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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

朝カフェ読書

2020-10-31 | g 読書日記

360

 なぎさライフサイトのスターバックス、2階の8人掛けテーブルはしばらく前まで人数制限で4人掛けだった。透明のスクリーンを設置して今は8人が利用できるようになっている。

今朝(31日)、ここで『巨人たちの星』ジェイムズ・P・ホーガン(創元SF文庫)を読んだ。奥付けを見ると初版は1983年で、私の本は2017年46版となっている。版を重ねているのは読み継がれている証。

**冥王星の彼方から届く〈巨人たちの星〉のガニメアンの通信は、地球人の言葉と、データ伝送コードで送られていた。ということは、この地球はどこからか監視されているに違いない。それも、もうかなり以前から・・・!
50000年前に月面で死んだ人々の謎、ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、前2作の謎が見事に解き明かされる、シリーズ第3作!**(カバー裏面の本作紹介文)

読んでいて描かれている場面がイメージできなくて、なかなか進まない・・・。それでも後100頁になった。来週末には読み終えているだろう。


 

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信頼

2020-10-28 | g 読書日記

320

 昨日(27日)の朝カフェ、カウンター内は顔なじみの店員さんふたり。ふたりとも25日(日)まで豊科のカフェで開催していた「火の見櫓のある風景 スケッチ展」に出向いていただいたとのこと。うれしい。 

席に着いて『本所おけら長屋 十四』を読む。帯に**泣けて笑えて元気になる時代小説の決定版!」**とあるが、確かに。読んでいて、時に声を出して笑い、時に涙を流す・・・。

この巻に収録されている「まつあね」は信頼し合うことの尊さがテーマと言っていい。**「証文なんて要らねえ。証文があったって、返す気のない人は返さねえでしょう。証文がなくても返す人は返します。本当の証文というのは心の中にある。あたしはそう思うよ。さあ、中をあらためて・・・」(33頁)

信頼がテーマと言えば、藤沢周平の「約束」もそうで、好きな作品だ(過去ログ)。

『本所おけら長屋』は何巻まで刊行されるのか分からないが読み続けていきたい。『本所おけら長屋 十四』を読み終えたら、読みかけの『巨人たちの星』ジェイムズ・P・ホーガン(創元SF文庫)に戻ろう。


 

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朝カフェ読書

2020-10-24 | g 読書日記

320

 昨日(23日)の朝カフェ、馴染みの店員さんだったので「ホットのショートをマグカップで」とオーダーの必要なし。

いつもの席で『本所おけら長屋 十三』を読む。

え、万松コンビの松吉が田舎に帰ってしまう? 「ゆうぐれ」はこの顛末記。

**「血がつながってりゃ身寄りだってえなら、おれを刺した蚊だって身寄りじゃねえか。血がつながってたって、心がつながってなけりゃ、身寄りなんざ無用の長物でえ。おれは松ちゃんのためなら死ねる。旦那のためにも死ねる。お染さんのためだって。それでいいじゃねえですかい。みんな、立派な身内じゃねえですかい。」**(249頁)

ぼくは万造のことばを読んで涙ぐんでしまった。ああ、いい人たちだなあ・・・。


 

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豊丘村大宮神社の狛犬

2020-10-23 | g 狛犬〇

 

 狛犬を載せるのは久しぶりだ。先日(16日)、飯田方面へ火の見櫓巡りに出かけた際、下伊那郡豊丘村の大宮神社に立ち寄って、この狛犬と出合った。

神社の参道などに鎮座している一対の「こまいぬ」、一般的には向かって右の口を開けているのが獅子で、向かって左の口を閉じているのが狛犬だ。そう、両者はもともと違う霊獣だ。獅子には無い角が狛犬にはあるのだが、石造狛犬ではあまり見かけないように思う。この大宮神社の狛犬にも角はない。

  

 

台座に昭和25年という建立年の彫り込みがある。狛犬としてはそれ程古いものではない。しばらく狛犬を取り上げていなかったので、観賞眼を無くしてしまったようだ・・・。これはたぶん岡崎現代型。


 以下過去ログ再掲


福島県西白河郡中島村川原田の川原田天満宮(川田神社)の狛犬

信州高遠藩出身の石工・小松利平(1804~1888)の弟子で後に利平の養子となった小松寅吉(1844~1915)の作品、その姿から飛翔狛犬と呼ばれる。蹲踞した旧来の狛犬からは想像もつかないほど独創的なデザイン。















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「本所おけら長屋 十三」

2020-10-22 | g 読書日記

320

 『本所おけら長屋』畠山健二(PHP文芸文庫)を一巻から読み進み、とうとう十三巻に。十二巻まではカバーが二重にかけられていて、この巻の帯の作者の装画(イラスト)が表になっていた。だが、この巻ではもともと使われていた装画のカバーだけになっている。江戸のまち並み(背景のような山並みが江戸にあるのかどうか、気になるが)の遠景が描かれていて、火の見櫓が立っている。



この巻には短編が4編収録されているが、タイトルは相変わらずひらがな4文字。その壱の「とりもち」を読んだ。

主人公の栄太郎は、おけら長屋の住人・万造と同い年。ふたりは以前同じ長屋で暮らしていた。相性が悪く、喧嘩が絶えないふたりだったが、栄太郎が長屋を出るとき、万造が泣き、栄太郎も泣いた。

栄太郎がとりもち屋(**所帯を持ちたい人にさ、相手を引き合わせてくれる人のことだよ**16頁)の世話で女性と会うも3人に続けて断られてしまう。その後、子連れの女性と会って、子どもに気に入られ、栄太郎も親子を気に入って・・・。

読んでいて思った、この3人が家族になればきっと幸せになるだろうと。

笑えて泣ける時代小説と帯にあるが、この短編然り。



「あれこれ」がジャスト1900、「火の見櫓っておもしろい」が1600、合わせて3500か・・・。よく書いたなぁ

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帯代五両

2020-10-20 | g 道祖神〇









 「火の見櫓のある風景 スケッチ展」の会場(豊科のカフェ、BELL WOOD COFFEE LAB)の近くにこの道祖神が祀られている。石種は花崗岩と見られるが、花崗岩は損耗しやすい。

この道祖神も損耗が進み、像がはっきり分からないが、男神と女神がお互いの肩に手を掛け、握手をしている抱肩握手像だと思われれる。仮に祝言像だとすると、左側に立つ女神が手に酒器を持ち、男神は盃を持っているはずだが、共にこの像では確認できない。

裏面には天保十四卯正月吉日と、帯代五両という文字が彫り込まれている。調べると天保14年は確かに卯年で、西暦1843年。ということは今から180年近く前ということになる。

ところで帯代だが、昔は「嫁入り」という道祖神ぬすみの風習があって、夜中に道祖神を近隣の村人がぬすんでいく、と言うとよくないが、嫁に欲しくて持ち去ることがあったという。で、帯代というのは、まあ結納金のようなもの。「嫁入り」させるなら、五両の結納金をいただきます、という意味だ。

中にはかなり高額な帯代を設定したものもある(過去ログ)。


 

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伊那市西春近の火の見櫓

2020-10-19 | g 火の見櫓観察記


(再)伊那市西春近 4脚44型 撮影日2020.10.16

 車で飯田市以南まで出かけて往路・復路とも高速道を使わなかったのは初めてかもしれない。国道153号沿いに立っているこの火の見櫓は既に見ているが(過去ログ)、今回再び見た。





この見張り台の平面形を4角形と見るか、8角形と見るか。純粋に図形的に見れば8角形だが、私は4角形の4隅を隅切りしたものと見て、タイプ分けでは4角形としている。



この火の見櫓の特徴は4本の脚の内側にバス停留所を取り込んでいること。



外付け梯子を2番目の踊り場まで掛けているが、この場合停留所直上の踊り場は不要では? 他の目的?、思い浮かばない・・・。


 

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1258 飯田市八幡町の火の見櫓

2020-10-19 | g 火の見櫓観察記


1258 飯田市八幡町(八十二銀行八幡支店近く) 4脚44型 撮影日2020.10.16

 前稿に掲載した泰阜村の火の見櫓と同タイプと書くに止める。


 

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1257 下伊那郡泰阜村の火の見櫓

2020-10-19 | g 火の見櫓観察記


1257 下伊那郡泰阜(やすおか)村(泰阜郵便局の近く)4脚44型 撮影日2020.10.16

 泰阜村で火の見櫓を見つけることができた(などと喜ぶのは私だけだと思う)。 

櫓は上方に徐々に逓減するタイプとは違う。外付け梯子の上半分に落下防止安全カゴを付けてある。



屋根と見張り台の様子 乳付きの半鐘が下げてある。見張り台の手すりに消防信号板が取り付けてあるが、この位置につけるのが正解だと思う、信号板を見ながら半鐘を叩くことができるから。



脚部の様子 柱脚とコンクリート基礎から出した部材とをボルト接合して固定してある。


泰阜村に来る途中、飯田市千栄の毛呂窪公民館の敷地内にも同タイプの火の見櫓が立っていたが、既に見ていて、ブログにもアップしているので掲載を省略する(過去ログ)。

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1256 飯田市龍江の火の見櫓

2020-10-18 | g 火の見櫓観察記


1256 飯田市龍江(竜東中学校) 4脚44型 撮影日2020.10.16

 下伊那郡豊丘村から泰阜村に向かう時、両村の間にある喬木村と飯田市を通る。県道492号を走行して、飯田市立竜東中学校の前に出た(上の写真の左側が中学校)正門の前に火の見櫓が立っていた。



火の見櫓の後ろに桜の木があるので形が分かりにくいが、4脚44型だ。



屋根のてっぺんの避雷針に大きな風向計が、下り棟の先には平鋼の蕨手が付いている。踊り場は床面の1辺の長さより手すりの高さの方が大きい、というプロポーション。



脚部とその上の1段はそれ程錆びていない。どのような理由で? 考えても分からない・・・。


 

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1255 下伊那郡喬木村の火の見櫓2

2020-10-18 | g 火の見櫓観察記


1255 下伊那郡喬木村 3脚無無型 撮影日2020.10.16

 この日(16日)、飯田方面への南下は豊丘村と泰阜(やすおか)村を訪ね、火の見櫓を見つけることが目的だった。この両村ではまだ火の見櫓を見ていなかった。

残念ながら今回も豊丘村で火の見櫓を見つけることはできなかった。次の目的地、泰阜村に向かう途中、喬木村でこの火の見櫓の前を通りかかり、車を停めて観察した。火の見櫓を建設した時は、竹藪がこれ程になっていなかったと思われるが、今はすっかり覆われてしまっている。時々このような光景を目にするが、なんだか寂しい気持ちになる。既に火の見櫓は不要なものになっているが、このような光景はこのことを強調するから。

前稿に載せた火の見櫓(1253)と同じタイプだ。



異形鉄筋を腕木から下げ、フックを付けて半鐘を吊り下げてある。櫓に錆は目立たないが、半鐘は錆びてしまっている。



脚元の様子を見る。消えゆくものの末路はこんなものだろう・・・。


 

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1254 下伊那郡喬木村の火の見櫓

2020-10-18 | g 火の見櫓観察記


1254 下伊那郡喬木村 3脚無無型 撮影日2020.10.16

 火の見櫓巡りをするのは久しぶりだが、やぐらセンサーの感度はそれ程低下していなかったようで、この火の見櫓をかなり遠くから見つけることができた。すばらしい。

3脚だが、オーソドックスなタイプではない。正面の構面は横繋ぎ材のみで残り2構面は斜材も入れてある。正面に設置した梯子の踏み桟は支柱に溶接固定してあるが、発錆などの経年劣化を考えると確実性がやや落ちるかもしれない。



平鋼をU字形にして固定してある。安全対策とも打鐘時の体の安定を図るためとも取れるこの部材、名前は?


木槌が置いてあることに、この写真で気がついた。




県道18号走行中に印辺りからこの火の見櫓がチラッと見えた。センサー感度良好なり。

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火の見櫓のある風景 スケッチ展 10.17

2020-10-17 | g 火の見櫓のある風景を描く〇



 今日(17日)も何人かの知人・友人がスケッチ展に来てくれた。

大学の先輩・Kさんはわざわざ埼玉県から奥さんと訪ねてきてくれた。Kさんと会うのは10数年ぶりだった。元気そうで何より。高校の同期生のMくんは友人の方と、やはり同期のBくんはひとりで。

仕事でお世話になったKさんは娘さんと。先日、Hさんと一緒に来てくれたKさん、今日はTさんと。夕方Sさんが、ぼくと共通の友人Mさんと一緒に来てくれた。 今日もうれしい一日だった。


明日(18日)も会場でカフェトークができたらいいな。

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1253 火の見櫓のある風景

2020-10-17 | g 火の見櫓観察記



1253 火の見櫓のある風景 下伊那郡喬木村阿島里原にて 撮影日2020.10.16


 

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1252 下伊那郡喬木村の火の見櫓

2020-10-17 | g 火の見櫓観察記


1252 下伊那郡喬木村阿島 帰牛原消防センター 4脚44型 撮影日2020.10.16



見張り台の床面の構成に注目。鋼板と平鋼のすのこのコンポジション、これは好い。半鐘のセンター吊りは機能的にはマイナスだろうが、見た目には好ましい。



屋根のてっぺんの象徴的な造形、なかなか好い。



外付け梯子から櫓内に設置した梯子に切り替える簡易な踊り場



櫓下に据えたベンチ。ここにおばあちゃんが孫と座っているような光景が撮れたらいいな。


 

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