2012 02 19(日)
群馬県榛東村の地球屋「第667回世界一のつるし雛」の近くにある“茅野遺跡”の見物。
名峰・榛名山を望みながら車を走らせ茅野遺跡へ・・・。
榛名山麓のなだらかな斜面に位置する茅野遺跡の場所は榛東村大字長岡字神薬師。
「史蹟 茅野遺跡」と記された石標と説明板が立っているだけ、期待した遺跡・遺物などは全く見られません。
茅野遺跡は発掘調査の後、埋め戻されて今では村の運動公園になっています。
茅野遺跡説明板の写真。
40棟の竪穴住居が建てられていたと見られる住居址と湧水を利用していた水場状遺構の写真です。
茅野遺跡は縄文時代の後期から晩期(約3000年前)にかけて造られた集落遺跡で、この遺跡から約600点の土製耳飾りが出土し、その数の多さとデザインの豊富さから日本一の耳飾り遺跡と言われています。
茅野遺跡から出土した耳飾りを収蔵・展示している「耳飾り館」(榛東村大字山子田1912)を訪問。
茅野遺跡から車で2分ほどの近くにある立派な建物が「耳飾り館」。
入口左前には出土耳飾りをはめ込んだ大きなレプリカ石碑、裏側にも沢山の耳飾りが埋め込まれていました。
料金200円を支払って入館。 受付の女性が一人いるだけ、日曜日だというのに筆者以外は誰もいません。維持費は大赤字かも?
なかなか良く整備されてた館内で、照明の工夫も凝らされ見やすい陳列です。
最初の部屋に展示されていたのは世界中から集めた貴重な耳飾り、世界中で古代から耳飾りが愛されていた事が判ります。
縄文~弥生時代にかけての生活風俗も見る事ができます。
壁面には榛名山麓と茅野集落の様子を立体ジオラマで展示。縄文後期の生活が手に取るように・・・。
耳飾り館には茅野遺跡からの沢山の出土品が収蔵・整理され展示されています。
出土展示物の中には鹿角製装身具なども有りましたから縄文人はオシャレ好きだったのですね・・・。
出土した耳飾りを付けた土偶たちも展示。 右は大きな耳飾りを付けた「みみずく土偶」、呪術的な用途に使われたそうです。
本命の耳飾りは土製・石製とたくさん展示され、古代耳飾りの文様の多様性が目を引き付けます。
国の重要文化財に指定されている土製耳飾りは独立ブースで展示。
大きくて重い土製耳飾、付けた耳が千切れそうです。
下は「耳飾り館」一押しの耳飾り(国指定重要文化財)。現代人が作ったかと見間違える、薄く透かし彫りに焼き上げられた精巧な芸術品です。
茅野遺跡から出土した石版や土器など縄文人が暮らしに役立てた様々な生活用品が陳列され興味に尽きない「耳飾り館」でした。
伊香保・榛名・水沢観音への途中にある「耳飾り館」を訪ねられる事をお奨めいたします。
耳飾り館.
2012 03 22(木)記。 前橋市 最高気温15.3℃ 最低気温0.9℃
おまけコーナー。
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