たまごはスーパー食材と言われている。安価でたんぱく質、ビタミンやミネラルの宝庫。私の大好きな卵、コレステロール値が高いので気をつけて食べていた。しかし眼から鱗、肝臓がしっかりと働いていれば卵は一日2個食べても良いと言う。実はコレステロールは80%が肝臓で作られていると言う。医食同源の中国では16世紀の薬学書”本草綱目”(ほんぞうこうもく)に生卵の薬効が記述されているそうです。しかし生卵を食するのは日本だけ、これは生卵の温度管理がしっかりなされているから。たまごのすごい効能効果は貧血予防、肝臓の働きを助ける、眼のアンチエイジング、筋力アップ、抗酸化作用、脳の活性化、老化現象の発症を防ぐ…とくればもう万全でしょう。 食糧難の時代父は社宅の庭で10羽余りの鶏を飼育していた。生みたての温かい卵の手に残る感触は今でも忘れられない。しかしいつも生卵一個を二人で半分ずつ分けて卵ご飯にする。私は白身が嫌いなので黄身だけを半分誰かと分け、お醤油をたくさんかけて…と言う事になった。卵ご飯を食べる度に頭を過る悲しい思い出です。しかしその時代生みたて卵をご近所にも分けてあげていた。今、私が凝っているのは黒酢卵。7分茹でた卵を黒酢50cc、味醂50㏄、お醤油100cc、水100㏄に5㎝角のだし昆布を入れ沸騰直前に火を止める。この液に皮を剥いた卵を1日浸す。半熟の黒酢卵の出来上がり!。