Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

わが夫、チェ・ゲバラ

2009-02-22 09:33:59 | 日記
チェ・ゲバラの夫人アレイダ・マルチの「わが夫、チェ・ゲバラ」愛と革命の追憶(朝日新聞出版)を読んだ。
映画二部作を観てある人が彼のロマンチシズムが描かれていないと言っていたが、私もそう思った。しかし、この本を読んで解った。革命家として「祖国か死か」という強烈な思いを最後まで持ち続けながら、ゲリラ戦を戦いながらも、何時も学習、勉強と見識を高める事に努力を惜しまず、アレイダにも本を読むように諭し、己を高めなさい、歴史を学びなさいと言っている。弱者に優しい彼は勿論、家族にも思いは深かった。アレイダへの手紙には家族への愛が溢れている。また、かのカストロが慈愛に満ちた思いやりの深い人とも書かれていた。一人の人間として対じした時、カストロにもこうした面があったのだと思った。
飢餓に苦しむゲリラにたった一つしか飴がなかったら「一つの飴を石で割り全員で分かち合う」とゲバラは言っている。これがゲバラのモラルであり、価値観であり、生きざまと訳者神奈川大学の後藤先生は言っています。彼の”行動”には疑問もあるがこの価値観、モラルは尊いと思うし私も大切にしたい。
ゲバラの革命への原点、映画「モーターサイクル・ダイアリー」も観た。旅が終わり、帰り道「僕の行く道は決まった」と自分に言い聞かせるように呟く。しかし…39歳で終わってしまった。本当に残念に思う。
1959年、来日し広島を訪れアレイダに手紙を出しています。「平和のため断固として闘うにはここを訪れるのがよいと思います」

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1 コメント

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Unknown (みーはー)
2009-02-22 21:27:06
映画では彼の内面が描かれていなかったね。
特に39歳の方は。
来日したの知らなかった。私は小学生だな。
本、読んでみるね!
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