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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 2019.05

2019-05-31 | g ブックレビュー〇





 読み終えた本を書棚に順番に並べていく。それを写真に撮ってダイアリーに貼っておく。以前はこのような簡単な方法で読んだ本の記録に代えていた。ブログを始めてからも同様の方法を続けてきている。



令和元年の5月は5冊の本を読んだ。

『新聞記者』望月衣塑子/文春新書 

新書より文庫の方がふさわしいのではないかと思う。本書を原案にした映画が6月に公開される。公開されたら観たいと思う。

『桜』勝木敏雄/岩波新書

桜の分布種と分布域について書かれた本。分類に関する考え方は大いに参考になると思う。

『虫や鳥が見ている世界 ―紫外線写真が明かす生存戦略』浅間 茂/岩波新書

『僕って何』三田誠広/河出書房新社

著者の講演を聴いて、およそ40年ぶりに再読した青春小説。

『三四郎』夏目漱石/新潮文庫

三田さんの講演で取り上げられた小説。50年ぶりの再読か。**三四郎は何とも答えなかった。ただ口の中で迷羊、迷羊と繰返した。** (337頁) 

5月、ストレイシープ・・・。


6月は『3001年終局への旅』アーサー・C・クラーク/ハヤカワ文庫、「宇宙の旅」シリーズ完結篇 の再読から。

 

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― 「奥深い魅力のとりこに」

2019-05-26 | g 火の見櫓考〇




 某ブロック紙(と言っても全国で4紙しかないから、直ちに特定されてしまうが)の熱中人(ねっちゅうびと)というシリーズで紹介していただいた。紙面一面の上半分の大半を割いた、大きな記事になっていてびっくりした。

記事には「奥深い魅力のとりこに」と「県内外の火の見やぐら巡りブログで紹介」という見出しが付けられている。記事は一人称で書かれていて、最後は**多くの人が興味を持ってくれるとうれしいです。**と結ばれている。

私が火の見櫓巡りを始めるきっかけとなった大町市美麻の木造の火の見櫓(過去ログ)と黒四ダム建設の際、砕石プラントの監視塔として使われた後、穂高に火の見櫓として移築された火の見櫓の写真が載っているが、穂高の火の見櫓の写真を見て驚いた。常念を背景に写真が撮れるのか・・・。

今日(26日)の午前中、早速出かけてきた。


常念岳を背景に立つ安曇野市穂高の火の見櫓 

火の見櫓は一度見たからといって満足してはいけない。**デザインが多彩な上、同じものでも、見る場所や季節、天候、時間帯で全く異なる趣きを見せる**のだから。


私の冗長な話しを上手くまとめて記事にしていただいたK記者に感謝したい。
 

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久しぶりに小説を読む

2019-05-23 | g 読書日記



 19日(日)の午後、塩尻のえんぱーくで作家・三田誠広さんの講演を聴いた。三田さんが講演の中で取り上げた夏目漱石の作品を読み始めた。このところ新書ばかり読んでいた。久しぶりに読む小説が夏目漱石、というのは良いかもしれない。  

新潮文庫のカバー裏面に**あなたは余っ程度胸のない方ですね**というこの小説の登場人物のせりふがキャッチコピーのように載っている。このセリフは三田さんも紹介していた。

自室の書棚にこの小説を探したが見つからなかったので買い求めた。定価340円(税別)を見てびっくり、安い・・・。

奥付けによると、平成二十八年十一月十日 百五十三刷。 やはり名作は読み継がれる。この際、「坊ちゃん」もまた読むか。


 

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本のデザイン 章の扉

2019-05-19 | g  「あ、火の見櫓!」


左から『虫や鳥が見ている世界』浅間 茂/中公新書 
   『ふしぎな国道』佐藤健太郎/講談社現代新書 
   『雲を愛する技術』荒木健太郎/光文社新書

 各章の扉のデザインも気になる。

今読んでいる『虫や鳥が見ている世界 ―紫外線が明かす生存戦略』浅間 茂/中公新書 の中扉には大きく写真を載せ、章題の白抜き文字を四角く囲み、右上に配置している。横フレの写真を2カット縦に配置しているが、下の写真は紫外線カメラで撮影した画像。なるほど、こういうデザインもあり、だな。

私はここに火の見櫓のある風景のスケッチを使おうと思っているが、うまくできるかどうか・・・。そろそろ、表紙や扉のデザインの案が提示されると思う。

追加や差し替えをお願いした写真のレイアウトは上手くいっただろうか。明日、担当のT君に進捗状況を聞いてみよう。




 

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「鳥や虫が見ている世界」を読む

2019-05-17 | g 読書日記

■ 『桜』勝木敏雄/岩波新書を読み終えた。著者のプロフィールを見ると専門は樹木学、植物分類学、森林生理学とある。本書には桜の分類について、桜の分布域について書かれている。著者は植物の分類が専門とのことで、桜の分類について詳細に説明している。桜には栽培品種があり、また多くの雑種・変種があるために分類が難しいという。分類に関する記述は、別の対象の分類を考える際に大いに参考になるだろう。

*****

さて、次は『虫や鳥が見ている世界 ―紫外線写真が明かす生存戦略』浅間 茂/中公新書。

この様なテーマには関心があり、類書も読んでいる(過去ログ)。書店でこの本を目にし、目次を見ることもなく、内容も確認しないで買い求めた。掲載されている写真は全てカラーで、本の用紙が上質で厚く、ページを繰りずらいことが少し気になるが、読んでいるうちに慣れるだろう。

虫や鳥たちも同じ世界に棲んでいながら見ている世界は全く違う。興味深い内容の本。しばらくはこの本の世界に浸ろう・・・。 


 

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梯子乗り

2019-05-17 | g 火の見櫓観察記

■ 5月12日の午後に飯山市の飯山小学校グラウンドで行われた飯山市消防団の梯子隊による梯子乗りを見てきた。しばらく前に新聞で最後の観閲式だと知り、是非見たいと思った。この日が最後となったのは団員の減少などにより、継続が難しくなったから、とのこと。


飯山小学校のグラウンドで行われた梯子乗り











消防団員や地域の人たちが大勢見守る中、5人の団員がそれぞれ違う技を次々披露した。上掲写真はその様子。




まとい 右から栄村、野沢温泉村、木島平村、山ノ内町。左の瑞は飯山市にある瑞穂地区のものだと思う。






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1191 飯山市静間の火の見櫓

2019-05-15 | g 火の見櫓観察記


1191 飯山市静間 4脚8〇型 撮影日190512

■ 電線が邪魔。電柱も火の見櫓も道路沿いに建てられることが圧倒的に多いので、こんなことになってしまう。





この写真では分かりにくいが(撮影方向が悪いから)、正面(道路側)のみ開口が確保され、櫓内部に出入りできるようになっている。ここはやはり脚としてのデザインをして欲しい。


12日に出合った火の見櫓は11基。本稿でそれら全ての紹介終了。

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1190 中野市壁田の火の見櫓

2019-05-15 | g 火の見櫓観察記


1190 中野市壁田 4脚8〇KP型 撮影日190512



造形的に美しい、と思う。




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1189 中野市柳沢の火の見櫓

2019-05-15 | g 火の見櫓観察記


1189 中野市柳沢 日高見神社 4脚8〇型 撮影日190512

 坂道沿いに立つ火の見櫓で遠くから見えていた。坂道の上方にからカメラを水平方向に向けて火の見櫓を撮った。逆光なのは仕方がない。全形は整っているが、過半のブレースがリング付きの細い丸鋼でないために櫓の透け感がイマイチですっきりしていないところがやや難、と言うのが私の感想。



梯子の床面から上部の長さがもう少し欲しい。手すりに飾りはなく、シンプル。今回の火の見櫓巡りでは飾り付きの手すりを見ていない。飾りの有無には地域性があるのかもしれない。

たっぷり時間がある身になったら、いろんな観点から撮りためた多数の写真を基に火の見櫓の地域性について調べてみたい。例えば松本地域には3角形の櫓が4角形の櫓より圧倒的に多く、諏訪地域(伊那方面まで含めた広域で捉えても)には松本地域とは逆に4角形の櫓が圧倒的に多い、ということは分かっているが、統計的には把握していない。単なる印象ではなく、客観的なデータとして捉える作業をしてみたい。



脚部。正面にのみアーチ部材を用いて開口をつくっている。



銘板により、この火の見櫓が昭和31年(1956年)に建設されたことが分かる。



火の見櫓を望遠する。鎮守の杜をバックに凛々しく立っている。


 

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1188 中野市柳沢の火の見梯子

2019-05-15 | g 火の見櫓観察記


1188 中野市柳沢 2脚無無型(火の見梯子) 撮影日190512


 

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1187 中野市金井の火の見櫓

2019-05-14 | g 火の見櫓観察記


1187 中野市金井 金井農業集会所 4脚8〇型 撮影日190512

■ この火の見櫓、脚部である一番下のフレームだけにリング対ブレースが使われ、それ以外は全て平鋼と山形鋼の交叉ブレースだ。



何だかスッキリしているな、と思って見ていて、屋根の下地材が無いことに気がついた。厚手の鋼板を使えばこんな屋根もできるということか・・・。





初めは脚に付けてあるステップだけで、 一番下の梯子は後から設置されたのかもしれない。きっとそうだ。


 

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1186 中野市若宮の火の見櫓

2019-05-14 | g 火の見櫓観察記


1186 中野市若宮 西翁寺参道脇 撮影日190512

■ 飯山市役所に問い合わせて、飯山市の梯子隊の観閲式は午後2時50分ころ始まる消防訓練の中で行われるということを知っていた。時間的に余裕があったので、中野市内の火の見櫓巡りをしながら、と言っても下調べはしていないので行き当たりばったりだったが、会場の飯山小学校に向かった。

この火の見櫓は背が高く、見張り台と同じような踊り場がある。それで4脚8〇型ではなく4脚8〇〇型とした。前稿に載せた火の見櫓のブレースは全てリング式ターンバックル付きの丸鋼ブレースだったが、この火の見櫓は全て平鋼と等辺山形鋼の交叉ブレースだ。



屋根と見張り台の様子を見る。半鐘の他に赤色灯がある。見張り台の床の開口上部に手すりを設置してある。このような火の見櫓を時々見かけるが、安全上の配慮として好ましい。





脚部のデザインとして好ましい。やはり脚部はこうでなくちゃ。




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1185 火の見櫓のある風景 中野市新井にて

2019-05-14 | g 火の見櫓のある風景を撮る〇


1185 中野市新井 火の見櫓のある風景 4脚8〇型 撮影日190512

■ 火の見櫓は国道クラスの幹線道路沿いより集落内の生活道路沿いの方が多い、と断定的には書けないが、たぶんそうだと思う(このことは例えば火の見櫓を地図上にプロットするサイトの塔マップなどで調べれば確認できるだろう)。この火の見櫓も生活道路沿いに立っている。4脚で屋根が8角形、見張り台が円形(型の表記では〇としている)という組み合わせが多い。



8角形の屋根と4本の柱の上端をきっちり納めている。8角形と4角形、この組み合わせもなかなか好い。軒先にはやや大きめの蕨手が付いている。見張り台の手すりは至ってシンプル。



東北信の櫓としては珍しく、ブレースがすべてリング付きだ。梯子を切り換える簡易な踊り場にも半鐘が下げてあるが、やけに小さい。リングと大きさを比べれば分かる。



脚部は正面のみアーチ部材を用いて開口を確保している。





 

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1184 中野市江部の火の見柱

2019-05-14 | g 火の見櫓観察記


1184 中野市江部 1脚無無型(火の見柱) 撮影日190512

■ 電柱用のコンクリート柱を使った火の見柱。

近くに車を停めることができるスペースが無く、通り過ぎた。路上駐車するわけにはいかない。上の写真の後方に写っている信号の先に適当な場所が見つかり、車を停めて歩いて戻ってきた。そのままスルーしてしまうことも時々ある。



半鐘には乳が付き、撞き座や帯もある。簡易な火の見櫓にこのような古い半鐘が吊り下げられていることも少なくない。小さなフックがコン柱についているが、半鐘を叩く木槌を掛けてあったのかもしれない。



梯子をコン柱に留めている様子。ステップボルト用の穴を使っている。




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1183 中野市西条の極細火の見

2019-05-13 | g 火の見櫓観察記


1183 中野市西条 3脚6〇型 撮影日190512



■ 以前これと同じように極細の火の見櫓を飯山市で見た。細すぎて櫓の中に梯子が納まらないので、外付けされている。


 

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