ツトムさん家の写真日記。

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第489回 秩父 三峰神社 下 三十槌の氷柱。

2010-02-11 18:04:00 | 旅行

2010 01 24(日)

古社・三峰神社の参拝が終わる頃、奥秩父の山々に陽が陰り始めました。
本来の目的の“三十槌の氷柱”(みそつちのつらら)もそろそろライトアップされる時間。


三峰山頂の大滝村営駐車場から良く整備された山道を下って、大滝村三十槌地区へ・・・。

三十槌の氷柱”を見るには大滝中学校の無料P場もありますが、夕刻の寒い国道140号を氷柱まで1300m程歩かなければなりませんので、“三十槌の氷柱”近くのウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場のP場に車を止めました。(P場料金500円)


このオートキャンプ場の駐車場の眼下が目指す“三十槌の氷柱”でした。

オートキャンプ場の下の河原には氷柱見物の人達が・・・。

キャンプ場のメイン家屋の脇を河原に向かって下る途中に出来立て新品の祠社があります。
お社の名前は“額渕水天宮”。三十槌の氷柱の上流に底が見えない深い川渕があり、村人たちがその渕に額ずいて水難除けや家内安全などを祈った事の由来するそうです。


鳥居の横にある俳句碑には「 しばらくは つららと呼ばれ 岩清水 」と刻まれていました。 厳寒期が過ぎれば岩棚から滴り落ちる清水に戻る情景が見えるようです。
 
緩やかな坂を下ると、すぐに荒川源流の河原に・・・白く輝く岩壁が眼の前に現れてきました。

荒川の対岸一面が氷結しています。(午後4時10分頃)


奥秩父の寒さが作り出した芸術作品ですね。

高さ10m幅は60mほどの規模で清水が氷結しています。

岩棚から滴り落ちた清水が奥秩父の寒気で氷り、巨大な氷柱に・・・。

氷柱が見事な造形美を形作っていました。

場所によって氷の色が少し違って見えます。
染み出す清水に含まれる鉱物質の違いかもしれません。



氷柱滝の下には夜のライトアップ用の照明器具が設置されています。
 
少し上流から見た“三十槌の氷柱”。

寒さを堪えて大氷柱から少し上流へ歩きました。

荒川の両岸には岩の隙間から湧き出した無数の大小の氷柱が・・・。
 

この美しい神秘的なコバルトブルーの渕でしょうか・・・額渕水天宮の名前の由来になった深い渕は?

深遠な渕に手を合わせて読者のご健勝と旅の安全を祈念しました。

午後の5時近くになると、三十槌の氷柱には沢山の見物客やカメラマンが集まってきました。


午後4時50分頃から氷柱氷漠の色が少しずつ変わり始めました。


氷漠全体が淡いグリーン色に染められて・・・。
 
カメラマンも刻々と変化する氷の表情を捉えるべく必死です。

淡いグリーンからライトアップは純白に・・・、そして。


午後5時20分過ぎには綺麗なブルーカラーに染め上げられました。

ここぞとばかりに盛んにシャッターが切られていました。

幻想的な氷の芸術“三十槌の氷柱”をご覧ください。
穏やかな水面にも氷柱が映え、曳き込まれそうな気持ちになります。

 
氷結したツララを見ながら・・これがKIRINの果汁チューハイ「氷結」だったらな~って?

ブルーとホワイトの2色に分けられた氷漠は神秘的な美しさを湛えていました。


陽が翳った奥秩父の渓谷に妖しくも美しく煌めく“三十槌の氷柱”を沢山の人々がうっとりと堪能していました。

赤やピンクに色が変化するのかと待ちましたが、このままの状態が何時までも続きました。
無風の河原でも次第に底冷えが・・・早々に帰路につきました。


夕刻6時頃でもまだまだ見物客やカメラマン達が氷柱のある河原へ・・・。
 
ブルー色の氷漠を見慣れた眼には、ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場のピンクのイルミネーションが鮮やかに暖かく感じられた“三十槌の氷柱”見物でした。
奥秩父の氷漠“三十槌の氷柱”のライトアップ
は1月22日~2月14日(日)まで、お早めにお出かけ下さい。

2006年冬 藤岡市鮎川の“上平の氷漠”もご覧下さい。⇒ ここクリック。

百名山・赤城山の豪壮“赤城不動滝の氷漠”は。⇒ ここクリック。

榛名山・船尾滝氷漠 ⇒ ここクリック。  神流町の早滝氷漠 ⇒ ここクリック。


2010 02 11(木)記。  前橋市
  最高気温5.4℃

おまけコーナー。

リビングルームを横切る幽霊・・・。(下の画像をクリック。)



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