透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 1408

2014-08-31 | A ブックレビュー



 8月に読んだ本はこの3冊のみ。

7月に文京区の森鴎外記念館を訪ねたこともあって雁』に続き『舞姫』も読んでみた。30頁に満たない短編だから、擬古文ではあるが短時間で読むことができる。繰り返し読むこともない、一度読めば十分。若い女性のつつましやかな恋を描いた『雁』の方がいい。

『富士山文化―その信仰遺跡を歩く』竹谷靱負/祥伝社新書 富士山文化を網羅的に紹介している。江戸川で偶々富士塚を見て、興味を覚えて読んだ本。

富士講徒が先達に率いられて、七ヶ所の富士塚や浅間神社を巡拝する「七富士巡り」がいまも行われているという。「お胎内潜り」、「富士八海巡り」などについてもこの本で知った。やはり富士山は日本人にとって特別な存在、ということを再認識した。

9月、読書の秋の始まり。長編小説を読みたいところだが、その気になるかどうか・・・。



 


「サードプレイス」

2014-08-27 | D 新聞を読んで


 「サードプレイス」ということばを今日(26日)の朝刊で知った。第一の場が「家庭」、第二の場が「職場」、そして第三の場、サードプレイス。今から20年以上も前にレイ・オルデンバーグというアメリカの都市社会学者によって提唱された概念ということだが、今まで知らなかった。「第三の男」なら知っているけれど・・・。それは第一の場、第二の場のどちらでもない居心地のよいくつろぎの場だという。

家と職場、第一の場と第二の場を往復するだけという日常にあって、時々立ち寄るカフェが私にとって第三の場、サードプレイスということになる。そこでカフェのオーナーや顔見知りの常連客と趣味のことなどを語り合う。

サードプレイスということば、概念を知ることでカフェの意義、生活における位置づけがはっきりした。カフェというリアルなサードプレイスは、家庭や職場という小さな閉じた社会から抜け出して過ごす息抜きの場、ということになる。

仕事帰りに立ち寄る図書館、居酒屋、スポーツクラブなど、サードプレイスは人それぞれ。サードプレイスを持たない人も多いらしいが、車のハンドルに「あそび」が必要なように、生活にも「あそび」が必要、ということなのだろう・・・。


 


501 塩尻市広丘野村の火の見櫓

2014-08-24 | A 火の見櫓っておもしろい


501 塩尻市広丘野村の火の見櫓。  国道19号の九里巾の信号の近くに立っている。

 3角形の櫓、立体的には3角錘台。3面のうち1面は丸鋼の横架材のみで梯子を兼ねている。ブレースは丸鋼だが、ターンバックルはない。横架材が3段ある。うち下の2段はフラットバー、上の1段は丸鋼という簡素なつくり。



鋼板のみで下地の無い屋根は変形している。簡素な見張り台、手すりは丸鋼でつくられていて、手すり子はない。



柱のアングル材(等辺山形鋼)に横架材のフラットバー(平鋼)とブレースの丸鋼を溶接接合している。

この辺りは住宅も増えて火の見櫓が建てられたころとは、すっかり様変わりしたことだろう・・・。


 


光輪寺の青面金剛像

2014-08-20 | B 石神・石仏



 長野県朝日村の古刹・光輪寺のこの青面金剛像のことは、以前から知っていた。上の写真のような状態で像の細部は全く分からなかった。



先日、寺の境内を囲む板塀の汚れを高圧洗浄機で落とす作業をした際、青面金剛像も洗浄してみると、
像が鮮明に浮かび上がった。足下の三猿もはっきり分かる。像が損耗していたわけではなく、泥で汚れていたのだ。

腕が6本あるが、内2本を上に挙げていて、右手の先には月(この写真では分かりにくいが)、左手の先には日がある。合掌している手は残念ながら欠損している。下げた左手で弓を持っている。右手の棒状のものが何か分からない。



左側面の刻字も洗浄してはっきり分かるようになった。明和6年をネットで調べると確かに干支は己丑(つちのとうし)で、西暦で1769年。江戸の中期に祀られたことが分かった。古い部類の青面金剛像(庚申碑)だろう。江戸末期の庚申の年にあたる1860年のものはときどき見かけるが。

明和の頃、どんな人物がいたのか調べると、歴史に疎い私でも知っている与謝蕪村、田沼意次、平賀源内、杉田玄白などの名前があった。

そのころ、この像はこの場所にあったのかどうか、どんな風景を見ていたのだろう・・・。


 


夏の朝 0820

2014-08-20 | E 朝焼けの詩



夏のフォトアルバム リビングから  

撮影日時 140820 05:04AM



撮影日時 140820 05:14AM

今朝も朝焼け。

雲の形も色も刻々と変化する朝焼け。たった10分間でこの変化! こんな光景をリビングの窓から眺めることができるなんて・・・。早起きは得だ。

まもなくリビングに朝日が射しこんでくる・・・。