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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1081 松本市笹賀の火の見櫓

2018-09-29 | g 火の見櫓観察記


1081 松本市笹賀 松本短期大学の近く 3脚86型 撮影日180928

■ 
火の見櫓めぐりを始めた時から先を見通してせめて通し番号を付けるくらいのことはきっちりしておくべきだった。基礎的なデータの管理は基本中の基本なのに・・・。この火の見櫓は初見ではない。2010年の6月6日に撮影した写真がある(下、左)。だが、過去ログを当たってもこの火の見櫓は出てこなかったので番号を付けた。ブログにアップしなかった、としか考えられない。

 
左 撮影日20100606        右 撮影日20180928

少しアングルが違うが同じ火の見櫓だということは分かる。火の見櫓だけでなく、後ろの建物や架線の様子も同じだ。

8年の間にモーターサイレンが設置され、脚元に消火ホース格納箱も設置された。屋根を比べれば分かるが、塗装もされてサビサビからピカピカへ。これはうれしい。



3角形、柱が3本の櫓に8角形の屋根を載せている。見張り台は6角形。3脚86、このような組み合わせは多くはない。





脚元に咲くコスモス。


 

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村上春樹の小説

2018-09-29 | g 読書日記



■ 村上春樹の小説を集中的に読んだのは10年以上も前のこと。過去ログ

暗喩的な表現が多用されている村上作品は、読み手に解釈が委ねられている。これが特にヨーロッパで村上春樹作品の評価が高い理由だろう。自身の知的解釈を開陳することが好きな彼らにピッタリ、というわけだ。

村上春樹の作品をほとんど読んでいなかった私は、毎年ノーベル賞候補になる作家の作品なら一通り読んでおかねば、との思いから数カ月かけて読んだ。ではこの先、村上春樹の作品を再読することがあるか、と自問するに「ないだろうな」との内なる声。

で、本日(28日)書棚から取り出して箱に納め、そのままTさんにプレゼントした。ちょうど20冊あった。カオスな書棚にはまだ何冊か残っているはず。見つかれば追加プレゼントするつもり。

本気で本を減らさないと、ますます増えてしまう。なんとか1000冊、いや500冊まで減らし、更に200冊まで減らしたい。残った本を見れば、自分のことが分かるだろう。そう、これは自分探しの本減らし。




以前 川上弘美の作品をYさんにプレゼントした。これはその時に撮った写真。

さて、次は誰の作品と別れよう・・・。


 

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「花だより」

2018-09-26 | g 読書日記



■ 朝カフェ読書で『金閣寺』読了。

今朝(26日)書店を覘いて平積みされていた『花だより』高田 郁/ハルキ文庫を買う。この小説は『みをつくし料理帖』全10巻(過去ログ)の特別巻で、主人公の澪や幼なじみの野江、澪が思慕していた小野寺数馬、つる家の店主・種市たちのその後のものがたり。

『みをつくし料理帖』を読了したとき、登場人物たちのその後が気になっていたので、この『花だより』の刊行はうれしい。読書の秋、このところあまり読んでいなかった小説を読むことにしよう。


 

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1080 茅野市本町の火の見櫓

2018-09-24 | g 火の見櫓観察記


1080 茅野市本町 4脚444型 撮影日180923





■ 半鐘が屋根の端に下げられている。冷遇されているように感じる。見張り台の手すりにリング付きブレースを使っているのを久しぶりに見た。見張り台の床面に当てがっている方杖は大きく反っている。



見張り台と同じデザインの踊り場。デザインのトータリティ、やはり同じデザインで統一されているのが好ましい。櫓の構面は脚部のようにアーチ部材を用いて構成されている。踊り場の高さは約10メートル。総高は20メートル近くあるだろうか、背の高い火の見櫓だ。



トラス脚。逆U形の部材のカーブがなかなか好い。


カーナビ頼りに移動するとどうしても同じルートになるので、あえてカーナビのガイドに従わないようにしている。右だと言われれば左に曲がったり。それでもなぜか以前と同じ道を走行してしまうことが多いような気がする。道の選択にはクセがあるのかもしれない・・・。

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茅野市の防火貯水槽の蓋

2018-09-23 | g 地面の蓋っておもしろい〇


撮影日180923 火の見櫓の脚元に防火貯水槽があり、消防信号板と防火水槽の表示板が取り付けてある。蓋も写ってはいるが・・・。

 

蓋の中心に市章(茅野市のHPより転載)が入っているのでこの向きで良いことが分かる。

 
仮面のビーナス 撮影日150627

市章はチノをデザインしたものだそうだが、国宝の仮面のビーナスの顔の輪郭とよく似ている。市章の制定が1958年の9月、仮面のビーナスの出土が2000年の8月だという。市章のこの形は仮面のビーナスの発見を予見していかたのようだ。


 

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― 茅野市玉川の火の見櫓

2018-09-23 | g 火の見櫓観察記


(再) 茅野市玉川 玉川郵便局の隣 4脚4〇型 撮影日180923

この火の見櫓も今年の1月7日に見ている(過去ログ)。逆光で撮るのは難しいが、まあこのくらいなら良しとしよう。全形が整っている。



円形の見張り台も好いなぁ。各柱から見張り台に方杖2本、床下には横並びの✖。


 

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― 原村の火の見櫓

2018-09-23 | g 火の見櫓観察記


(再) 諏訪郡原村 4脚44型 撮影日180923

 今年の1月7日以来2度目。なんとなくこの風景に既視感があったので確認して分かった。





現地で見ていた時は気がつかなかったが、撮った写真を見ていて気がついた。外付け梯子と踊り場部分の構面の構成の組み合わせがおかしい。開口になっている奥の構面のところに外付け梯子を掛けてないといけない。奥には外付け梯子を設置する空きスペースがないから櫓の向きが逆で、奥の開口部が手前になっていなければいけなかったのではないか。建て方の時に間違えたのかな・・・。



で、急遽手前のブレースの左側を外したのではないか。よく見るとガセットプレートに孔がある。



リングを右側に寄せるとブレースも短くて済むから、リングの中に余長部分があるし、リングと柱の間に丸鋼を水平に入れて固定している。



脚の構成を見ると道路側だけ、他とは違う。これはなぜ?

今年の1月7日には全形写真を撮っただけだった。今回もそれで済ませていたら、このようなことに気がつかなかっただろう。


 

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― 富士見町富士見の火の見櫓

2018-09-23 | g 火の見櫓観察記


(再) 諏訪郡富士川町富士見 4脚44KP〇型 撮影日180923

 この火の見櫓はちょうど一年前にも見ている(過去ログ)。その時は張り台の下にあるカンガルーポケット(KP)を見落としていたのか、型の表記にKPを入れていない。今回は別の方向から写真を撮った。やはり印象が違う。



屋根の裏面の濃いグレーに対し、下地が白だから構成がよく分かる。



あまり大きくないKP



ん? 踊り場部分の櫓のこの構成はなぜ? 4面ともブレースを設置したんじゃ、いけなかったのかな。

手すり子の上端を外側に円弧状に曲げてひと回り大きい手すりを支えるという凝ったつくり。



一度見たからもういいや、ではなく、二度三度と見ると新たに気がつくことがある。読書と同じだなぁ。



 

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1079 富士見町落合の火の見櫓

2018-09-23 | g 火の見櫓観察記


1079 諏訪郡富士見町落合 富里公民館 3脚無3型 撮影日180923





 鋼管の火の見櫓は山形鋼の火の見櫓より新しい。鋼管相互をきっちり溶接、剛接合していてブレースは無し。このような火の見櫓の風景に対する親和性が低いのはなぜだろう・・・。


 

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1078 富士見町乙事の火の見櫓

2018-09-23 | g 火の見櫓観察記


1078 諏訪郡富士見町乙事 3脚3無型 撮影日180923 




 

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1077 北杜市小淵沢町の火の見梯子

2018-09-23 | g 火の見櫓観察記


1077 北杜市小淵沢町 JR小淵沢駅のすぐ近く 撮影日180923

■ やや後傾させた梯子につっかえ棒をあてて建てている。これを柱3本の櫓とみるか、梯子+つっかえ棒とみるか、判断に迷う。つっかえ棒と梯子を横架材でつなぎ、更にブレースを入れていれば櫓を構成していると判断するが、この様子から梯子✛つっかえ棒と判断するのが妥当だと思う。

「そんなこと、どうだっていいじゃん」と陰の声。




 

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「金閣寺」

2018-09-20 | g 読書日記

 中高生がよく読む(ここはよく読んでいたとすべきかな)川端康成の作品といえば『伊豆の踊子』(過去ログ)、三島由紀夫は『潮騒』だろうか。ふたりの代表作を問われれば私は『雪国』(過去ログ)と『金閣寺』を挙げる。私がこれらの作品を読んだのは高校生の時だった。

その後『金閣寺』を数回読んでいるが(過去ログ)、また読み始めた。

**目の前の眺望がわが目を疑わせた。久しいあいだの燈火管制を解かれた京都市は、見わたすかぎりの灯であった。(中略)灯は一つの立体をなしていた。平面のそこかしこに散らばる灯が、遠近感を失って、燈火ばかりでできた透明な一つの大建築が、複雑な角を生やし、翼楼をひろげて、夜の只中に立ちはだかっているように思われた。**(90頁) 

戦争が終わって間もないある夜、主人公が鹿苑寺の裏手にある不動山に登り、頂上から見た京都のまちの様子をこう描いている。改めて書くまでもないが、描写力がすごい。「金閣寺」は三島由紀夫が31歳の時の作品だ。 

名作は繰り返し読むことに堪える。今週はこの作品をじっくり読もう。


 

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山ノ内町のマンホール蓋

2018-09-15 | g 地面の蓋っておもしろい〇




撮影日180914                                                                                  町章

◎ 山ノ内町といえば、ニホンザルが浸かる地獄谷温泉が有名。この山ノ内町のマンホール蓋には数種類ある(過去ログ)。これはその内のひとつで横倉で見かけた。

蓋の中央の山は山容から高社山(別名高井富士)だと思われる。山の上に配された町章は「3つの山」が「内」を囲むデザイン。町章の両側のブドウと山の下のリンゴ(リンゴの花が村の花)とエノキダケは町の特産。「西部地区 農業集落排水」と「やまのうち」の文字。


 

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1075 高山村奥山田の火の見櫓

2018-09-15 | g 火の見櫓観察記


1075 上高井郡高山村奥山田 山田温泉 4脚8〇型 撮影日180914

■  形は好いのに維持管理が良くなくて、錆が目立つのは残念。





見張り台まで登らずに地上でワイヤーを曳くことで半鐘を叩くことができる打鐘装置を設置してある。



脚元にいろんなものがあって、ごちゃごちゃしてる。これはちょっと・・・。



銘板に「山田村消防団温泉分団 竣工 昭和三十一年四月」とある。1956年(昭和31年)9月30日に山田村と高井村が合併して高山村が誕生した。この火の見櫓は高井村との合併直前に竣工している。山田村は1889年(明治22年)に中山村と奥山田村が合併してできた。所在地の奥山田という地区名は旧村名で、この経緯の名残。


 

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1074 小布施町都住の火の見櫓

2018-09-15 | g 火の見櫓観察記


1074 上高井郡小布施町都住 4脚4〇KP型 撮影日180914

■ このように道路を中心に配置し、両側の家屋などで遠近感、奥行き感を示す構図を「道路山水」というそうだが(過去ログ)、好きな構図だ。





端正なつくりは見て気持ちが良い。見張り台の開口上部に安全手すりを設置してある。カンガルーポケット(KPと略記)もきちんとつくられている。「きちんと」は私が火の見櫓に限らずものを見るときのキーワード。



脚部 前後にアーチ部材を配し、両測面にブレースを設置している。マンホール蓋が写っている(小布施町のマンホール蓋:過去ログ)。


 

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