透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

黒部ダムカレー14

2015-09-30 | F ダムカレー



 所用で大町へ出かけた。昼食は国営アルプスあづみの公園 大町・松川地区の休憩棟レストラン「北アルプスの食卓」で黒部ダムカレーを食べた。カレーは1000円だが、公園の入場券(410円)が必要。

ひき肉カレーはピリ辛でコクがあってなかなかうまかった。遊覧船ガルベはハンバーグ。川下には新鮮野菜のサラダ。

ダム堰堤は整った形をしているが、2ヶ所クラックが入っているのが気になった。でも最後まで決壊させることなく完食できた。

これで残り6店舗となった。



 


繰り返しの美学な広告

2015-09-29 | B 繰り返しの美学



 今日(29日)の朝刊に繰り返しの美学な全面広告が載っていた。大正製薬の「リポビタンライフ」という商品の広告だ。この様に商品が並ぶとよく売れているというイメージが伝わってくる。フル稼働で製造しているということも。

どうやら繰り返しには美が宿るだけではないようだ。このことについても考えてみなくては・・・。


 


御嶽山噴火から1年

2015-09-28 | A あれこれ

 NHKのラジオ深夜便に「明日へのことば」というコーナーがある。朝4時過ぎからのこのコーナーをほぼ毎朝聞いている。

昨日(27日)は「御嶽山噴火 その時私は」というタイトルで、長野県飯島町の山岳ガイド 小川さゆりさんがインタビューに答えていた。

1年前の9月27日に御嶽山が噴火、犠牲者58人、行方不明者5人を出す大惨事となった。この日、小川さんはガイドの下見で御嶽山に登り、山頂近くで噴火に巻き込まれた。

噴火直後、小川さんは登山道脇の岩陰に身を寄せたが、硫化水素ガスで呼吸が困難になる。だが、しばらくして幸運なことに風の流れが変わったのか、呼吸できる状態に。

瞬時の判断で斜面を下り、大きな岩の下にあった穴に身を入れた。だが、腰や右脚は露出したままだった。電子レンジ、冷蔵庫、軽トラック!ほどの噴石次々に落下してきた。

噴石が一旦収まったところで、1キロほど走って避難小屋へ・・・。それから下山、生還することができた。

小川さんはこの間の様子を冷静に語っていた。

印象に残った言葉がある。「物で命が守れるほど自然は甘くない」 確かにこの認識は重い。

大切なことは「自分の命は自分で守る」と常に意識していることだ、と。しかし、これは難しい。噴き上がる噴煙、噴石を見た瞬間に「命を守る」モードに切り替わって避難行動ができた人が一体どれだけいただろう・・・。

犠牲者のことを想いながらラジオ深夜便を聞いていて、涙が流れた・・・。


 


574 諏訪市中洲の火の見櫓

2015-09-27 | A 火の見櫓っておもしろい


574  諏訪市中洲上金子の火の見櫓 撮影日150927

 中央道の上り、諏訪ICの少し手前(岡谷寄り)のところに立っている火の見櫓です。中央道の防音壁が写真に写っていますが、この火の見櫓の上部が中央道を走行中によく見えます。今まで何回も見て、気になっていました。

今日(27日)、諏訪大社上社本宮(諏訪市)から下社秋宮(下諏訪町)に向かって走行中に偶然遭遇しました。うれしかったです。

姿形の整った火の見櫓です。4角形の櫓、4角形の屋根と見張り台。櫓の中間の踊り場までは外付け梯子、上部は櫓内の梯子。半鐘が見張り台と踊り場に吊り下げてあります。



偶々火の見櫓の隣の消防団詰所1階、消防車庫のシャッターが開いていて消防自動車が顔を覗かせていました。



第1横架材にこの火の見櫓を製作した鉄工所を記した銘板が付いていました。

火の見櫓巡りはまだまだ続きます。



 


諏訪大社下社春宮

2015-09-27 | C 狛犬



ご朱印 なかなか達筆です。


幣拝殿・左右片拝殿 前回の御柱が立っています。





急に撮影枚数が少なくなったのにはワケがあります。カメラにメモリーカードを入れ忘れていたのと、バッテリー切れ寸前というダブルミスをしてしまったのです。

ったく、イワンのばか、もとい、ユーワン(U1)のばかです。


 


諏訪大社下社秋宮

2015-09-27 | C 狛犬

 諏訪市の諏訪大社上社本宮から諏訪湖の反対側、下諏訪町の下社秋宮までは10キロメートルくらいでしょうか。車で移動すれば15分くらいで着きます。





立派な拝殿、大きな注連縄、一対の狛犬。



拝殿後方の幣拝殿。弊殿と拝殿が一体になっているのだそうです。説明板によると、二重楼門造りで高遠藩の命により安政6年(1777年)の起工、同10年(1781年)の落成。初代棟梁立川和四郎富棟により建設され、中沢五兵衛の彫刻が施されているとのことです。





昭和35年10月吉日

この狛犬も彫刻家・清水多嘉示の作品とのことです。後脚がバランス的に小さいような気がしますが、どうでしょう・・・。


 


諏訪大社上社本宮

2015-09-27 | C 狛犬



 諏訪大社上社前宮から本宮までは車で数分です。













台座に「狛犬奉献のことば」の銘板が嵌め込んでありました。文字が読みにくかったので読みませんでしたが(って、本当はちゃんと読むべきですが)、最後に昭和60年10月とありました。新しいブロンズ狛犬です。



お宮参りでしょう、巫女さんに案内されて幣拝殿に向かう親子の姿がありました。


 




 諏訪大社下社本宮にはもう一対、原村出身の彫刻家・清水多嘉示(日本芸術院会員)の作になる狛犬がいました。小柄な狛犬ですが、やはり風格があります。




昭和49年9月吉日建之


 


諏訪大社上社前宮

2015-09-27 | C 狛犬

 諏訪大社は諏訪湖の南に上社、北に下社があり、上社は本宮(諏訪市中洲)と前宮(茅野市宮川)に、下社は春宮(諏訪郡下諏訪町)と秋宮(同)にそれぞれ分かれて鎮座しています。今日(27日)、急に思い立って車で出かけ、2社4宮ともお参りしてきました。


上社前宮のご朱印





向かって右側 阿形の狛犬 











 


黒部ダムカレー13

2015-09-25 | F ダムカレー



    

 今日(25日)の昼食はカフェ・ギャラリー ベルヴィルの黒部ダムカレーです。ベルヴィルは大町市郊外の森の中の別荘地にあります。分かりにくい場所でしたが、なんとか行くことができました。

スパイシーな中辛カレー。ガルベはピリ辛のソーセージ、美味でした。スプーンに注目。カレースコップスプーンです。ダム堰堤を決壊させないようにごはんを鋤くのにちょうど良かったです。  900円

残り7店舗!


 


今朝のヒヨドリ

2015-09-24 | D キミの名は?


撮影日時 150924 朝7時過ぎ

 頻繁に動く野鳥を撮るのはなかなか難しいです。素早い動きにぶれてしまったり、葉の陰に隠れてしまったり。

今だ!と思ってシャッターを押してもタイミングは合いません。遅すぎるのです。ならば、野鳥の動きを予想して・・・、いやそんなことが私にできるはずなどなく。適当にシャッターを押して偶々なんとか写っている場合があれば良しとしなければなりません。

さて、今朝(24日)もヒヨドリが柿の実を啄ばみに飛来していました。その様子をリビングの窓(正確にはリビングの南側、広縁の掃き出し窓)から何枚か撮りました。柿の実を啄ばんでいる瞬間が辛うじて1枚だけ写っていました。シャープに写ってはいませんが・・・。

朝焼けと野鳥観察。朝早く起きるのが楽しみです。


 


「国宝 曜変天目茶碗と日本の美」

2015-09-23 | A あれこれ


リーフレット(表)

■ 今月(9月)13日の午前中に江東区内の神社巡りをした後、六本木にあるサントリー美術館へ出かけて「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」を鑑賞しました。

リーフレットの裏面に展覧会の説明文が載っています。**明治の実業家・藤田傳三郎氏(1841~1912)は、明治維新後、廃仏毀釈によって仏教美術品が失われる危機を憂慮し、仏像や仏画などの文化財保護に尽力しました。また、数寄者であった氏は、茶道具に対しても卓抜な鑑識眼をもち、「交趾大亀香合」をはじめ、稀代の逸品を収集しました。**

傳三郎氏と長男平太郎、次男徳次郎両氏の収蔵品(リーフレットによると国宝9件、重文52件を含む2,111件)を公開する藤田美術館が大阪にあります。まだ行ったことはありませんが。そのコレクションを東京で一堂に公開するのは初めてだそうです。

仏教美術品や茶道具を鑑賞する眼など無い私です。でも、それぞれの作品の存在感の凄さを感じることができました。

曜変天目茶碗は奇跡的、これほど美しい茶碗があろうとは・・・。壮大な宇宙の神秘的な美を器に閉じこめてしまったかのよう、とでも表現したらいいでしょうか。

焼成中の偶然の所産? いやいや、美の造物主渾身の作品でしょう。


 


「文明としての江戸システム」

2015-09-22 | A 読書日記



 講談社の「日本の歴史」全26巻は今から15年くらい前に刊行された。歴史に疎いことを自覚してそれをカバーしようなどと思ったのかどうか・・・、今となっては全巻購入の動機というか理由は分からない。

古代から中世を飛ばして近世は江戸時代の5巻のうち、『文明としての江戸システム』鬼頭 宏を読み始めた。

江戸システムとは馴染みのない言葉だが、本書の説明は 人間と、人間が作りだしたさまざまな装置群――道具・機械・建築物・制度・市場・習慣・宗教など――とが織りなす関係の総体、即ち生活総体のありようを文明システムと呼び、江戸時代をひとつの文明システムとして捉える。そして、この文明システムを「江戸システム」と呼ぶ と解される。

江戸システムの特徴が概括的に6つ挙げられていて、6番目に**江戸システムの自己完結的な発展は、ほぼ江戸時代中期に成熟を迎え、行き詰まりの後に、開国の必然性が意識される**(014頁)とある。 なるほど!

まだ読み始めたばかりだが、この巻は読み物としても面白い。


 


573 生坂村東広津の火の見櫓

2015-09-21 | A 火の見櫓っておもしろい


573 撮影日150920

 大町市八坂(旧八坂村)の明日香荘で黒部ダムカレーを食べて、ついでに風呂にも入って、国道19号経由で帰ることにした。

東筑摩郡生坂村を南北に貫く国道19号を走行中にこの火の見櫓がちらっと見えた。やぐらセンサーの感度の良さに同行者Mが驚く。

優美な女性的な姿ではなく、カチっと整った男性的な姿。



屋根の中心を外して半鐘を吊るしてあることも多いが、この火の見櫓はきっちり中心に吊るしてある。でも見張り台の広さからして、叩くのに支障はなさそうだ。多少機能性を犠牲にしても美しさを優先する、「用より美」という姿勢が感じられなくもない。

屋根頂部の避雷針には飾りがあるが、蕨手はない。見張り台の手すりにも飾りはない。この簡素さが好ましい。

この火の見櫓は錆止め塗装をするとかなり美しい姿になるだろう。