(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

三浦綾子作品-14  「天の梯子」 その印象  

2015-10-02 16:08:47 | 読書三浦綾子作品

読書 天の梯子 三浦綾子
主婦の友社 昭和53年発行 随筆

三浦綾子のキリスト教信仰の12章の随筆からなる、

第一章 祈りの姿
祈りは信者の呼吸である、神との対話である、
第二章 神との対話
具体的に祈る、祈ってあげたい人の名をノートに書いておこう、相手の知らない所で祈ろう
第三章 父なる神
祈りは自分を向上させる
第四章 病めるときに
病を治してくださいという祈りだけでは足りない、死について考えること、多くの人々のために祈る
第五章 死について 
如何なることがあっても感謝せよ、不意に来る死、すべてのこと相働きて益となる、神に祈り求めよ
第六章 うれしい時の神だのみ
苦しいときの神だのみは当たり前、うれしい時こそ神に祈ろう、一人の結婚は十人の悲しみ(三浦光世)、
その人達のために祈る、
第七章 神、吾と共にあり
インマヌエル・アーメン、仏教の念仏に当る、「主の祈り」、み名を崇めさせたまえ、最も重要な祈り
第八章 主の祈り
前半は神に関する祈り、後半は日常的の祈り、
第九章 汝、審くなかれ
なさざるの罪、他者をゆるさない罪、人間の罪は神以外には審くことができない
第十章 サタン
試みにあわせず悪より救い出し給え、サタンの試み、サタンはサタンの顔をしてやって来はしない、
第十一章 神は生きている
一度祈りの味をしめたらやめることはできない(榎本安郎牧師)、祈りが神に聞かれても聞かれなくとも
私達は人間として聖なる神に祈り求めつつ生きて行こう

第十二章 祈りは世界を変える
不機嫌は伝染する、信仰は愛である、愛とは尻ぬぐいをすることである、愛は伝染する
長尾巻牧師、賀川豊彦牧師、蒋介石につながる愛の伝染

  以上はこの本のエッセンスの抽出である、この本「天の梯子」とは人間が天の神に祈り、神はそれを

聞かれるということである、ただし祈るという行為は神に聞かれる場合もあれば聞かれない場合もある、

十字架にかけられる直前のイエスが祈ったように「わが父よ、もしできることでしたらどうかこの杯を

わたしから過ぎ去らせてください、しかしわたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって

下さい」とある、著者は誰にも知られなくとも、見られていなくとも、真実をこめて祈るように勧める、

自分一人の生き方が大事である、自分の魂のために、家族の生き方のために、隣人の幸福のために、

日本の政治のあり方のために、ロシア、アメリカ、中国、韓国、北朝鮮、台湾、東南アジア、ヨーロッパ、南

米、オーストラリア、アフリカ、中東、シリア、そのほかすべての人々のために、愛と謙遜をもって祈ろう

と勧める、

  この一人一人の精神の魂の働きに最大・最高の価値を与えその絶大なる効果について一人でも多くの人に

体感・実感して欲しい、そのほとばしるばかりの熱意が伝わってくる


最新の画像もっと見る

コメントを投稿