「あほリズム」(636)

2020-02-07 07:59:57 | アフォリズム(箴言)ではありません

          「あほリズム」

 

           (636)

 日本語には「品格」という言葉があるが、トランプ大統領

を見ているとアメリカ大統領に相応しい「品格」に欠ける。

それでも彼が国民から支持されているすれば、いまやアメリ

カ国民の多くが品格よりも「アメリカファースト」を求めて

いるからにほかならない。だが、わが国もアメリカを笑うこ

とができない。安倍政権の下で不透明な便宜供与が疑われて

も、いまや日本国民の多くが首相の品格よりも「アベノミク

スの幻想」を求めているからだ。こうして「安倍一族」は官

吏たちの忖度に守られて滅ぶことなく続いている。

 「品格」を「余裕」と言い換えれば、今やアメリカは余裕

を失い始めている。余裕を失った社会から新しい展望は生れ

て来ないだろう。つまり、アメリカの終わりの始まりである。

そして、いまやアメリカどころではない巨額の負債を抱える

わが国は、すでにそれさえも話題にしなくなって、とうの昔

に「余裕」を失くして行き詰った社会はとうに終わっている。

 

          (637)

 

 アメリカの民主党の迷走ぶりを見ていると、まるでわが国

の野党の迷走の後を追走しているかのようだ。たぶんわが国

は《失政においては》アメリカ政府に先行している。

 

           (638)

 

 トランプ大統領のウクライナ疑惑への弾劾裁判は、共和党

がボルトン前大統領補佐官の証人尋問を拒否して主権者であ

る国民の「知る権利」を冒した。これは民主政治の否定にほ

かならない。共和党はまるでわが国の与党の隠蔽政治の後を

追走しているかのようだ。


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1 コメント

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Unknown (mirapapa)
2020-02-12 00:38:50
全く同感です!安倍の支持者の心が理解できない。心よりも金を大事にしてしまったのか、それとも抜けられないしがらみに絡め取られてしまったのか。いずれにしても健全な支持とは私には想像できません。
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