■ 『桜』勝木敏雄/岩波新書を読み終えた。著者のプロフィールを見ると専門は樹木学、植物分類学、森林生理学とある。本書には桜の分類について、桜の分布域について書かれている。著者は植物の分類が専門とのことで、桜の分類について詳細に説明している。桜には栽培品種があり、また多くの雑種・変種があるために分類が難しいという。分類に関する記述は、別の対象の分類を考える際に大いに参考になるだろう。
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さて、次は『虫や鳥が見ている世界 ―紫外線写真が明かす生存戦略』浅間 茂/中公新書。
この様なテーマには関心があり、類書も読んでいる(過去ログ)。書店でこの本を目にし、目次を見ることもなく、内容も確認しないで買い求めた。掲載されている写真は全てカラーで、本の用紙が上質で厚く、ページを繰りずらいことが少し気になるが、読んでいるうちに慣れるだろう。
虫や鳥たちも同じ世界に棲んでいながら見ている世界は全く違う。興味深い内容の本。しばらくはこの本の世界に浸ろう・・・。