「東西美人画の名作 ≪序の舞≫への系譜」展(東京芸大大学美術館 3/31-5/6)を観た、
印象の強かった作品は、第1章「美人画の源流」では江戸時代の鈴木春信、勝川春章、そしてやはり喜多川歌麿である、たとえば「高名美人六家撰」など、第2章「東の美人」ではたとえば菱田春草の「水鏡」(明治30年)、鏑木清方の「一葉」(昭和15年)や「たけくらべの美登利」(昭和15年)がある、そして第3章「西の美人」では菊地契月の「友禅の少女」(昭和8年)、伊藤小坡の「歯久ろめ」(昭和13年),梶原緋沙子「老妓」(大正11年)がある、
第4章「美人画の頂点」では上村松園を頂上ととらえる、「母子」(昭和9年)、「序の舞」(昭和11年)、そのスケッチや下絵が展示され極めて興味深い、スケッチも下絵もそのまま独立した作品の趣がある、同じく昭和12年の「草紙洗小町」とその下絵も同じことがいえる、文句なしの美人画、
松園が愛用した筆などの画材道具も展示されていてあのような傑作を生みだした画材に親しみを感じて観入った
今回には展示がなかったが伊東深水の「銀河祭り」(昭和21年)も素晴らしい、絵葉書のみ購入した
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