熱海のイタリアン・レストラン”Mon”で製本教室の遅い新年会がありました。”Mon"(門とも…)は歴史のある古いレストランで、多くの文人墨客が集まった所だそうです。地物を使った料理はシンプルですが美味しい。9人の仲間はもう皆ペンショナー、お互いに労わりながらもなかなか立派な方が多くて勉強になります。
何回かの母の日プレゼントと言って娘二人がロボット掃除機をプレゼントしてくれた。普通の掃除機は腰に相当負担がかかり、お掃除が私にとって苦手です。まず試運転を数分やっただけなのに、まあ埃と小さな塵の多い事に驚いた。叩いたりほじったりして塵をかき集めるのですね。健気にもあちこちセンサーを働かせ動く。危険な場所は前もってセンサーで遮断しておくとそこから中には入って行かない。素晴らしいです!。充電が切れると独り充電場所へ戻って行く何て賢いのでしょう。ルンバはアメリカ生まれですから、アメリカ人も偉いねと感心しました。隣のキッチンまで敷居をまたいで出かけてくれる。後を追っている間に可愛くなってペットのように思えて来た。命名!シリウス・ジュニア、有難う有難う。
”さわやか”のランチ後は今年最初のお喋り会です。話題も徐々に下降線をたどり情けない事ですが、情報交換はとても大切です。40年になんなんとするお付き合いは悩みなど吹き飛ばしてくれる、何よりの良薬です。Kさんのご実家は何代も続くお医者さんの家系で古文書がたくさん残っており何代目かはあのシーボルトの時代、長崎へ医学の勉強に行ったとか書いてあるそうです。柚子茶を作ってきてくださったがこの漆器の小さな角盆はお父様がぷらっと寄ったデパートで彼女の名前の花が金で描かれていたのを見つけ、裏には名前を刻んでもらい買ってきてくださったそうです。亡きお父様の趣味の良さと胸の内が伺える心に沁みる話です。今度古文書を見せて頂くことになった。
大人気のステーキ屋さんへウイークデイなら…とお友達を誘って行っってきた。老体でもお肉は食べなくては…と最近考えるようになりました。瀬戸内寂聴さんほど長生きはしたいとは思わないけれど、彼女は毎日肉とワインだそうですから。何時も私は”げんこつ”ハンバーグをオーダーするのですがおしとやかなお友達は小さめの”おにぎり”にしました。食べてから気がついたのですが、”げんこつ”の方が美味しい…と思ったのは”おにぎり”は小さいので鉄皿の上ですぐにウエルダンになってしまう。やはり口に運んで丁度良いミディアムは”げんこつ”の大きさが必要なのですね。11時開店、すぐに満席となりました。
節分も終わりいよいよお雛様の出番です。市立図書館の児童コーナーへ私のつるし雛を飾ってもらいました。図書館の利用者が皆さん喜んで褒めてくださっているそうです。ささやかなボランティア、華やかでいいですね(自画自賛)。去年は病院のICUを出たばかりで朦朧としていた頃。一年経って不思議な感慨を覚えていますが、万全の体調ではなく悩んでいます。
何年か前ドイツへ旅した時、帰国するフランクフルト空港で荷物がオーバーウエイトになった数人の仲間が荷物の整理をしなければならず手間取った。その時少し離れたお店にプレッツェルを見つけ急いで数個買って飛行機へ乗り込んだ。日本へ帰ってからの我が家での朝食のそのプレッツェルの美味しかった事!。それからその味を求めて機会ある度に買い求めている私。昨日横浜で見つけた。同じとはいかないがあの想い出が頭から離れる事はない。独特な香りは苛性ソーダだそうですが日本では重曹を使っているとか…。その独特な香りが”ドイツ”です。
昨日、術後一周年を迎え診察に行って来た。主治医のK先生は順調に行っていると話しています。しかし近頃シクシク痛む所があり不安でした。それは陽気と私の歳の所為などと言うのですが私は納得がいかない。でもレントゲン写真はチタンの金具はしっかりと脊柱を支え筋肉がついてくるのを待っている感じ。全く神経が何かに邪魔されている事はないと先生は断言しています。とてもご自分の技術に自信がある…患者にとっては頼りがいのある先生、偉ぶらないざっくばらんのお人柄で私の大のお気に入りです。朗報の前に中華街で刀削麺のランチを孫息子と三人で。診察前の不安で盛大に…という訳にはいかなかったがほろほろに煮込まれた牛骨肉が美味しかった。K君折角来てくれたのにささやかでごめんね。