透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 1607

2016-07-31 | A ブックレビュー





■ 7月の読了本はこの2冊。

前々から読みたいと思っていた『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/紀伊國屋書店をようやく読むことができた。読んだ、ということだけで満足。

『街角図鑑』三土たつお編著/実業之日本社 街角にあるものを観察することを趣味にしている人は多い。この本にはいろんなものが取り上げられている。マンホール蓋も載っていたので、買い求めて読んだ。載っている写真をただ見るだけでも楽しい本だった。マンホール蓋の写真の撮り方も参考になった。たかがマンホール蓋だが、なかなかディープ。

*****

いとこのH君も街角観察が趣味。以前ある雑誌に「街のABC・・・」という記事を連載したことがあった。



先日H君と会ったが、その際あることのお祝いに『街角図鑑』を彼にプレゼントしたので手元にない。


 


健康寿命

2016-07-29 | A あれこれ

■ 昨日(28日)の信濃毎日新聞朝刊に日本人の平均寿命が過去最高は更新したものの、女性が世界一から2位に後退、男性が3位から4位に後退したことが記事になっていた。厚生労働省が公表した2015年のデータだという。 「別にこんなこと、どうだっていいじゃん」(←私の内なる声、以下同じ)



記事は最後に健康寿命のことに触れていて、2013年は男性が71.19歳、女性が74.21歳だったという。「こちらの方が重要な情報だと思うけどな」

健康寿命というのは、記事の中にある説明によると**介護を受けたり寝たきりになったりせずに自立して生活できる**寿命のこと。ということは男性の場合、自立した生活が送れない期間が9年、女性の場合にはそれが13年近くもあるということになる。

健康で長生きしたいと誰もが願う。だが誰かの世話にならなければ生活できない状態が女性の場合は13年近く、男性の場合は9年も続くというのが実態ということだ。

「この年数をいかに減らすか、ということだな。やはりピンピンコロリというのが理想だな。あ~あ、こんなことを考える歳になってしまった・・・」





 


朝カフェ読書

2016-07-28 | A 読書日記



 朝7時半過ぎにいつものスタバへ。2階のいつもの席に着く。宇江佐真理の『春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る―』新潮文庫を読み始める。

レイ・ブラッドベリの『華氏451度』ハヤカワ文庫も『利己的な遺伝子』と同じで学生のころから読みたいと思っていた作品。既に買い求めてあるが、後回し。過去ログ

またしばらく宇江佐作品を続けるか・・・。


 


「利己的な遺伝子」から宇江佐さんへ

2016-07-27 | A 読書日記



 『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/紀伊國屋書店 は全13章から成る分厚い科学書。ようやく最終13章まで読み進んだ。この本のことを知ったのは学生のころだったと思う。なぜそのころ読まなかったのか今となっては分からないが、その後ずっといつか読みたいと思っていた。ようやくその願いを果たすことができそうだ。 

生物の諸々の振舞いを遺伝子の生き残りという観点から読み解いたもの。生物ではなく、遺伝子を主人公というか、主体に据えて生物の進化を捉えてみようという試み。この本について、このような括りでよいのかどうか・・・。遺伝子にしてみれば生物の体は単なる乗り物に過ぎなくて、その乗り物が故障して動かなくなる前に次から次へと乗り換えていく、ということになっている。ちなみに著者はまえがきに**自然淘汰に二つの見方があるということだ。遺伝子からの見方と、個体からの見方と。正当に理解するなら、それらは等価である。一つの真実の二つの見方である。**と書いている。(10頁)も
のは捉え方によてその本質は変わらなくてもずいぶん違って見える、ということで、通常とは、常識とは違った見方をした方がうまく説明がつく、ということもあるということを改めて知る。

11章で「ミーム」なる概念が提示される。これをどう評すればすればよいのか、まだ整理がつかない・・・。なるほど!と思う反面、なんだかなぁとも感じている。

隙間時間だけで読み通すことには不向きな本だった。字面を追うだけだったが、読んだということだけで満足。




読了後に再び宇江佐さんに戻ろうと『春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る』新潮文庫を買い求めた。

この作品については**「春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る」この本、最近読んだのですが、これは「無事、これ名馬」にでてくるたろちゃんの父親のことを書いた本なんです。面白いですよ。機会があったら読んでみてください。**というコメントをしばらく前にいただいている。カバー裏面の紹介文を読むと確かにおもしろそうだ。


 


小嶋三樹展「閑寂幽玄」

2016-07-24 | A あれこれ

 浅間温泉の奥まったところにある「手仕事扱い処 ゆこもり」は湯治場だった木造の家屋をほとんどそのままギャラリーとし、個性的な作品を展示している。ここで7月末まで開催されている小嶋三樹展『閑寂幽玄』を鑑賞した。



和紙にプリントして掛け軸に仕立てられた何点かの滝の作品が床の間を中心に展示されている。細密に描かれた水墨画のようだ、というのが第一印象。永い時の蓄積を感じるこの和室はこれらの作品の展示空間として実にふさわしい。



何本もの極々細い白糸から成る滝。不思議なことに滝の音は感じない、聞こえてこない。静寂の世界。しばらく作品と対峙していると、滝がその存在を、その生命をこちらに訴えていると感じてくる。

滝の周囲の豊かな色を消去して光だけに純化し、その濃淡によって対象の「存在」を表現している。写真の
本来の意味もここにあるのだと思う。写真ではなく、フォトグラフ。

以前このブログに**フォトグラフを直訳すると「光画」になるだろうか。写真と訳したところに日本人の西洋の技術に対する驚きと冷静さを失っていた姿を見る思いがする。**と書いた。(過去ログ)

作品に近づいてみると闇に見えるところにも存在を主張する対象が写っている。対象を光だけで表現するという作家の意思もそこに感じる。写真とは何かという問いに対する明確な答えも。



写真家の小嶋さんにとって、風景を切り撮ることは創作の始まりにすぎないのだろう。そこからものが生命の証として自ら発する光、このイメージの表現に向けて創作しているのであろう・・・。


 写真撮影可とのことだったので何枚か撮らせていただいた。


82、83 手仕事扱い処 ゆこもりで

2016-07-24 | C 名刺 今日の1枚

82枚目 写真家・小嶋三樹さん 

手仕事処ゆこもりの展示会場で名刺交換をした。プライベート名刺を渡すのは久しぶりだ。

存在の証として対象そのものが自ら放つ光、周りのものの光との関係性によって際立つその存在感の表現。小嶋さんの作品のテーマを私はこのように理解した。

このような目で作品を見ると、ニュージーランドの混沌とした密林の中(*)にも、東京は夢の島の夜景からも光によって秩序づけられた全く別の世界が見えてくる・・・。闇の中でわずかに見えるもの、微妙な光のニュアンスを表現することへのこだわりを感じた。

*会場に展示されていない作品も小嶋さんから特別に見せていただいた。

*****

83枚目 ゆこもり 瀧沢さん 

ゆこもりの瀧沢さんとも初対面だった。気さくな方で、会場でギャラリーや作品の紹介をしていただいた。

今後興味深い作品展が開催されているときには訪れたい。場所が分かったから、次回からは迷わずに行くことができる。


 


塩尻市宗賀牧野のマンホール蓋

2016-07-24 | B 地面の蓋っておもしろい





 塩尻市宗賀牧野にて 撮影日160724

塩尻市にいくつかある(まだいくつあるのか調べていない)農集排のうちのひとつ、宗賀南部地区農集排のマンホール蓋。

周りにカタクリの花をぐるっと中心に向けて配している。円を意識してデザインしているところが好ましい。その内側の円の中にそば畑をパースペクティブにデザインしている。宗賀本山地区はそば切り発祥の地と言われている。後方の山並みは北アルプスをデザインしたのだろうが、山の名前までは分からない。


後方に写っている火の見櫓は向かいにある詰所の建て替えに伴い撤去され、上部のみ残されたもの。


辰野町横川のマンホール蓋

2016-07-24 | B 地面の蓋っておもしろい




撮影日160718

◎ 辰野町横川には道路沿いに何基か火の見櫓が立っている。櫓と蓋のツーショットが撮れそうなところがあるので、伊那方面の櫓と蓋巡りの帰路、立ち寄ってみた。

下の写真は川島小学校グラウンドの横の道路で撮った。マンホールが大きく撮れた。上下逆でなければいいのだが、そこまで条件はなかなか整わないだろう。





640 南箕輪村神子柴の火の見櫓

2016-07-24 | A 火の見櫓っておもしろい


640 南箕輪村神子柴 撮影日160718 

 伊那からさらに北上、南箕輪村まで戻ったところで、この火の見櫓に遭遇した。幹線道路沿いという立地もあってか、存在感のある火の見櫓だ。見張り台のところに消火ホースを巻き上げるウインチや使途不明の横材(アングル)、スピーカー、アンテナ、避雷針
が設置してあり、ごちゃごちゃしているのは残念。手すり子もすっきりしていない。でも姿・形は美しい部類に入る火の見櫓だと思う。





この写真で屋根下の様子が分かる。4本の柱材に対角に水平部材を設置し、その交差部に半鐘に替わるモーターサイレンを設置している。反りのついた方形の屋根、下り棟の下地材の平鋼の先を伸ばし、曲げて蕨手にしている。柱上部にアーチ状に部材を設置し、構造に配慮している。



この櫓も脚部の1面だけ、脚という設えをしているが、他の面はリング式ターンバックル付きの丸鋼ブレースで済ませている。脚がきちんとあってこその櫓だと思っている私からすると、この処理は残念。



屯所のシャッターにはまといを持つ消防団員の姿が描かれている。


 


639 伊那市西春近沢渡の火の見櫓

2016-07-23 | A 火の見櫓っておもしろい


639 撮影日160718

 宮田村からの帰路、国道153号を北上していてこの火の見櫓に遭遇した。が、急停車は危険。一旦通り過ぎて、引き返してきた。好都合なことに火の見櫓の隣が地元商店街の駐車場で、そこに車を停めて観察した。






脚元にバス停をきっちり納めている。お見事! 屋根の上の大きな踊り場は必要なのかな? 外付け梯子は上の踊り場に直接登るようになっているが・・・。バス停うまく納めたでしょアピールには必要だと思うけど。


 


宮田村のマンホール蓋

2016-07-23 | B 地面の蓋っておもしろい


撮影日160718



 農集排のマンホール蓋 JIS蓋の真ん中に村章を配している




宮田村の公共下水のマンホール蓋 村役場前で撮影 村の花のウメを左右対称に配し、中心に村章を入れている。



村役場の駐車場にあった防火用水槽の蓋 6角形の消防章(確か雪の結晶と関係のあるデザインだと思うが、自治体によって微妙に違うようだ)、その中に村章を入れている。




長野県の全77市町村で火の見櫓を背景にマンホール蓋の写真を撮りたいと思う。櫓のない自治体があるかもしれない。その時はしかたがない、蓋のみ撮ることにする。蓋のない自治体があるのかどうか、分からない。下調べをして出かけたい。

今年中に達成するのは無理かと思うが、来年の末までには何とか・・・。 


 

 


638 宮田村大原のモダンな火の見櫓

2016-07-23 | A 火の見櫓っておもしろい


638 宮田村役場の近く、大原地区の集会施設の敷地に立つ火の見櫓 撮影日160718

鋼管で構成した造形的になかなかグッドな火の見櫓。見張り台の上から櫓を3角に、いや4角錐に絞り込んで、そこにスピーカーを4つ付けてある。

櫓に2本の控え柱(つっかえ棒)を設置しているが、これは初めからの予定だったのだろうか。これ無しで櫓を建てたら思いの外揺れるので後から設置した? いやいや、設計者、製作者は初めから予定していたのだろう。ステー上端はきれいに処理してないけれど。