透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

茂田井地区の地面の蓋

2024-04-06 | B 地面の蓋っておもしろい


佐久市茂田井にて 2024.04.02 
地面の蓋の後方に立つ火の見櫓は後ろに迫る落葉樹林と同化していて、姿かたちがよく分からない。


 ひらがなで「もたい」とだけ表記されているマンホール蓋。漢字では茂田井。江戸時代にはひとつの村としてまとまっていた茂田井は現在行政上、立科町茂田井と佐久市茂田井とに分かれている。佐久市と立科町にまたがるこの地区で特定環境保全公共下水道事業を運営している川西保健衛生施設組合(構成団体は佐久市、東御市、立科町)の蓋。下に載せた立科町の蓋と同じデザインで「たてしな」という表記だけが違う。


マンホール蓋の外周にはスズランがデザインされている。シラカバ、その後ろは女神湖か。背景には蓼科山が描かれている。円形の中にうまく納めたデザインだと思う。


 


鉄腕アトムのマンホール蓋

2024-02-29 | B 地面の蓋っておもしろい

◎ 諏訪大社下社の春宮と秋宮の近くに鉄腕アトムをデザインしたマンホール蓋が設置されたことを知った。ネットで検索するとこのことを報じているメディアの記事が見つかる。昨日(28日)早速見に行って来た。自宅から下社春宮までは25km足らずで、たいして遠くはない。


諏訪大社下社春宮 幣拝殿(中央)と片拝殿(両側)

ふた活、ヤグ活の前に参拝。


秋宮近くにある「おんばしら館 よいさ」の敷地内に設置されているマンホール蓋。空飛ぶ鉄腕アトムと春宮の鳥居がデザインされている。鮮やかな色。アトムってこんなにかわいい顔をしていたんだ。



諏訪大社下社秋宮 神楽殿 


秋宮にアプローチする通りに設置されているのは春宮の近くに設置されているものとは違うデザインのアトム蓋。アトムとお茶の水博士が秋宮の幣拝殿の前に立っている。


後方左側に秋宮の杜が見えている。このマンホール蓋の設置されている場所は既にグーグルマップに示されている。

なぜ下諏訪町のマンホール蓋に鉄腕アトムなのか。説明板にこのことが記されている。





春宮の鳥居前に設置されている御柱をデザインしたカラー蓋



このマンホール蓋は既に一度載せているが(過去ログ)、その時の蓋はカラーではなかった。

下諏訪町の木・さくらと町の花・つつじをデザインしている。単純に直線で6分割するのではなく、蓋が円形であることをちゃんと意識して回転運動をイメージさせる分割ライン。すばらしい!

「おんばしら館 よいさ」の近くで偶々見つけた。


ふた活、ヤグ活はよく歩く。半日で歩数はおよそ6,900歩だった。


松山市のマンホール蓋

2024-01-17 | B 地面の蓋っておもしろい




撮影日:2024.01.11
 松山市のマンホール蓋 カラー蓋も見ました。1972年(昭和47年)に選定された松山市の花・ヤブツバキです。円形の中に上手く納めています。その周囲を縁取っているのは伊予かすりの井桁文様。 まつやま おすいという表記、みんなでつくろう住みよい松山というメッセージも。

火の見櫓を背景にして撮るという条件は満たせず。


 


旧武川村のマンホール蓋

2022-12-16 | B 地面の蓋っておもしろい




  山梨の山荘からの帰路、北杜市武川町三吹で見た最後の火の見櫓、27基目(過去ログ)を背景に旧武川村のマンホール蓋の写真を撮った。

マンホール蓋(直径60cm)に円を入れてその外側に稲穂と「むかわ」「農集排」という文字を入れている。円の内側には中央に滝(精進ヶ滝)、左側に桜(山高神代桜)、右側に松(舞鶴松)を配している。この桜と松は国の天然記念物だという。無難にまとめたという印象のデザイン。

上の写真に舞鶴松と国道20号の案内板が写っている。


この火の見櫓とマンホール蓋を見た後、自宅目指して国道20号をひた走った。で、自宅着5時40分、走行距離は158km(2日間 計339km)だった。火の見櫓巡りをする時は思いのほか歩く。11日の歩数は約5,700歩、12日は約1,800歩だった。

本稿で11,12両日の火の見櫓巡りの記録を終了する。


 


MGプレスの記事と北杜市明野町のマンホール蓋

2022-12-15 | B 地面の蓋っておもしろい


 昨日(14日)のMGプレス(*1)の2面に上掲写真のように**ご当地マンホール探訪**という見出しの記事が掲載された。別に付けられた縦見出しは**違った視点で旅する楽しみ**

先月某日、MGプレスの記者・Yさんと一緒に塩尻市から安曇野市をめぐる「ちょこっとツアー」をした。記事には私とYさんが安曇野市の新しいカラー蓋を見ている大きな写真に加え、10種類ものマンホール蓋の写真が掲載されている。

記事には**火の見櫓(櫓)が大好きで「火の見ヤグラー」を名乗る平林さんのこだわりは、蓋と火の見櫓を一緒に写す構図だ。**という私を紹介する一文も。 そう、マンホールの世界に遅くに入りこんだ(入りこんでしまった)私はこのようなタイトな条件を設けて写真を撮っている。


11日にも山梨の山荘に向かう途中で上掲記事のような構図の写真を撮った。


北杜市明野町小笠原で撮った旧明野村のマンホール蓋 2022.12.11
後方は前稿に載せた火の見櫓


マンホール蓋が円いことを意識したデザイン。三角形に配置した3つの円の中に村の鳥・キジと村の花・ツツジ、村の木・ヤマザクラを描いてある。蓋上部の左右にAKENOの文字。同じ文字を2つ入れてある蓋を見るのは初めて。珍しいと思う。下に小さく下水道と入れてある。文字のところの2本、3本の帯が何を表現しているのかは分からない。

火の見ヤグラーにしてマンホ―ラーな生活は続く・・・。


 


凹凸

2022-11-29 | B 地面の蓋っておもしろい



 信州スカイパーク(松本空港の周囲に整備されている広域公園)をカメラを提げてウォーキングしている。広葉樹はすっかり落葉して、撮影対象がなかなか見つからない。で、夕日を受けてギラギラ輝くマンホール蓋、略してギラマンを撮った。手前に落ちている影が文字や図をより高く見せている。錯覚効果で凹凸が強調され、おもしろい写真が撮れた。


 


甘楽町のマンホール蓋

2022-07-14 | B 地面の蓋っておもしろい




甘楽町のマンホール蓋 同町福島にて 撮影日2022.07.08

 蓋が円形であることを意識したデザイン。外側の円形の帯に町の花・ソメイヨシノが描かれ、内側の円には町の木・アカマツをバックに町の鳥・キジが描かれている。下側に かんら おすい と表記。


こちらは汚水ますのコンクリート蓋


 


群馬県昭和村のマンホール蓋

2022-07-13 | B 地面の蓋っておもしろい


群馬県利根郡昭和村のマンホール蓋 撮影日2022.07.08



 蓋に描かれているのは後方に赤城山(私は国定忠治の「赤城の山も今夜を限り、生まれ故郷の国定村や云々」などというせりふが浮かぶ最後の世代かもしれない。そうでもないのか・・・)、片品川を大きく跨ぐ関越自動車道の片品川橋、右下に村の木・サクラ。風景画のようなデザインで、蓋が円形であることを特に意識しているようには思えない。仮に四角形だとしてもこのデザインとあまり変わらないだろう。蓋の下側に昭和村と農集排の表記。

この日、赤いトラス橋が空中を横切る風景を見ながら走行した。


 


沼田市白沢で見た地面の蓋

2022-07-13 | B 地面の蓋っておもしろい


沼田市白沢町(旧白沢村)のマンホール蓋 白沢町平出にて 撮影日2022.07.08

 前稿に載せた火の見櫓を背景にマンホール蓋の写真を撮ることができた。「火の見櫓を背景にマンホール蓋を撮る」というタイトな条件を設定して火の見櫓めぐりの時、実行している。





テトラポット(毘沙門亀甲)模様の地紋の蓋。 中心に「白」と「沢」を組み合わせた村章を入れている。この村章は4つの白から成る輪が沢を囲っている。沢だという知識を得てから見るのでシと尺だと分かるが、初見だとなかなか読めない。

農業集落排水のマンホール蓋


草津町のマンホール蓋にも同じ地紋が使われている。


草津町のマンホール蓋。草津町役場敷地内 撮影日2022.07.07


 


群馬県片品村のマンホール蓋

2022-07-12 | B 地面の蓋っておもしろい







 尾瀬の正しい位置を地図上に示せと言われたら間違っただろう。尾瀬は栃木福島両県にまたがる高原にあると思っていた。尾瀬は福島新潟群馬の3県(*1)にまたがる高原で群馬は片品村の北部。で、村のホームページをみると、「尾瀬の郷 片品」というコピーがある。

片品村のマンホール蓋には尾瀬の風景が描かれている。木道の両側はミズバショウ。後方に聳える山の名前は分からない。木道の上に村章を入れている(拡大写真)。村章の上半分はミズバショウ、下半分は漢字二文字で片品。


*1 地図をよく見ると栃木県のごく一部が入っている。


川場村のマンホール蓋

2022-07-11 | B 地面の蓋っておもしろい




利根郡川場村門前にて 撮影日2022.07.07

 川場村で火の見櫓をバックにマンホール蓋(*1)を撮ることができた。 蓋には村の木・ヒメコマツと村の花・シャクナゲを円形に配置し、その内側に山を思わせるへの字形の太い帯と樹木(樹形から針葉樹だと思われる)を描いている。への字は武尊山(日本百名山、昔登ったことがある)、樹木は村の豊かな自然を表現しているものと思われる。蓋の下側に「かわば」「おすい」という表記がある。

*1 特定環境保全公共下水道の蓋


 


東吾妻町と高山村のマンホール蓋

2022-07-10 | B 地面の蓋っておもしろい

長野原町の道の駅で八ッ場ダムカレーを食し、その後高山村を目指して国道145号を東進する。途中、東吾妻町と中之条町を通る。残念ながら、火の見櫓との出合いはなかった。やぐらセンサー無反応。


 東吾妻町で旧吾妻町のマンホール蓋(小型)を見る。初めて見る蓋だが、既視感。なぜ? 帰宅して気が付いた。箕輪町の蓋とよく似ている。共旧吾妻町も箕輪町も町の木がケヤキで、蓋のモチーフも共にケヤキ。樹形も似ているし、葉の表現も似ているし、蓋全体のデザインも似ている。旧吾妻町の蓋には「太陽と緑と清流の町」というコピーを上に、「あがつま」という旧町名を下に配している。


箕輪町のマンホール蓋



高山村役場外観 撮影日2022.07.07 長野原町の道の駅から約1時間かかって到着した。


 吾妻郡高山村のマンホール蓋には村の花のリンドウを載せた村のマスコット・ひかるくんが描かれている。左手に湯おけ、右手に天体望遠鏡を持っている。上下左右のデザインのモチーフは分からない。下側に「たかやま」と「水きれい」の文字を入れている。

余談:写真の上側にカメラを持つ私の手の影が写っている。影が蓋にかからないように、逆方向から写して180度回転させた。そうしないと蓋全体に影がかかってしまう。太陽の位置によってはこんな工夫が必要(蓋好きな人たちはみんなしていると思うが)。


長野県にも同名、高山村がある。


長野県上高井郡高山村のマンホール蓋