1185 中野市新井 火の見櫓のある風景 4脚8〇型 撮影日190512
■ 火の見櫓は国道クラスの幹線道路沿いより集落内の生活道路沿いの方が多い、と断定的には書けないが、たぶんそうだと思う(このことは例えば火の見櫓を地図上にプロットするサイトの塔マップなどで調べれば確認できるだろう)。この火の見櫓も生活道路沿いに立っている。4脚で屋根が8角形、見張り台が円形(型の表記では〇としている)という組み合わせが多い。
8角形の屋根と4本の柱の上端をきっちり納めている。8角形と4角形、この組み合わせもなかなか好い。軒先にはやや大きめの蕨手が付いている。見張り台の手すりは至ってシンプル。
東北信の櫓としては珍しく、ブレースがすべてリング付きだ。梯子を切り換える簡易な踊り場にも半鐘が下げてあるが、やけに小さい。リングと大きさを比べれば分かる。
脚部は正面のみアーチ部材を用いて開口を確保している。