”北山修最後の授業”(NHK教育テレビ)とても良かった。彼は1965年ザ・フォーク・クルセダーズと言うグループで”帰ってきた酔っ払い”がヒットし一躍メディアに躍り出たが一年ぐらいで消えた。その彼が精神科医として九州大学で教鞭を執っていたのです。定年を迎え臨床心理学の最後の授業、生徒の一人になって先生の講義を夢中で聴いた。当時歌だけがあちこち飛んで行き、自分の心は置き去りにされ、テレビは人の心のウラが考えられない、想像できない。医学はパーソナルの問題で人の秘密を扱う、それなのに人の前に出ている事に疑問を持ち、元へ戻ったと言っていた。臨床心理士は患者の心のウラを読み取り心の照らし返し役になる、人の悲しみを懐に入れておく包容力が必要、と説いていた。とても柔和な優しさ溢れる顔、精神科医はこうあらねばと思いました。彼の内なるものが顔に表れています。作詞はずっと続けていて350曲ぐらい書いたそうです。”戦争を知らない子供たち””あの素晴らしい愛をもう一度””悲しくてやりきれない””イムジン河ー春”などいい詩を書いています。居なくなるから取り入れられるという心理学、教員が辞めるのも仕事のうちと言って学生から花束を受け、教室から去る先生の姿は淡々として驕らず、何ともいえない温かさが伝わってきた。
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