2010 01 24(日)
節分豆を煎る“豆いり神事”を終え一休みした後、三峰神社社殿に参拝しました。
三峰神社本殿は山頂付近に鎮座していますので、斜面に据えられた急傾斜な石段を上ります。
この石段は1849年(嘉永2年)地元三峰村の豪農・木村家が奉献したそうです。
石段の途中には銅鋳造の山犬様が怖い顔でガード役です。
三峰神社拝殿前には青銅造りの立派な鳥居。重そうな扁額には龍の彫刻で囲まれた「三峰神社」の文字。
1845年(弘化2年)江戸深川の竪川講中からの奉納で、奉納者には初代塩原太助の名も刻まれています。
鳥居の両脚には天下泰平・国家安穏、ついでに五穀豊穣・家内安全も欲しいところです。
鳥居の左に超豪華な手水舎!! こんな絢爛豪華な手水舎は見た事がありません。
軒下に彫られた彫刻群の素晴しさに眼を奪われます・・・。
この手水舎は1853年(江戸時代の嘉永6年)に造られ、四方を飾る精緻な龍の彫刻が名高い。
鳥居を挟んで反対側に朱塗りの華麗な造形物が・・・。
これは“八棟木燈台”といい、1857年(安政4年)に建立された高さ6mの木製朱塗りの飾り灯台。
超豪華な手水舎の奥に屹立する大杉は三峰神社の御神木。
願い事は全て聞き届けてくれる有難い御神木です。(聞くだけかも・・・。)
御神木の奥に幕末に建てられた神楽殿も見えます。
更に上の石段(昭和41年、東京築地市場講中の奉献)を上り三峰神社社殿へ・・・。
上の石段から見た下の境内の風景。
石段脇の大きな防火槽は当時貴重な鉄で製作されています。
三峰神社拝殿も絢爛豪華な彫刻が施され、日光の陽明門を連想させる華やかな造り。
拝殿内部は薄暗く神秘的な雰囲気が・・・。
三峰神社拝殿の上部の彫刻。
上段の彫刻は宋の司馬光(政治家・学者)が幼かった時、大甕を割って中で溺れた子を助けたという中国の逸話「破甕救児」(はへいきゅうじ)でしょうか?
下段は福禄寿や布袋たちの遊楽図でしょうか・・・?
社殿は沢山の極彩色の透かし彫り彫刻に埋め尽くされていました。
鳳凰や鶴などの吉兆動物もそこかしこに・・・。
拝殿と本殿との境戸にも中国故事の透かし彫りがあります。
大きくて豪華なのが拝殿。 右後ろに建つのが三峰神社の本殿(春日造り)。
本殿には日本武尊が祭ったといわれる、日本民族の始祖であるイザナギ・イザナミ命(夫婦神)が鎮まっています。
社務所前で見つけた絵馬。 三峰神社の守護神はやはり痩せた山犬ですね。
「厄」が逆さになった珍しい絵馬、厄除けには効きそうです。
今年の干支は寅。 可愛いメタボ寅の置物も販売中・・・。
三峰神社社殿から左奥に3分程歩くと“縁結びの木”に出会います。
小さな木製鳥居のあるのが縁結びの木、抱き合っている様に2本合体した夫婦杉です。
良縁を求める方はここに御参拝ください、縁があれば結ばれますよ・・・。
更に奥に1~2分進んだ木立に囲まれた場所に小ぶりな神社が佇んでいました。
幾つもの鳥居をくぐり、急な階段を登ります。
ここが三峰に棲む山犬を祭った神社で遠宮とか御仮屋とも呼ばれています。(神の使いの山犬は深山に棲むので、ここを仮の宮と定めて祭っています。)
秩父長瀞の宝登山では日本武尊を火炎から救出し、三峰では武尊を迷わないように道案内した山犬を祭っています。(忠犬八公の祖先か?)
祠の中にも山犬の石像が・・・。
駐車場への帰路、幾つかの社(やしろ)を見学しました。
左は祖霊社。 右は国常立神社。
三峰神社境内には全国各地の名だたる神社の摂末社が鎮座。(18社)
八坂神社・伊勢神宮も東照宮も有名な神社は全てあります。
ここに参拝するだけで八百万の神様に出会える便利な場所なのです・・・・。
次回は三峰山麓の「三十槌の氷柱」。
2010 02 07(日)記。 前橋市 最高気温7.2℃
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