「自然に回帰しよう!」
(2)
科学物質が溢れかえる東京を引越さなければならないとすれば、引越し先
は当然自然環境が残る地方へ移ることになる。私は東京生まれで地方に親戚
縁者が居なかったので、必然的に広島の山村出身の妻の実家しか思い付かな
かった。さっそく妻は実家の母に孫の病気のことを話すと、母はすぐにでも
連れて来なさいと快諾してくれた。そこで、広島県の現状をネットで調べる
と、驚いたことに、原発事故によって放射能汚染が怖れられている福島県よ
りもはるかに多くの人口が流出していた。
「へえーっ、そうなんだ」
私は、もちろん放射能による被曝は気になったが、娘が化学物質の暴露を避
けるためならば人口流出が著しい福島県に引越すことも已むを得ないと思っ
ていたが、それよりも、日本一人口流出が進む広島県のことが気になった。
(つづく)
尚、人口流出の情報は以下の日本経済新聞より引用しました。
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