”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

干しぶどうのオイルコーティング

2014-10-05 07:43:43 | 干し野菜

昨日、自家製干しぶどうについて、記事を書いたところ、

「市販の干しぶどうの中には、油をまぶしてあるものもある。」

ということを教えていただきました。

  

私は、もともと干しぶどうがあまり好きではないので、

お菓子を作る時くらいしか使ったことがなく、

じっくりと食品表示を見たこともありませんでした。

  

 

そこで、買い置きしてあった

ラム酒入りレーズンの袋を見てみると・・・。

「米油」と表記されています。

  

  

では、なぜオイルコーティングが必要なのかというと

 ・実から出た糖分で、フルーツ同士がくっつくのを防ぐ。

 ・乾燥が進んで、残った水分が飛び過ぎないように保湿の役割り

ということが挙げられます。

  

 

もちろん、「オイル不使用」というものもたくさん販売されています。

オイルコーティングされていない干しぶどうの良い点としては、

 ・自然のおいしさ

 ・自家製天然酵母作りに最適

ということが挙げられています。

  

  

そう、「オイル不使用」のアピールポイントとして、

必ず登場する「自家製天然酵母作り」という言葉。

なぜ、オイルコーティングされた干しぶどうだと、難しいのでしょうか?

  

その理由を調べてみると、

 ・酵母は干しぶどうの表面に多く存在するため、オイルの膜を張られてしまうと

  酵母がスムーズに活動するのを阻害される。

 ・コーティング処理の段階で、酵母が弱ったり、死んだり、減ったりする。

  

  

つまり、元気の良い酵母がたくさんいるのが、オイル不使用の干しぶどう

ということになるのでしょう。

 

今回も、学ばせていただきました。 (*^_^*)

 

コメント
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