”農”と言える!?

食推おばさんのソムリエ日記

オクシズの夕べ 井川の在来きゅうりを楽しむ会

2018-08-06 10:24:50 | 在来種 伝統野菜

在来蕎麦たがた 静岡中田店で、

「オクシズの夕べ 井川の在来きゅうりを楽しむ会」が開催されました。

  

静岡大学教授 稲垣栄洋先生による在来作物のお話

  

   

井川在来きゅうりの生産者 西川夫妻のお話と

たがたさんのお料理。

   

お料理の合間に、先生のお話や生産者さんのお話が入ることにより、

きゅうりがより味わい深いものになりました。

   

写真を見てもわかるように、井川在来きゅうりは

大きさも色もバラバラです。

緑色のもの、最初から黄色のもの、縞模様のものなど・・・。

  

こちらは、井川在来きゅうりのスライス。

大きな種が目立ちますね。

  

  

こちらは、井川在来なすを蒸したもの。

井川在来なすは、大ぶりのものほどおいしいとか。

  

  

まずは、井川在来きゅうりと一般的なきゅうりの食べ比べ。

在来のきゅうりの方が香りが強く感じられます。

そして、左端の黄色いものは、井川在来きゅうりを干して、漬物にしたもの。

味がしみています。

歯ごたえも抜群!!

  

  

井川在来きゅうりの味噌汁です。

5年物のお味噌とよく合います。

  

  

井川在来きゅうりのソテー、天ぷら、ナムル

天ぷらにした時の種の部分のおいしいこと!!

どれもシンプルな料理方法ですが、

加熱しても食感とみずみずしさが残っています。

  

  

井川在来きゅうりを2日間かつおだしに漬けたお蕎麦

お蕎麦は、鹿児島在来。

  

  

「ちゅるりんめん」と井川在来きゅうりのごまだれ

「ちゅるりんめん」は、小麦粉にお茶を入れた麺。

お茶を入れることで、グルテンとは違った粘りがでるそうです。

お茶は、足久保在来茶です。

  

  

玉川地区産 静岡在来蕎麦

在来蕎麦は、年によって味が異なります。

これは、味が薄いそうですが、

お塩だけで十分に風味を楽しむことができました。

今年の秋の新蕎麦は、どんな味になるのでしょうか?

  

 

今、流通している野菜は、生産性が第一で作られています。

それは、狭い農地で日本の人口の食をまかなうためには当然のことです。

生産性というのは、簡単に言えば「そろう」ことです。

  

在来作物は、そろいません。

先ほども書いたように、同じ種から

緑、黄色、縞模様・・・色々なきゅうりが出ます。

でも、その個性を殺さず、残すことによって、

気候変動があっても、全滅せずにどれかが生き残れるのです。

そして、そろわないからこそ、色々な食べ方が工夫されてきたのです。

   

でも、井川在来のきゅうりは、井川でその実力を発揮します。

他の土地では、うまく育ちません。

生活に密着した農業がそこにはあります。

   

改めて在来作物の底力を感じました。

私は、その在来作物を、小学生が観察日記を書くような気持ちで

見守り、食べ続けていきたいと思います。

 

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