goo blog サービス終了のお知らせ 

透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 2016.07

2016-07-31 | g ブックレビュー〇





■ 7月の読了本はこの2冊。

前々から読みたいと思っていた『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/紀伊國屋書店をようやく読むことができた。読んだ、ということだけで満足。

『街角図鑑』三土たつお編著/実業之日本社 街角にあるものを観察することを趣味にしている人は多い。この本にはいろんなものが取り上げられている。マンホール蓋も載っていたので、買い求めて読んだ。載っている写真をただ見るだけでも楽しい本だった。マンホール蓋の写真の撮り方も参考になった。たかがマンホール蓋だが、なかなかディープ。

*****

いとこのH君も街角観察が趣味。以前ある雑誌に「街のABC・・・」という記事を連載したことがあった。



先日H君と会ったが、その際あることのお祝いに『街角図鑑』を彼にプレゼントしたので手元にない。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝カフェ読書

2016-07-28 | g 読書日記



 朝7時半過ぎにいつものスタバへ。2階のいつもの席に着く。宇江佐真理の『春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る―』新潮文庫を読み始める。

レイ・ブラッドベリの『華氏451度』ハヤカワ文庫も『利己的な遺伝子』と同じで学生のころから読みたいと思っていた作品。既に買い求めてあるが、後回し。過去ログ

またしばらく宇江佐作品を続けるか・・・。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「利己的な遺伝子」から宇江佐さんへ

2016-07-27 | g 読書日記



 『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/紀伊國屋書店 は全13章から成る分厚い科学書。ようやく最終13章まで読み進んだ。この本のことを知ったのは学生のころだったと思う。なぜそのころ読まなかったのか今となっては分からないが、その後ずっといつか読みたいと思っていた。ようやくその願いを果たすことができそうだ。 

生物の諸々の振舞いを遺伝子の生き残りという観点から読み解いたもの。生物ではなく、遺伝子を主人公というか、主体に据えて生物の進化を捉えてみようという試み。この本について、このような括りでよいのかどうか・・・。遺伝子にしてみれば生物の体は単なる乗り物に過ぎなくて、その乗り物が故障して動かなくなる前に次から次へと乗り換えていく、ということになっている。ちなみに著者はまえがきに**自然淘汰に二つの見方があるということだ。遺伝子からの見方と、個体からの見方と。正当に理解するなら、それらは等価である。一つの真実の二つの見方である。**と書いている。(10頁)も
のは捉え方によてその本質は変わらなくてもずいぶん違って見える、ということで、通常とは、常識とは違った見方をした方がうまく説明がつく、ということもあるということを改めて知る。

11章で「ミーム」なる概念が提示される。これをどう評すればすればよいのか、まだ整理がつかない・・・。なるほど!と思う反面、なんだかなぁとも感じている。

隙間時間だけで読み通すことには不向きな本だった。字面を追うだけだったが、読んだということだけで満足。




読了後に再び宇江佐さんに戻ろうと『春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る』新潮文庫を買い求めた。

この作品については**「春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る」この本、最近読んだのですが、これは「無事、これ名馬」にでてくるたろちゃんの父親のことを書いた本なんです。面白いですよ。機会があったら読んでみてください。**というコメントをしばらく前にいただいている。カバー裏面の紹介文を読むと確かにおもしろそうだ。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塩尻市宗賀牧野のマンホール蓋

2016-07-24 | g 地面の蓋っておもしろい〇





 塩尻市宗賀牧野にて 撮影日160724

塩尻市にいくつかある(まだいくつあるのか調べていない)農集排のうちのひとつ、宗賀南部地区農集排のマンホール蓋。

周りにカタクリの花をぐるっと中心に向けて配している。円を意識してデザインしているところが好ましい。その内側の円の中にそば畑をパースペクティブにデザインしている。宗賀本山地区はそば切り発祥の地と言われている。後方の山並みは北アルプスをデザインしたのだろうが、山の名前までは分からない。


後方に写っている火の見櫓は向かいにある詰所の建て替えに伴い撤去され、上部のみ残されたもの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塩尻市洗馬のマンホール蓋

2016-07-24 | g 地面の蓋っておもしろい〇


撮影日160718



 蓋の下側に本洗馬農集排と記してある。農業集落排水は各地区蓋のデザインが違う。洗馬焼きの壺を配し、その周りはこの地区を流れる奈良井川を泳ぐアユをデザインしている。どちらかというと地味なデザインという印象の蓋。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辰野町横川のマンホール蓋

2016-07-24 | g 地面の蓋っておもしろい〇




撮影日160718

◎ 辰野町横川には道路沿いに何基か火の見櫓が立っている。櫓と蓋のツーショットが撮れそうなところがあるので、伊那方面の櫓と蓋巡りの帰路、立ち寄ってみた。

下の写真は川島小学校グラウンドの横の道路で撮った。マンホールが大きく撮れた。上下逆でなければいいのだが、そこまで条件はなかなか整わないだろう。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

640 南箕輪村神子柴の火の見櫓

2016-07-24 | g 火の見櫓観察記


640 南箕輪村神子柴 撮影日160718 

 伊那からさらに北上、南箕輪村まで戻ったところで、この火の見櫓に遭遇した。幹線道路沿いという立地もあってか、存在感のある火の見櫓だ。見張り台のところに消火ホースを巻き上げるウインチや使途不明の横材(アングル)、スピーカー、アンテナ、避雷針
が設置してあり、ごちゃごちゃしているのは残念。手すり子もすっきりしていない。でも姿・形は美しい部類に入る火の見櫓だと思う。





この写真で屋根下の様子が分かる。4本の柱材に対角に水平部材を設置し、その交差部に半鐘に替わるモーターサイレンを設置している。反りのついた方形の屋根、下り棟の下地材の平鋼の先を伸ばし、曲げて蕨手にしている。柱上部にアーチ状に部材を設置し、構造に配慮している。



この櫓も脚部の1面だけ、脚という設えをしているが、他の面はリング式ターンバックル付きの丸鋼ブレースで済ませている。脚がきちんとあってこその櫓だと思っている私からすると、この処理は残念。



屯所のシャッターにはまといを持つ消防団員の姿が描かれている。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

639 伊那市西春近沢渡の火の見櫓

2016-07-23 | g 火の見櫓観察記


639 撮影日160718

 宮田村からの帰路、国道153号を北上していてこの火の見櫓に遭遇した。が、急停車は危険。一旦通り過ぎて、引き返してきた。好都合なことに火の見櫓の隣が地元商店街の駐車場で、そこに車を停めて観察した。






脚元にバス停をきっちり納めている。お見事! 屋根の上の大きな踊り場は必要なのかな? 外付け梯子は上の踊り場に直接登るようになっているが・・・。バス停うまく納めたでしょアピールには必要だと思うけど。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮田村のマンホール蓋

2016-07-23 | g 地面の蓋っておもしろい〇


撮影日160718



 農集排のマンホール蓋 JIS蓋の真ん中に村章を配している




宮田村の公共下水のマンホール蓋 村役場前で撮影 村の花のウメを左右対称に配し、中心に村章を入れている。



村役場の駐車場にあった防火用水槽の蓋 6角形の消防章(確か雪の結晶と関係のあるデザインだと思うが、自治体によって微妙に違うようだ)、その中に村章を入れている。




長野県の全77市町村で火の見櫓を背景にマンホール蓋の写真を撮りたいと思う。櫓のない自治体があるかもしれない。その時はしかたがない、蓋のみ撮ることにする。蓋のない自治体があるのかどうか、分からない。下調べをして出かけたい。

今年中に達成するのは無理かと思うが、来年の末までには何とか・・・。 


 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

638 宮田村大原のモダンな火の見櫓

2016-07-23 | g 火の見櫓観察記


638 宮田村役場の近く、大原地区の集会施設の敷地に立つ火の見櫓 撮影日160718

鋼管で構成した造形的になかなかグッドな火の見櫓。見張り台の上から櫓を3角に、いや4角錐に絞り込んで、そこにスピーカーを4つ付けてある。

櫓に2本の控え柱(つっかえ棒)を設置しているが、これは初めからの予定だったのだろうか。これ無しで櫓を建てたら思いの外揺れるので後から設置した? いやいや、設計者、製作者は初めから予定していたのだろう。ステー上端はきれいに処理してないけれど。





 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

637 宮田村大久保の火の見櫓

2016-07-23 | g 火の見櫓観察記


637 撮影日160718 

 カーナビ頼りに宮田村に入る。村内で出合った火の見櫓がこれ。なかなか美しい立ち姿。目立った錆もない。  南信方面には4角形の櫓が多い、という印象だが、この櫓然り。

特徴を挙げれば、緩勾配の方形(ほうぎょう)の屋根。

屋根の頂部には大きな飾りが付いている。見張り台は4隅面取りの4角形。




見張り台の床の出隅にそれぞれ方杖を突き、床の下に斜材を入れている。半鐘の後ろに水平に渡してあるアングルは何に使うのだろう。この櫓にも梯子の上端に手すりを設置している。中信では見た記憶がないが(見たかな?)、南信では多いのかもしれない。数多く調べて傾向分析をすれば分かることだが、そこまでする気力はない。



外付けされた梯子から踊り場に入るところの「くるりんちょな装飾」が目立つ。踊り場の手すりは省略されているが、やはり見た目にも欲しいところ。



脚部。櫓の上部と同じブレースをつけている例も多いが、この火の見櫓には脚がある。




 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒ケ根市東伊那のマンホール蓋

2016-07-22 | g 地面の蓋っておもしろい〇


撮影日160718 

◎ 天竜川左岸の不安になるくらいの細い道路を走ってこの火の見櫓とマンホール蓋に出合いました。




竜東北部の農集排のマンホール蓋には山(名前は分かりません)と天竜川を背景にこの地特産の松茸がデザインされています。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊那市のマンホール蓋

2016-07-21 | g 地面の蓋っておもしろい〇


伊那市美篶 撮影日160718



 伊那市のマンホール蓋には伊那節の街と記されている。伊那節に詠われている、馬子が米俵を馬に担わせて運ぶ様がデザインされているが分かりにくい。市町村の役場などにカラー蓋が展示されていることがある。それを見れば図柄が分かりやすいが、休日は閉庁しているな・・・。

木曽へ木曽へと つけ出す米は 伊那や高遠の 伊那や高遠の お蔵米

 

共に伊那市の市章だが、左は旧伊那市章で「イナ」をデザインしている。右は合併後の新伊那市章で、デザインの意味について市のホームページに**力強い二つのアルプスは市の飛躍・繁栄を、桜の花びらは文化・歴史を、そして中央で交わる二本のラインは縦に三峰川、横に天竜川を表し、下に広がる肥沃な大地は輝かしい未来への発展を意味しています。都市像である「二つのアルプスに抱かれた自然共生都市」とともに、将来に向けて躍進する伊那市の姿を表現しています。**という説明がある。

教訓:このようなことがあるから、蓋をひとつ見ただけで満足してはいけない。


 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

636 伊那市東春近田原の火の見櫓

2016-07-21 | g 火の見櫓観察記


 

636 伊那市東春近 撮影日160718 

 伊那市内の火の見櫓は今回はこれがラスト。全景を写す2カットでは、道路をパースペクティブに捉えて奥行き感のある上の構図が好き。







前稿の上殿島の火の見櫓と製作した鉄工所の製作年月も同じだから、姿・形がよく似ている。それゆえこの火の見櫓の印象について記すことは省略する。   

規模が同じであれば、それぞれ別の設計図で製作する必要はない。同一の設計図によって製作された可能性が高いと思う。わずかな違いは製作過程でのアレンジ、と考えてよいだろう。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

635 伊那市東春近の火の見櫓

2016-07-21 | g 火の見櫓観察記


635 伊那市 東春近 上殿島  撮影日160708

■ 伊那市から宮田村役場を目指してカーナビ頼りに走行していたが、なぜか迷走してしまいこの火の見櫓に遭遇した。不幸中の幸いというべきだろう。

姿・形が美しいと感じる火の見櫓は櫓が滑らかな曲線を描いて末広がりになっていることが欠かせない条件だ。東京タワーはこの条件を満たしている代表的な実例で火の見櫓のお手本ともいえる。この火の見櫓もそのようになっていて美しい。もう何回も書いていることの繰り返しで気が引けるが、脚部としてのデザインがなされていないのは残念ではあるが。屋根と見張り台が少し小さめだが、見た目のバランス的にはちょうど良い。



この火の見櫓も梯子の貫通部分の見張り台の床面にU字形の開口を設けている。そして梯子の上端部分にも手すりを設けている。



この火の見櫓にも踊り場に半鐘が吊り下げられている。屋根下の半鐘が乳付きで古く、こちらの表面が平滑な半鐘が後付けで新しいと推測する。同時に設置して半鐘の仕様が異なるということも例えばコストの違いなどからあり得るのかもしれないが。



梯子を櫓の外に設置するのであれば、人が櫓内に入れるようにする必要もないわけで、この脚部のように4面ともブレースでなんら支障ない。その方が構造的なバランスという点からも好ましいだろう。




 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする