟などによると、武井さんが視力を失ったのは1歳の時。

埼玉県立盲学校(現・特別支援学校塙保己一学園)の高等部に在学

中、「空中に浮いたボールを打ちたい」と考えて試行錯誤を重ね、

卒業後、弾んだ際に音がする球を開発した。それまで視覚障害者の

スポーツでは、ボールは地面を転がすのが一般的だった。

 1990年に第1回大会が開催され、現在の競技人口は約300人まで増

えた。武井さんは2020年のパラリンピックでの種目採用を目指し、

英国や韓国などでも講習会を実施。9月にはロシアでも開催する予

定だった。
 
同学園の荒井宏昌校長は「昨年4月に英国の障害者スポーツ担当者

が来日した際、本校で実演してもらった。技術がすごかった」と振

り返る。ブラインドテニスを通じて武井さんと知り合った同連盟の

松居綾子事務局長(49)は「不慮の事故で信じられない」と語り、

「遺志を受け継いで、良いプレーヤーを育てるのが義務。夢をかな

えて武井さんに報告したい」と力を込めた。』

最終更新:1月17日(月)20時45分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110117-00000141-jij-soci                        

                               (おわり)

 「視良(みよし)」

2011-01-17 05:50:51 | 赤裸の心
               「視良(みよし)」


 今日のニュースをテレビで視ていて、普段ならほとんど見逃して

しまう筈の事故のニュースが、終わった後になってもその事故のこ

とが頭から離れなかった。以下は「asahi.com」が伝えるその事

故の情報です。

 「16日午後5時15分ごろ、東京都豊島区のJR山手線目白駅

で、全盲の同区北大塚1丁目、マッサージ師武井視良(みよし)さ

ん(42)がホームから線路に落ち、電車にひかれて死亡した。

 目白署によると、武井さんは全盲の妻(55)と帰宅途中で、最

寄りの大塚駅を乗り過ごしてしまい、目白駅で下車した。同駅は一

つのホームを内・外回りの線路がはさむ構造。逆方向の電車に乗り

換えるため、2人でホームを横切るように歩き、武井さんだけが反

対側の線路に転落した。つえをつく武井さんのリュックサックを、

後ろから妻がつかんでいたという。

 JR東日本東京支社によると、運転士は線路上に立っていた武井

さんに気づいて急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。

転落場所は同駅の改札口に続く階段から遠く、周囲に乗客は少なか

ったとみられる。

 目白駅のホームには、点字ブロックは整備されているが、ホーム

ドア(可動式ホーム柵)は設置されていなかった。」

http://www.asahi.com/national/update/0117/TKY201101160357.html

 何とも痛ましい事故であるが、テレビでは亡くなられた方の「

名前」がテロップで表示され、その「名前」を視てさらにやり切

れない気持ちになった。もちろん、私は亡くなられた方の生い立

ちを知る由もないが、「視良(みよし)」とは!恐らく、その方の

ご両親が生まれてきたその方の視力回復を願って「視良」と名付

けられたのだろうが、亡くなられた方や奥さんはもちろんの事だ

が、ご両親の無念さは如何ばかりかと察するに余りある思いがし

た。亡くなられた武井視良さんを心より悼みます。

                        (おわり)

「あほリズム」(110)~

2011-01-08 06:04:45 | アフォリズム(箴言)ではありません
              「あほリズム」


                (110)


 いずれ我々の社会から「自然権」なるものは忘れ去られることだろう。

それは誰かに奪われてそうなるというのではなく、我々自身が棄て去

るのだ。


                (111)


 果たして私は私自身の信奉者であっただろうか?もしかして誰か

の考えにただ追随して生きていただけではなかっただろうかか?

そもそも「生きること」とは自分自身を生きることであるなら、自分の

考えで生きること以外に自分の「生き方」などないのではないか。

たとえ自分の考えが自分以外の人に認められないとしても。



             (112)


 我々は何時だって新しい時代を待ち望んでいるが、ただ古い時代

を温めるばかりでは新しい時代を知ることが出来ないのではないだ

ろうか?新しい時代は新しい人の新しい考えによって生まれるとす

れば、新しい考えは古い人々の千の非難や嘲笑に耐えなければな

らないだろう。果たして私は千の批判や嘲りに耐え得る自分の考え

を持っているだろうか?もしかして新しい考えを批判したり嘲笑うだ

けのただの臆病者ではないだろうか?