片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

猛暑日の「友の会」第98回交流会日、心身リハビリに集う仲間19人

2013-07-28 10:04:06 | 「リハビリ」

降雨予報が外れる真夏日、連日の大気不安定がもたらす突然の雨、雷雨予報がことごとく外れ、一雨が欲しい日曜日。
      

      
8:00 MBS「サンデーモーニング」のトップニュース「北朝鮮軍軍事パレード」から見られる顕著な変化の兆し、新兵器の登場も過激な言葉遣いの演説もなかったことに各コメンテーターの発言に注目する。
朝鮮戦争の休戦60周年を祝うパレードの年は、日本にとっては敗戦復興の機会につながった重工業再生に貢献したコメントを聞き、1953年~1960年頃の高校生・大学生時代の衣食住の変化を想い出す。
スポーツコーナーの話題は「田中14連勝」、昨日も楽天5連打50勝、貯金は球団創設9年目で最多の14になった。ミスを跳ね返す力も備え、楽天が首位を走る。

     
    
     

本日は宝塚「脳卒中」友の会第98回交流会日、PT K先生から依頼されていた「リハビリ教室」言語療法資料作成に取り掛かる。
口の体操①「アイウエオアオ カキクケコカコ サシスセソサソ タチツテトタト ハヒフヘホハホ マミムメモマモ ヤエイユエヨヤヨ ラリルレロラオ ワエイウエオワオ」 ②「ガゲギグゲゴガゴ カキクケコカコ ザゼジズゼザゾゾ ダデジズデドダド バベビブベボバポ パペピプペボパボ」。③「キャキエキイキユキエキョキャキヨ ギャギエギイギュギエギヨギャギヨ シャシエシイシュシエショシャショ チャチエチイチュチエチヨチャチヨ」。

 読み方のアクセントを学んで・1回目はア行からワ行まで発音を一音・2回目はア行からワ行まで一息で続けて・3回目は濁音、鼻濁音、拗音を一音づつ区切って腹式呼吸の発声で・・・・と頂いた教則本に説明されているが教室の反応はどうなるか心配される。

        

                

 13:00売布「ぷらざこむ1」二階会議室24に集まったリハビリ教室「言語療法」仲間は11名、理学療法士K先生の「脳卒中」後遺症による言語障害の症状について説明。
脳卒中後遺症の言語障害(構音障害と失語). ◇脳卒中の後遺症◇ 脳梗塞・脳出血・ くも膜下出血の総称である脳卒中では、運動麻痺や言語障害などの後遺症を残す場合 が多く、その言語障害には構音障害と失語があります。

◆構音障害◆
 言葉が出るがはっきりしない(ろれつが回らない、舌がもつれる)場合は構音障害の可能性が考えられます。構音障害とは発音を正しくできない状態で、構音に関与する口唇、舌、咽頭、喉頭などを支配する神経系が障害されることにより起こります。

◆失語◆
 言葉が出にくい、言い間違えが多い、質問に対して無関係な返答をする、何も話さないなどの場合は、失語の可能性が考えられます。
失語症とは、大脳の言語領域の障害のために言葉を正しく話すこと、理解することが障害された状態で、言葉を符号として操作する機能が障害されるものです。 脳の特定部位の損傷が、失語症の発生、状態に関係することから、失語症を起こす部位を言語機能の中枢である言語野とみなすことができ、統計的に九割以上の方の言語野は左大脳半球にあるとされています。
以下「運動性失語ブローカー」 、「感覚性失語ウエルニッケ」 等について勉強する。「唾液」の重要性について初めて聞く内容、唾液腺への刺激方法を教わり、今後の日常生活に役に立つ情報を頂きました。片麻痺から症状を示す「嚥下障害」には腹式呼吸・食前前のマッサージの大切さを知りました。      

       

              
講義の後は資料に基づいて発声練習を始める、北原白秋「五十音」から「水馬あめんぼ赤いな」ア、イ、ウ、エ、オ 「浮き藻に小蝦もおよいでいる。柿の木・栗の木、カ、キ、ク、ケ、コ。啄木鳥きつつきこつこつ、枯れけやき。大角豆さぎずに酢をかけ、サ、シ、ス、セ、ソ その魚浅瀬で刺しました。立ちましょ 喇叭で タ、チ、ツ、テ、ト トテトテタッタと飛び立った・・・・・・・K先生のリードで全員大きな声で復唱、二回目は文章にも慣れ軽快な節回しに面白味も感じ、11人声を揃えて発声、不思議な満足感を覚える。

 14:00 19人の会員・家族が揃って第98回交流会の開会、会長O氏「猛暑を冒してのご出席に感謝、熱中症に罹らないように充分体のご自愛をお願いします」との挨拶、

日本人の平均寿命 男性79.59歳 女性86.36歳 ・・・と発表があったが皆さんの”長生き観”を順番に発表くださいとの要望で個々の意見発表となる。
天命として捉えその日迄趣味に生きたい ▲夫婦仲良くが長生きのコツ ▲二人娘の結婚、孫を見るまで頑張りたい ▲平均寿命まで生きたい ▲高齢者の格差はひどくなる一方、長生きしたくない ▲金婚式迄生きたい、後12年! ▲傘寿を迎えたら特別養護老人ホーム入居手続きを取りたい ▲エンデイングノートに延命治療の拒否・家族葬を記入する ▲「脳卒中」発症後10年生きてきた、このままでいいのかと考える日々・・・等多種多様な人生観が述べられ交流会の貴重な情報交換となる。
      

      

「リハビリ教室」のモデルはI氏、ご本人の希望「手摺を持ちたい」に応えK講師は左片麻痺I氏の手を取って巧みに伸展・屈曲を繰り返し「力の抜き方」を指導される。