透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「マティス 自由なフォルム」

2024-04-25 | A あれこれ

 
六本木ヒルズ森タワーから俯瞰した国立新美術館(撮影:2023.04.13)
設計:黒川紀章・日本設計  


 国立新美術館の空間構成は単純明快だ。ウェーブしている曲面の外壁が特徴のエントランスホール、その後方に横一列に並ぶ展示室。

3層吹き抜けのエントランスホールに入ると、行きたい展示室が簡単に分かる構成になっている。2007年に開館したこの美術館には何回も行った。

現在この美術館でマティス展が開催されている(会期:5月27日まで)。21日(日)はあちこち見て歩いたけれど、一番行きたかったのはこの展覧会だった。

今回は150点を超える作品が展示されているとのことで、見ごたえがあった。

展示作品を鑑賞していくと、次第に色や形が単純化されていく様子が分かって、興味深かった。ポスト印象派に属するマティスはモネに代表される印象派の絵画のはっきりしない曖昧な色、曖昧な形から離れていく・・・。

展示作品の一部は写真撮影が許可されていた。


シンプルな色と形。ここまで単純化できれば言うことなし。


マティスの切り紙絵

切り紙絵には曖昧な要素が全くない。色も形もきっちり決まる。マティスが晩年に到達した表現。すばらしい。


会場にロザリオ礼拝堂の内部が再現されていて、びっくり。原寸大とのこと。


チケットはいつもの通り、ダイアリーに貼った。日付と同行者名を記して。


マティス展には何年も前にも行った。会場は東京都美術館だったような・・・。ネットで調べて、2004年に国立西洋美術館で開催されていたことが分かった。この年のダイアリーにはチケットが貼ってあった。12月10日に新宿で24会が開催され、参加していた。翌11日にマティス展を鑑賞していた。


マティスの絵は色が鮮やかだ。好きだな、マティスの絵。


週末東京の記は以上!


旧弾正橋(八幡橋)を観る

2024-04-24 | A あれこれ


※ タイトルの旧弾正橋が旧弾性橋となっていました。ある方にご指摘いただき、訂正しました。拙ブログには誤字が多くお恥ずかしい限りです。言葉の誤用もありそうです。本稿の構造的な解釈も私見につき、誤りがあるかもしれませんが、それは言うまでもなく、私の理解不足によるものです。

 富岡八幡宮から徒歩で数分のところに国の需要文化財に指定されている、この旧弾正橋(八幡橋)がある。この橋のことを、うさぎさんの「今日のころころこころ」というブログで知り、いつか見てみたいと思っていた。ようやく願いが叶った。


この橋のことは何も知らないので、橋のたもとに設置されていた案内板の写真を載せる。その説明文から一部引用したい。**アーチを鋳鉄製とし、引張材は錬鉄製の鋳錬混合の橋てありかつ独特な構造手法で施工してある。**


側面から橋の全形を見る。

この橋は写真に付けた番号順に1 アーチ、2 床版(人の歩く床面)、3 吊材、4 タイロッド、以上の要素で構成されている。3の吊材によって吊り上げた2の床版を1のアーチによって支えるという構造。これはブランコと基本的には同じ構造でブランコの支持フレームが1、人が座る座板が2、座板を支持フレームから吊り下げている鎖が3に相当する。更にこの橋は1のアーチが2の荷重で変形して下方に下がるのを防ぐために4を設置している。説明文によると、1に鋳鉄が使われ、引張材である3と4に錬鉄が使われているという。


写真③で示した3は吊り材1本、3は吊り材は吊元では1本だが、分岐して2本にしていることを示している。片面4カ所で吊っているが、内側の2カ所は2本、外側2カ所は1本。

この吊り材の他部材との接合部に注目した。以下、その様子を写した写真。


吊材上端の様子


格子状に補強部材を設置した床版(こういうのもワッフルスラブって言うのかな)を吊り上げている様子。吊材は2本。


吊棒1本の箇所の下端の様子。この橋の一番の見どころ。

床版を角型の梁材 6で受けて、棒鋼 1でアーチに吊っている。2と3はタイロッド、4本。前述したが、床版が自重と人の荷重で下方に下がろうとすると、引張材であるタイロッドが抵抗、アーチを助けて床版の位置を保持する。なお、写真⑦の4は橋の両側の構面の面内変形を防ぐブレース。5は橋の手すりの支持材(つっかい棒)。6の下に設置されている接合部品(鋳造品だと思われる)の両端に菊の紋章が施されている。


橋の端部の様子。タイロッドをボルト留めしている。上下2本のタイロッドを1本にまとめている、と推測されるが、確認しなかった(ダメじゃん)。

構造力学的な要求に素直に従って、必要部材をきちんと配置している。いいなぁ、こういうの。


現地で気がつかなかったこともあって、的確な写真があまりなかった。トリミングして、説明的な写真にしたが、どうも・・・、この橋はまた観たい。


週末東京の記 2

2024-04-22 | A あれこれ

 21日 朝9時半、地下鉄門前仲町駅で友人と待ち合わせ。徒歩で富岡八幡宮へ向かう。この神社には狛犬を見るために2015年の9月に来たことがある(過去ログ)。


参拝して、すぐ近くの次の目的地へ。



旧弾正橋(八幡橋)国の重要文化財に指定されている建造物。この橋については別稿で。


門前仲町駅に戻り、大江戸線で両国に向かう。両国では東京都復興記念館と刀剣博物館を見る予定だった。




東京都慰霊堂  内観

東京都復興記念館は都立横網町(*2)公園にある施設で、この公園には東京都慰霊堂もある。どちらの施設も今まで知らなかった・・・。

東京都復興記念館の館内には関東大震災と先の大戦による東京の惨状を伝える写真や絵画などが数多く展示されていた。関東大震災の発生が1923年(大正12年)、この震災で東京は甚大な被害を受けた。それからわずか18年後、1941年(昭和16年)に第二次世界大戦が勃発する。東京は壊滅的な状況に。

復興記念館で受け取った資料には北は北海道から南は九州・沖縄まで、主要な戦災都市一覧が載っている。それから東京空襲一覧も。東京空襲というと、1945年(昭和20年)3月10日の大空襲がよく知られているが、資料によると、約9か月の間に100回以上もあったとのこと。知らなかった、と正直に書く。

戦後、この国は毎年のように自然災害による大きな被害を受け続けてきた。それでも災害列島で生きていくというこの国の人たちの意志。


展示品には火の見櫓のある風景を描いた絵もあった。


横網公園のすぐ近くの旧安田庭園内に刀剣博物館がある。刀剣博物館は槇 文彦の設計。歩きながら友人に槇 文彦の作品を紹介する。幕張メッセ、東京体育館、代官山のヒルサイドテラス、テレビ朝日の社屋、青山のスパイラル・・・。それから「新国立競技場を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」(*2)という論考。



刀剣博物館のエントランスに休館の表示が・・・。残念。展示品を見たかったわけではなく、ここのカフェで休憩したかった。


縁甲板の型枠を使ったコンクリート打ち放しの壁。槇さんの建築はとにかく美しい。


旧安田庭園を歩く。





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庭園内の駒止稲荷神社。狛犬がいる! ここの狛犬については稿を改める。


次はマティス展。両国から大江戸線で六本木へ。大江戸線の両国駅まではかなり距離があることを昨年(2023年4月)回向院に行った時に知った(過去ログ)。追記(04.23):自宅で地図を見て、ずいぶん遠回りしていたことが分かった。
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両国国技館前の太鼓櫓 用途違えど、櫓は櫓。

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こんな蓋があった。 既に12時近くになっていた。美女と一緒だから、六本木のおしゃれな店で食事をしようとおじいさんは考えた。

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2階のレストランに高級車。どうやって店内に入れた? 

例によって食レポは無し。


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マティス展については別稿で。


マティス展鑑賞後、消防博物館へ向かう。少し雨がぱらついているが傘をさすほどでもない。消防博物館は2012年、2016年に来ているから、今回が3回目。

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前からあったのかな、この火の見櫓の模型。記憶にないなぁ。展示してある消防信号板と同じものが自室にある(*3)。

展示品をざっと見て、消防博物館の近くのカフェへ。この時、午後4時ころだった。


友人は聞き上手。阿川佐和子さんの「さしすせそ」の「そうなんだ」をよく使う。「すごいね」も。そのせいなのだろうか、話が尽きない。前回もそうだった。気がつけば6時。あっという間に2時間経っていた。ぼくは夜8時発のあずさで帰ることにしている。

地下鉄を丸の内線、南北線と乗り継いで神楽坂へ。時間がない。タイム イズ モウネェ。ゆっくり食事、とはいかず、1時間も経たないうちにさようなら、お元気で。終日つき合ってくれた友人に感謝。

友人は飯田橋から地下鉄、ぼくは総武線で新宿へ。出発時刻の10分くらい前に新宿に着いて、あずさに乗り込んだ・・・。疲れたな。ビールでも飲んで眠りたいところだけど、車の運転があるからそれは出来ない。

**とても楽しく、刺激を受けて帰ってきました。ありがとうございました。(後略)** 友人からメッセ―ジが届いた。

夜11時近くに帰宅。スマホで歩数を確認するとおよそ14,800歩。二日間でおよそ24,000歩。東京するといつもよく歩く。

大変有意義な週末東京であった。


 

*1 両国には国技館がある。横網を間違えて横綱と表記するケースが案内表示板はじめ印刷物などにもよくあったという。今回も綱を網に訂正したと思われる案内表示を見かけた。

*2 正確に覚えていなかったので帰宅後に確認した。


自室の壁に立てかけてある消防信号板

*3 何年か前のこと、ある自治体で火の見櫓を解体するという情報を得た。担当課の課長にお願いして、火の見櫓に設置されていた消防信号板をいただくことができた。


 


週末東京の記 1 

2024-04-22 | A あれこれ

 先週末、東京した。今回の上京目的は大学時代の恩師を囲む会に参加すること、国立新美術館で開催中のマティス展の鑑賞だった。

本稿と次稿に分けて週末東京、20日(土)と21日(日)の様子を時系列に沿って記録しておきたい。


20日、塩尻駅7時18分発の特急あずさ8号で東京に向かう。現在あずさは全席指定だ。進行方向右側の窓側の席を予約していた。左側の車窓からも火の見櫓は見えるけれど、右側の方がその数が多いと思われることと、後述することがその理由。


山梨県北杜市 特徴的な山容の甲斐駒ヶ岳(*1)の麓に立っている火の見櫓を撮った。たぶんこの辺りのはず、とスマホを構えてスタンバイしていた。スマホ写真のなんとなくパサついた感じがあまり好きではないが、記録写真だからと割り切って撮影する(4以降の写真は持参したカメラで撮影したもの)。


中央東線は甲府盆地を大きく東側に迂回して、塩山駅を過ぎてから、徐々に登っていく。この辺りの車窓の俯瞰的な風景が中央東線では一番好きだ。進行方向右側に席をとるのは、この風景を見たいからというのも理由。


山梨県上野原市 今までこの火の見櫓には気がついていなかった、と思う。少し後方を振り返るようにして見ていて、この火の見櫓に気がついた。あわててスマホを向けた。何とか火の見櫓を写すことができた。 やぐらセンサーの感度はこのところ極めて良好だ。


東京駅に9時59分、定刻に着いた。丸の内北口を出てオアゾの丸善に向かう。ここは上京すれば必ず立ち寄る書店。店内の上質で落ち着いた雰囲気が好ましい。




『生物から見た世界』ユクスキュル/クリサート(岩波文庫2023年第34刷)
『国道16号線 日本を創った道』山瀬博一(新潮文庫2023年)

「先生を囲む会」は目黒雅叙園で11時30分から。時間に余裕がないので、予め決めていた2冊を買い求めて、東京駅に戻る。



山手線の高輪ゲートウェイ駅で電車を降りて、隈 研吾設計の駅の様子を見て、次の電車に乗る。このくらいホームが明るいと好い。まだ乗降客はまばら。


目黒駅で他の参加者と合流、目黒雅叙園に徒歩で向かう。東京は坂の街、急な坂道を下る。5、6分ほどで雅叙園に着いた。






        

参加者は先生と奥さん、上高地仲間の3人、幹事のSTさん、私の7名。カノビアーノの個室で幹事のSTさんがオーダーしたイタリア赤ワインと共にコース料理を味わう。イタリア料理の味を表現する言葉を持たないので、省略。11時30分から2時間、楽しい時間はあっという間に過ぎて・・・。 

記念写真を何枚も撮影した。再会を約束して先生を囲む会はお開きに。先生は奥さん運転の車で帰宅された。STさんとも分かれた。


上高地仲間3人と庭園美術館(*2)辺りまで、酔い覚ましの散歩。

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以前、満席で入店できなかったレストラン・・・。

その後、目黒駅近くの居酒屋で2次会。私の予定に合わせてもらい、4時半過ぎにお開き。


地下鉄を乗り継いで某所へ向かった。

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6時半ころ、Mが予約していた焼き肉屋さんへ。店員さんが提示したQRコードをスマホで読み取って、表示された画面で飲み物などを注文するシステム。おじ(い)さんには、ハードルが少し、そう少しだけ高め。

焼肉は久しぶり。どの肉もなかなか美味かった。支払いはMがしてくれた。ごちそう様でした。

東京ではいつもよく歩く。20日も地下鉄の乗り換えや駅から目的地までの移動でよく歩いた。歩数は約9,300歩だった。


*1 甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)南アルプス(赤石山脈)の北端に位置する山、標高2,967m。
*2 庭園美術館には何回も行ったことがある。(過去ログ


 


ブログ記念日

2024-04-16 | A あれこれ

 今日、4月16日は私のブログ記念日です。

2006年4月16日、この日にブログを始めました(過去ログ)。時の経つのは早いもので、ブログ開始から18年経過しました。

以下、2022年の記事に手を加えて再掲します。

外界からの刺激に反応するということが生きていることの証です。低次の刺激への反応は例えば日射しがまぶしくて手をかざす、騒音に耳をふさぐというようなことが例示できます。瞳孔は光に反応して大きさを変化させますが、これは最も低次な刺激にたいする生体反応ですよね。

高次の刺激(情報)、例えば音楽や絵画、映画、メディアが伝えるニュースなどから私たちは様々な刺激を受け、音楽のリズムに合わせて体を動かしたり、映画を観て涙したり、ニュースに驚いたり、怒ったり、悲しんだり、と様々な反応をします。そしてこのような反応を「ねえ、聞いて、聞いて」「これ見て」と、家族や友人に伝えたいという欲求は程度の差こそあれ、誰にもあるでしょう。ブログによる情報発信もこのような欲求によるものですよね。書き手が受けた様々な刺激・情報に対する反応・応答を発信する行為と捉えることができるでしょう。ブログを閲覧していただく多数の方々の存在が、情報発信することを意義付けています。

ブログはすっかり日常生活の一部となりました。18年も続けているのですから。

拙ブログを閲覧していただいている皆さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。


 


28会の花見

2024-04-16 | A あれこれ

 退職すると人とのつながりが薄れ、「孤独」を味わうことになりかねない、とよく言われる。「孤独」を感じることで、心だけでなく体の健康も損なうリスクがあるという。嬉しいことに友人に恵まれ、28会(同い年の幼なじみ)、33会(中学の同級生)、24会(高校の同期生)、それぞれの仲間との楽しい交流が長年続いている。

昨日(15日)は二八会(28会)の花見だった。何年か前までは桜の木の下でやっていたが、今年は多々美屋が会場だった。花よりだんご、だんごより酒。とはいえ桜も飾って、カンパ~イ!


参加者は7人 TD君とKB君は今回欠席 
3脚を使い、セルフタイマーで撮ったので7人全員写っている。

  


山梨の酒「くず星」を飲む 


FM君はそば打ち名人 のし棒14本!


締めは名人のそば 実に美味い 

乾杯から2時間半経過。全員でさっと片付けて、お開き。また次回。


 


異日常、非日常

2024-03-24 | A あれこれ


上高地にて 2023.07.20

 昨年(2023年)の7月と10月に大学院時代の仲間3人と上高地へ出かけた。「新緑の上高地、いいだろうね。また行きたいね」ということで、同じメンバーで5月にまた上高地へ行くことになった。7月は明神池の対岸にある明神館、10月は松本市内のホテルに泊まった。今度は白骨温泉に泊まろうと、先日宿の予約をした。日程の調整や宿の相談にグループラインが有効だった。

昨年は2回とも天候に恵まれたが、今回はどうだろう。ま、みんな晴れ男だから大丈夫だろう。

その前、4月には上高地仲間に大学時代の後輩を一人加えた4人とぼくとで、恩師を囲む会(食事会)が予定されている。で、1年ぶりに上京する。昨日(23日)JRのきっぷを買い求めた。囲む会の翌日にマティス展に行こうと思う。他にも東京都復興記念館や八幡橋(旧弾正橋)など、行きたいところがある。

日常の中に異日常を挟む。そうすることで日常生活に変化を付ける。さらに非日常な日を設ける。月に何回かの異日常と年に数回の非日常。今年もそんな年になればうれしい。


33会の旅行 松山城にて 2024.01.11


28会の旅行 横浜中華街 状元楼にて 2024.02.15

今年は非日常なイベントとして既に1月に33会の松山旅行、2月に28会の南房総旅行があった。そして、4月の恩師を囲む会と5月の上高地。

このような生活が送れることに感謝しなくては。 


 


おつカレーさまでした!

2024-03-19 | A あれこれ


 我が村で今年度予定されていた子ども食堂「カレー大作戦」全10回が先日終了して、今日19日の夕方反省会&交流会が行われた。28会からは予定通り3人が参加した(過去ログ)。 会場に集まったのは30人ほどだっただろうか。いやもっと多かったかもしれない。

パワポを使った今年度の振り返りと今後の活動作戦。実績報告ではお米や野菜の寄付がたくさん寄せられたことなども報告された。村外からも寄付があったとも。嬉しい報告だ。

パワポで示された各回の様子を見ていて、地域社会を支えているのは人、そして人と人との繋がりなんだ、と改めて思った。多くの人の善意が支えているんだなぁ・・・。

3歳、そう保育園から一緒だったから気ごころの知れたおっさんたちが来年度もチーム力を発揮して、楽しく出来たらいいな。


交流会で供されたカレーを自宅でいただいた。

カレーと言えばこの味、というド真ん中の味で美味かった。10回目のカレーのニンジンはいちょう切りだったが、このカレーのニンジンは乱切りだった。28会のカレーづくりで、ぼくも乱切りした。簡単だし、カレーの具材はジャガイモもそうだけど、ニンジンも大きい方が好きなので。


 


今年度最後のカレー大作戦

2024-03-18 | A あれこれ

 全国各地で行われている子ども食堂。我が村でも今年度10回予定されていた。題して「カレー大作戦」。28会も参加した(過去ログ)。

今月(3月)16日は10回目の「カレー大作戦」だった。最終回ということで28会の仲間ふたりと一緒に出かけた。この日、昼間独身な私は1個買い求めた(子どもは無料、大人は300円)。

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家で早速いただいた。具材は豚肉の他にジャガイモ、ニンジン、タマネギ、トウモロコシと、ごく一般的なもの。甘めの味は子どもたちが喜ぶだろう。

28会の回も何人ものボランティアの方にお世話になったが、最終回の今回も同じで何人もサポートしていた。すばらしい。

19日の午後、カレー大作戦の反省会がある。私も28会のFM君とMS君と一緒に参加することにしている。来年度も実施することになれば、28会は参加することになるだろう。飲んでばかりではダメだから・・・。まあ、当日の慰労会が楽しみなんだけど。


 


28会の飲み会は安否確認?

2024-03-18 | A あれこれ


28会のバス旅行(過去ログ)の反省会 

 15日の夕方5時半から28会のおじいちゃん達のためのたまり場・多々美屋(名称が二転三転したが、決めたとFM君)で反省会という名の飲み会があった。集まったのは7人。はじめに2月の南房総バス旅行の会計報告があった。MS君とFM君、ふたりの幹事が作成した精算書(領収証のコピーも全て添付してある)を配布して内容説明。確認、了承。

さて飲み会。みんなで病めばこわくないとばかりに病気自慢、薬の種類自慢から始まって話題は尽きず・・・。老いても酒量は変わらず、病気自慢する割にはみんな至って元気。飲み会のしめはそば打ち名人、段位4段のFM君が打ったそばを味わう。実に美味い。いつの間にか8時半。今回も実に楽しい飲み会だった。

同じ保育園に通い始めた3歳のときからず~っと一緒だった友だちと飲み会ができる幸せ。 


 


サードブック

2024-03-10 | A あれこれ


 我が僻村の図書館協議会委員を昨年(2023年)の4月からしています。今月8日の夜に会議があり、小学6年生に本・サードブックをプレゼントする事業を令和6年度から実施する予定との報告がありました。既に実施している4か月児が対象のファーストブック、小学1年生が対象のセカンドブックに加えてサードブック、ということなんです。

**中学入学後に読んで欲しい本や自立読書へ向けたステップアップとなる本、心のよりどころとなるような本**(配布された資料による)を3冊推薦して欲しいと、委員に対して要望がありました。小学校の先生方にもお願いするようです。

中学1年生に読んで欲しい本・・・。自分が中学1年生の時にどんな本を読んだのか、全く記憶にないので、当時の読書体験を参考にすることができません。覚えているのは中学生の時(2年生の時だったかと)に松本清張の『砂の器』を読んで、こんなに面白い小説があるんだ、と思ったことです(過去ログ)。でもこの推理小説を中学生に是非読んで欲しいとは思いません。

中学生ともなると読書力にかなり個人差があるでしょうから、本選びは難しいのですが、あれこれ考えて3冊選びました。

21世紀版 少年少女古典文学館 1『古事記』橋本 治(講談社2009年11月17日第1刷、2011年8月30日第3刷)
中学生(漢字にはふりがながついているので小学生でも読むことができます)に読んで欲しい本として真っ先に浮かびました。分かりやすくて実におもしろく書かれています。2012年に初めてこの本を読み、その後繰り返し何回か読んでいます。この本はブログを閲覧していただいている皆さんにもおすすめします。(過去ログ

ちなみに、第2巻には竹取物語(北 杜夫)と伊勢物語(俵 万智)が、第17巻には西鶴名作集(藤本義一)、第21巻には里見八犬伝(栗本 薫)が収録されています。他の巻にも三木 卓、吉村 昭、平岩弓枝、谷川俊太郎、阿刀田 高、瀬戸内寂聴、田辺聖子、村松友視といったよく知られている作家が担当した作品が収録されています。北 杜夫のファンとしては竹取物語も読んでみたいです。

『ボッコちゃん』星 新一(新潮文庫1971年5月25日発行、2022年8月20日128刷)
昨年(2023年)新たに買い求めて読み直しました。長くて10頁くらいのショートショート(超短編)集。読書が苦手という中学生でも読むことができます。星 新一は超短編の名手、読むと考えさせられることが必ずあるので中学生に読んで欲しいです。(過去ログ

この新潮文庫(2022年、128刷)のカバー折り返しに載っている作品リストを数えると45冊もあります。『ボッコちゃん』を読んでおもしろいと思ったら、小遣いで他の文庫を買って読んで欲しいとの願いから選びました。

『坊っちゃん』夏目漱石(集英社文庫1991年2月25日第1刷、2019年6月8日第48刷)
名作と言われ、ずっと読み続けられている日本の近代小説も読んで欲しいと思います。夏目漱石、芥川龍之介、太宰 治、宮沢賢治、森 鷗外・・・。誰のどの作品でもよいのですが、中学生にすすめるとなると、やはり漱石のこの人気作品かな、と思って選びました。集英社文庫のカバーのイラストが中学生に好まれるかな、と思います。新潮文庫の安野光雅のカバーも好いですが。岩波文庫の地味なデザインが好きという6年生がいればうれしいですけど。

『坊っちゃん』の初読は漱石の作品を何編も集中的に読んだ高校生の時だったかと思います。私はこの小説を今年の1月にまた読み、新たな気づきがありました。(過去ログ

小学6年生には5年後、10年後にはもう誰も読まないような一過性の作品ではなく、成人してから、いや年を取ってからでもまた読んでみようと思われるような作品をプレゼントしていただきたいと思います。


 


万治の石仏

2024-03-01 | A あれこれ


 諏訪大社下社春宮(下諏訪町)の近く(*1)に祀られている万治の石仏。久しぶりに参拝してこようと出かける前から決めていた。案内板に記されている方法で石仏の周りを時計回りに3周する。

岡本太郎は諏訪の御柱とこの石仏を大変気に入って、何度もこの地を訪れたとのこと。


実にユニークな姿かたちの石仏だ。



*1 徒歩で5分くらい


説明板の書き出しにある明暦三年、この年(1657年)江戸では「明暦の大火」と呼ばれる大火が発生している。


飯碗の形について考える の巻

2024-02-24 | A あれこれ

 最近飯碗を①から②に変えた。




①と②の容量はほぼ同じ

今まで使っていた①の飯碗と、使い始めた②の飯碗とどこが違うのか。

まず全体の形が違う。具体的には底から口縁までのカーブが違う。②のカーブの方が勾配がなだらかで縁に向かって徐々に急勾配になっている。①は勾配が途中で急激に変化している。それから口縁の形が違う。①は口縁が外側に反っている。このようなことは『空想の補助線』の著者・前川 淳さんなら数理的にスマートに説明するだろうな。

口縁が外側に反っていると、お茶漬けが食べにくい。お茶漬けを食べる時は飯碗の縁に口を付けて、箸でご飯を飯碗の内側の面を滑らせるように上げて口に運ぶ。この時、口縁が外側に反っているとスムーズに口の中に流れ込まないのだ。汁物を飲んでみれば、両者の違いがはっきりすると思う。口縁が反っていると、飯碗を傾け過ぎると口の両側から汁がこぼれそうになり、飲みにくい。

私は毎朝納豆をご飯にかけて食べるが、残りわずかになった時はお茶漬けと同じ食べ方をする。飯碗の縁に口を付けて箸でごく少量になったご飯と納豆を一緒に飯碗の面を滑らせるように(って、ネバネバで上手くいかないが)上げてきて、口に入れるが、やはり食べにくい。

そうかなぁ、違いがあるのかなぁ、と思われる方は①と②の形の飯碗で試してみていただきたい。

今日の昼間はひとりだったので、昼食をたまごかけご飯にして①と②の飯碗で食べ比べてみた。上述したことが改めて確認できたし、他にも気がついたことがあった。それは②は箸を自由に傾けて使うことができるが、①だと箸をある程度傾けると飯碗の縁に当たってしまうということだ。箸の使い方が制限されてしまうので食べにくい。

結論。以上のことから縁に口を付けて食べることがあるような場合には②のような形の飯碗の方が食べやすい。たまごかけご飯だって、残りわずかになったらお茶漬けと同じように食べた方が美味いと思う。常に上品な食べ方をしている人には分からないだろうなぁ・・・。

*****

飯碗の選び方をネットで調べたが、持ちやすさ、持ち心地については書かれているが、食べやすいかどうかについて触れているものは見つからなかった。確かに持った時の感じも大事だとは思う。でも一番大事なのは食べやすいかどうかだと思うが、どうだろう・・・。