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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 2019.06

2019-06-30 | g ブックレビュー〇



 少年老い易く学成り難し、この通りであることをこの歳になって実感する。

6月に読んだ本はこの4冊。最低限のノルマ達成といったところ。

『3001年終局への旅』アーサー・C・クラーク/ハヤカワ文庫

**「年齢千歳の宇宙飛行士を乗せようとしているところだ。何者かは見当がつくよ」**(22頁)
**「いいづらいことだが、ミスター・プール、ボーマンはきみを救わなかったんだ。手の施しようもなく死んでいると、頭から―これは彼を責めるわけにはいかないが―信じこんでしまったんでね。(後略)**(29頁)

「2001年」のトラブルから1000年後、木星圏を過ぎ、宇宙を漂い続けていたフランク・プールは海王星の軌道の外側で奇跡的に発見されて回収される。そして氷結状態から生き返る処置を受けて・・・、完結編の物語は始まる。

『日本の年金』駒村康平/岩波新書

**少子高齢化が急激に進んでいる日本で、年金制度はどうなっていくのだろうか。国民・基礎年金、厚生年金の現状、近年の年金見直しを解説し、直面せざるをえない喫緊の課題を明らかにする。**(カバー折り返しの本書の内容紹介文より引用した)

老後資金問題、金融庁金融審議会の2000万必要と言う指摘、年金だけでは生活できないことは皆分かっている。だが、2000万もの金融資産なんてない、という現実。経産省は老後2900万円必要だという独自試算を示した。


信濃毎日新聞19年6月28日付朝刊に掲載された記事の見出し

年金について何も知らない、基礎年金って何?ということでは困る。年金に関する新聞記事に目がいくようになったのは、この本を読んだ成果。

『富士山はどうしてそこにあるのか 地形から見る日本列島史』山崎晴夫/NHK出版新書

著者には私とは全く違う風景が見えているんだろうなあ・・・ 読了直後の感想。

『歌舞伎はスゴイ』堀口茉純/PHP新書

絵島と生島のスキャンダル(この本で絵島について大奥の実質的な最高権力者と紹介している。生島はトップスターの歌舞伎役者)については以前聞いたことがあったが、絵島が高遠藩に配流(はいる)されていたことは知らなかった。

プロフィールを見ると著者は大学で歌舞伎史を研究していたそうだが、深い知識には驚かされた。


この本に『守貞謾稿』から引用した図が掲載されていたので、同書に「火の見櫓の説明図」を探し、見つけたという次第(過去ログ)。

 

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塩尻市洗馬岩垂地区のマンホール蓋

2019-06-29 | g 地面の蓋っておもしろい〇




塩尻市洗馬岩垂地区の農集排マンホール蓋 撮影日190629

 長野県はレタスの生産量が全国1位で4割近くを占める。その長野県では川上村と塩尻市洗馬、朝日村が主な生産地だ。洗馬岩垂地区の農集排マンホール蓋には北アルプスを背景にレタス畑が描かれている。


 

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― 松本市内田の火の見櫓

2019-06-28 | g 火の見櫓観察記


(再)松本市内田 4脚64型 撮影日190627

 所用で松本市内の某所に向かう途中、この火の見櫓の前を通りかかった。時間が少しあったので車を停めて写真を撮った。



6角錘のとんがり屋根を4本の柱で支えるという変則的な構成。てっぺんの「だんご」は松本市内で時々見かける飾り(飾りと断じてよいのかどうか、雨仕舞上あるいは避雷針を設置する上で必要なのかもしれない)。屋根下の半鐘は既に無い。梯子は見張り台の床面止まりで登り降りする時には怖い、と思う(と繰り返し書く)。



中間の踊り場は簡単な設え。これは2ヶ所あるうちの下の踊り場だが、これより上のブレースはリング式ターンバックル付きの丸鋼、下は山形鋼。



梯子の下端が接地していない。着脱式にしてあるのかと思って、周りを見たが、見当たらなかった。火の見櫓に登ることがなくなっている、ということだろう。

柱のジョイント部分を探したが、見つけることができなかった。

*****

撮影意図によっては下のような写真を撮ることにもなる。




撮影日171207


 

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― 江戸の火の見櫓

2019-06-27 | g 火の見櫓考〇


国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)より

自身番小屋(自身番屋とも言われるが、上の図には自身番小屋とある。町の事務所、ごく小さな役所のような建物)の屋根の上につくられた枠火の見(左)右のような火の見櫓が作られていないところに作る。

喜田川貞守が幕末までの約30年かけて成した『守貞謾稿』全35巻を閲覧して第3巻に収録されている江戸の火の見櫓を見つけた。図の中は武家地仕様、右は町人地仕様の図。武家地の火の見櫓は町人地の火の見櫓でむき出しになっている櫓を下見板(押縁下見板張り)で包んでいる。


図中の説明文に「下見板ニテ包ム」という表記がある。このことに関する私の本の原稿は間違えていない。

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「江戸の不動産」を読む

2019-06-27 | g 読書日記

図書カードで本を買う

図書カード3

 父の日にプレゼントされた図書カードでどんな本を読んだのか記録しておき、Mに報告する。親子であってもこのくらいの礼は尽くしたいと思う。

江戸文化歴史検定一級に最年少で合格したという堀口茉純さんの『歌舞伎はスゴイ』PHP新書は江戸歌舞伎に関するエピソード満載で、興味深く読んだ。この本についてはブックレビューで書きたい。

図書カードで買い求めた3冊目の本『江戸の不動産』安藤優一郎/文春新書を読み始める。

江戸から明治へのパラダイムシフトについてはいろんな捉え方や評価があると思う。興味深い時代だ。江戸と明治、両時代について書かれた本はこれからも読んでいきたい。中高時代にサボっていたが、まあ、一生のうちのどこかで勉強すればよいのだ(と自分に言い聞かせる)。

帯に書かれたこの本の内容紹介文の中に

□江戸の町が拡大したのは大火事がきっかけだった。
□延焼防止の空き地では町人が商売をしていた。

があり、火の見櫓つながりで興味を覚え、買い求めた。



 

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塩尻の農集排マンホール蓋

2019-06-26 | g 地面の蓋っておもしろい〇



 既に一度載せた記事に加筆して再度載せる。

塩尻市旧塩尻の火の見櫓(―)の脚元にマンホール蓋があった。火の見櫓からわずか数メートルしか離れていないのでマンホール蓋のデザインまで分かるような写真を撮ることができなかった。残念だが仕方ない。



塩尻市には数種類(6種類か)の農集排のマンホール蓋があるが、この蓋はその内のひとつ。蓋の中心の円の中に高ボッチ高原の草競馬が描かれている。その円を囲むようにカーブミラーに写る横断歩道を描いたような4つの円(の一部)は何だろう。何を描いているのだろう・・・。蓋の上に「農集排」、下に「東山地区」と文字を入れてある。


この東山地区のマンホール蓋の他に私が既に見た蓋は次の3種類、後2種類探さなくては・・・。


宗賀南部地区農集排のマンホール蓋


本洗馬(もとせば)農集排のマンホール蓋


小曽部(こそぶ)農集排のマンホール蓋



 

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― 気がつかなかった・・・

2019-06-25 | g 火の見櫓観察記

 


 
 2枚の写真は松本市笹賀に立っている火の見櫓で半鐘を叩いているところを撮ったもの。今では珍しい光景だ。ともにほぼ同じ位置から撮ったことが、火の見櫓に引き込んだ電線の様子から確認できる。

屋根の上の風向計の向きが違う、逆だ。このことに今日気がついた。団員の立ち位置の違いに注目していて、風向計の向きが違うことに全く気がつかなかった・・・。風向計だから風向きをきちんと示すように向きを変えて当然だが、錆び付いたりして、向きが変わらないものばかりだと思っていた。この思い込みから風向計の向きに注目することがなかった。

上の2枚の写真はこの火の見櫓の風向計は動くという動かぬ証拠だ。






以前山梨県北杜市で見た動く風向計


 

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「歌舞伎はスゴイ」を読む

2019-06-25 | g 読書日記

図書カードで本を買う

図書カード2

 **これまで歌舞伎に触れる機会がなかった方には、本書が「今度、見に行ってみようかな」と思っていただくきっかけになればうれしく思います。**(19頁)

『歌舞伎はスゴイ 江戸の名優たちと“芝居国”の歴史』堀口茉純/PHP新書を読み始める。

今年は歌舞伎を観ようと思っている。歌舞伎のかの字も知らないが、日本の伝統芸能にも触れたいと思うようになった。観る前に少し歌舞伎について勉強してみようと思って、以前に書店で目にしていたこの本を図書カードで買い求めた。

浮世絵をふんだんに掲載してあり、それらを見るだけでも楽しいビジュアル本だ。

何でも読もうと思ってはいても、実際に読む本はどうしても偏る。だから今まで全く縁のなかった歌舞伎に関する本を読むのも好いだろう・・・。



 

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― 思い込みで判断しないこと

2019-06-23 | g 火の見櫓観察記


 この火の見櫓(岡谷市川岸上)の脚元の黄色い板について、梯子を登れないようにするためで、子どもだけでなく大人でも登れないと書いた。この板が梯子に固定してあるのならこの判断は間違ってはいない。


昨日(22日)、岡谷市内の別の火の見櫓(岡谷市長地)でもこれと同じ板を設置してあるところを目にした。




板を取り付けて梯子を登れないようにしてある。裏側を見ると・・・。


板が着脱式になっていることに気がついた。きちんと確認しないで思い込みで判断してはいけないな、じっくり観察しなければいけないな、と反省した。


追記 「あ、火の見櫓!」では岡谷市川岸上の写真を岡谷市長地の写真に差し替えた。191231

 

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1196 塩尻市旧塩尻の火の見櫓

2019-06-22 | g 火の見櫓観察記


1196 3脚66型 塩尻市旧塩尻(東山地区)撮影日190622

 諏訪のサンリツ服部美術館からの帰路、国道20号で塩尻峠を超えて塩尻市街地に下る途中でこの火の見櫓を観察した。梯子の段数と間隔から見張り台の床の高さを求め、屋根までの高さを加えて、火の見櫓の高さを13.5mくらいと推測する。

今まで注目してこなかった櫓の分割位置、この火の見櫓はオレンジ色の線で示した位置で分割している。鉄工所で3つのユニットに分けて製作されたわけだが、これが現場まで運べる大きさということだ。現場で3つのユニットを接合して一体化し、引き起こしている。

ユニットの接合部に注目する。







柱材の等辺山形鋼を第3の部材(スプライスプレートに倣い、スプライスアングルとでも呼べばよいか)を介して接合している。下側の柱材とはボルト6本で接合し、上側の柱材とはリベット6本で接合している。なぜ上下で接合方法が違うのだろう・・・。何らかの理由があるはずだが分からない。

岡谷市長地の火の見櫓も見てきたが、接合方法が違っていて、上下の柱材(等辺山形鋼)を重ねてボルトで接合している。



 

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国宝 「寒山図」@サンリツ服部美術館

2019-06-22 | g あれこれ考える〇



 昨日(21日)出かける予定だったサンリツ服部美術館に行って来た。諏訪湖岸にあるこの美術館は内井昭蔵さんの設計。内井さん設計で馴染みの建築と言えば世田谷美術館だろう。ヴォールト屋根とコンクリート打ち放しと凹凸のあるタイルの外壁、この構成の外観が両美術館に共通している。

湖岸道路沿いに計画された美術館の2階は両サイドに展示室があり、その間に喫茶室を配置したプラン。展示室1(上の写真で手前に写っている)には近現代西洋絵画が、展示室2(後方に写っている)には日本及び東洋の古美術品が展示されている。

展示室2では「日本・中国絵画展 画家たちの技と表現」が今月30日までの会期で開催されている。展示の目玉はなんといっても日本の初期水墨画を代表する「寒山図」。14世紀の前半に活躍したといわれる可翁の作品で国宝だ。

寒山という唐の時代の僧が両腕を背面で組み、少し上を向いて立つ姿をを描いた水墨画。上半身を思い切りよく引いた太い線で描いているところが魅力だ。引き直しできない線、というのが好い。顔の表情は細かく描かれていて、上半身の線との対比も好い。

他には室町時代につくられたという「秋野蒔絵手箱」に魅せられた。

展示室1の作品ではポール・ギアマンというフランス出身の画家の静物画「花とヴァイオリン」が好かった。主題である机の上の花とヴァイオリンより机の赤と背景の青の強烈な対比が印象的な作品。

ラウル・デュフィの作品も2点、「静物のあるアトリエ」と「モーツァルト」が展示されていた。デュフィの作品は以前東京で鑑賞している(過去ログ)。透明感のある色彩画。

*****

先日旧開智学校校舎が国宝に指定されることが決まった。そのことを伝える新聞記事に長野県の国宝が全て紹介されていて、この美術館が共に国宝の「寒山図」と「白楽茶碗 銘 不二山」を所蔵していることを知った。「寒山図」が特別展示されていることを知り、出かけた次第。なお、7月6日から9月29日までの会期で開催される特別企画展「茶人たちに愛された数々の名碗」で白楽茶碗 銘 不二山が展示される。


 

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図書カードで本を買う

2019-06-21 | g 読書日記

 ワークライフバランスは仕事と生活の調和と訳される。仕事と生活のバランスポイントはずっと一定ではない。加齢とともに仕事を減らし、その分生活を増やしたところにそのポイントを移さなければならない、と思うようになった。この歳になると30代、40代のころのようには仕事ができなくなる。体力も気力もそして知力も衰えるのだから。などという理屈っぽいまえがきはこのくらいにしよう。

今日(21日)は有給休暇、仕事を休んで、3連休! 休んだ理由は上記の通り。

諏訪のサンリツ服部美術館に出かけるつもりだったが、予定を変えて、午前中から本のゲラに朱を入れる作業をしていた。写真も一部差し替えることにして、データをUSBメモリに取り込んだ。来週のはじめにはT君にチェックしたゲラと共に渡したい。今回を最終チェックにしたいところ。

夕方4時ころ、風呂に入り、早々とパジャマに着替えて、ビール! 

図書カード1

『富士山はどうしてそこにあるのか 地形から見る日本列島史』山崎晴雄/NHK出版新書 この本は父の日にMがプレゼントしてくれた図書カードで買った。去年も一昨年も同じようなテーマの本を読んだが(過去ログ)(過去ログ2)、興味のあるテーマの本は何冊でも読みたい。

横着をしてこの本の内容については帯に載っている目次の写真を載せてすませる。



 

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― 東筑摩郡麻績村の火の見櫓

2019-06-17 | g 火の見櫓観察記


(再)東筑摩郡麻績(おみ)村 矢倉公民館の近く 3脚3〇型 撮影日190616

 昨日(16日)は昼食時間の調整で筑北村の隣の麻績村まで足を延ばし、この火の見櫓を再訪した。

梯子段の間隔と段数から、見張り台の床の高さが約9.5mと分かった。この高さを外付け梯子で昇り降りするのはかなり怖い、と思う。





櫓下端、脚は無い。リングが小さい。メジャーで測ると直径10cmだった。



櫓の柱の接合部に注目。等辺山形鋼を重ね、ボルト接合している。梯子も同じ位置で接合している。この接合部は櫓部分の半分の高さの位置にある。



柱はもう1か所、見張り台の床面のところで接合している。この火の見櫓は3つに分割したユニットで現場に運び、現場で接合して一体化して、建て起こしたのであろう。今まで櫓の接合部には注目してこなかった・・・。


 

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とくらダムカレー

2019-06-16 | g ダムカレー〇

 先日ネット検索して都道府県別にダムカレーのリストを掲載しているサイトを見つけた。そのサイトで長野県を見て筑北村の「西条温泉とくら」にもダムカレーがあることを知った。近くの小仁熊ダム(愛称:とくらダム)に因んだダムカレーで2017年7月に提供が始まったことも分かった。こんな情報が簡単に得られるのだから便利になったものだ。

昨日と今日(16日)は独身。今日の昼は外食しようと思っていた。鄙里の我が家から筑北村までは車で1時間ちょっと。千曲市や飯山市まで出かけているから、このくらい近いと感じる。ということで出かけてきた。

11時半、開店と同時に食堂に入ろうとすると、入口に満席という表示があった。団体客の予約で満席とのことだったが、案内係の女性が端っこに席を確保してくれた。


ドローンを使わなくても上空から俯瞰写真を撮ることができる。

とくらダムカレー諸元 

・ダム型式:重力式ライスダム
・堤体長:約19cm(実測値)
・堤体高:約3cm(目測値)
・堤体幅:約6cm(実測値)
・堤体重量:約250g(施工者にヒアリングして得た値)
案内係の女性が厨房の施工担当者に訊いてきれたが、分からないとのことだった。直後に別のお客さんがダムカレーを注文したので、その施工時に量ってくれたのだろう。この様な親切はうれしい。 

・総貯ルー量:約170cc(略算値)
直径20cm、高さ1cmの円柱の体積の半分として計算、1割ほど割り増しして得た値
・敷地:円 直径約26cm
敷地表面外周に青い模様が入っている。この様なデザインの円形敷地に共通する名称があると思うが、私には分からない。
・ダム湖の深さ:約1cm(推測値)
うっかり測るのを忘れた。ダムの貯ルー量に関わる基本的な値の計測を忘れるとは・・・。
・工事費:1000円(税込)
・施工に要した時間:約7分 
短時間で施工が完了しているが、これは堤体のライスを敷地外のプラントで型に充填するプレキャスト工法を採用して施工しているから。

・竣工検査及び試食に要した時間:約20分 
試食では堤体を重機、もといスプーンで均等に薄くしていく。最後まで堤体が決壊しないように注意して食べるのが私の流儀。貯ルー量がかなり減少して湖底が見えるようになると、スプーンで小さくなった堤体を移動してダム湖の面積を減らしていく。こうすると湖底がきれいになる。

・味:私は味に関する検査資格を有していないので対象外とする。で、美味かったとだけ検査結果を記しておく。検査員はひとりではダメだと思うが今回は仕方ない。 
・その他:素揚げの長ナスと鹿肉団子でダムに架かっている長野道の小仁熊橋を表現しているとのことだが、これが外観上の特徴。 
・施工会社:食事処やまぶき
・施工会社の所在地:東筑摩郡筑北村西条





 

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「日本の年金」を読み始める

2019-06-16 | g 読書日記



 昨日の朝(15日)TSUTAYA北松本店で『日本の年金』駒村康平/岩波新書を購入。スタバのいつもの席で早速読み始める。両店は共になぎさライフサイトという複合ショッピングセンターにある。一体化して書店の中にカフェがあるというようなスタイル、そう東京の代官山の蔦屋のような店になればおもしろいのにと思う。

序章の「年金制度を取り巻く状況」に次のような件がある。**年金制度は「生き物」であり、改革を続ける必要がある。逆に、強い既得権や利害の対立、政治的な思惑により、改革すべきときに改革できなくなったときこそが年金制度の本当の危機なのである。**(2頁)

年金制度の改革って、
・保険料を上げる
・給付額を減らす
・支給年齢を引き上げる
ということの他に何か具体的な方策があるのだろうか・・・。

麻生金融担当相が金融庁の審議会報告書の受け取りを拒否したことは、ある意味正直な対応だったと言えるかもしれない。何食わぬ顔をして受け取っていれば、年金制度が抱えている問題が広く国民に知られてしまうことなどなかっただろうに・・・。いや、年金だけで生活することは難しいということはとっくに周知のことか。

「老後2000万円」などという新聞記事の見出しで、年金以外に老後の資金として2000万円の蓄えが必要だということが強調されているが、入院費用や介護費用を考慮すると3500万円くらいの蓄えが必要だという指摘もある。

年金について無関心ではいられない。『日本の年金』を読み進めよう。


 

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