2009 09 22(火)
昨日の井野川サイクリングに引き続き、今日も自転車散歩です。
22日は前橋市から利根川沿いを上流に続く前橋~渋川サイクリングコース。
正式名は利根川自転車道と云うそうです。
前橋育英高校グラウンド脇に立つ標識には坂東大橋から20Kmと・・・。(地元の人でなければ坂東大橋は判りません・・たぶん利根川河口から130Kmほど)
コースの両側には秋の野花が・・・。
サイクリングコース沿いには様々な風景が垣間見られます。(女性による弓道)
秋にはコスモス以外も美しい草花が・・・。
利根川に架かる群馬大橋のたもとに群馬最大の巨大ビルが建っています。
保守王国・役人天国の群馬県を象徴する群馬県庁舎です。税金の無駄使いの典型で見るたびに腹が立ちますね。
群馬県庁と競輪のグリーンドームを横目にしながら利根川沿いを北上します。
途中でコースの横を勢い良く流れる掘割は“天狗岩用水”。
江戸時代に利根川上流から分水し農業用水路として造られました。
天狗岩用水の名称は水路の途中にある岩盤を穿つ難工事の時、一人の老人に姿を変えた天狗が現れ工事指導をし、一夜にして岩を崩して通水させたと云う伝説に由来します。
この天狗岩用水のお陰で天保の飢饉から救われた記念の祠“水天石宮”。
天保14年(1843年)8月 植野村の12名による発願の刻字があります。
穏やかな利根川の景色を見ながらサイクリングです。
快晴なら左前方に赤城山が見えるはずですが今日は少し靄っています。
川瀬には沢山の野鳥たちが遊んでいました。
白い鳥は白鷺。 黒く見える鳥は川鵜と思います。
自然環境が良くなったせいか、最近は川鵜があちこちで見かけるようになりましたが、沢山の川魚を食べるので釣り人が困っているとか・・・。
前橋~渋川サイクリングコースの道端には江戸時代の石仏なども点在し、歴史を感じさせる道でもあります。
途中で見えるのは乗馬クラブの「赤城ライディングパーク」。
道から見物する人はいても、乗馬を楽しむ人はいなくて、馬も寂しそうです。
更にサイクリングして群馬郡吉岡町に入ると頭上に巨大な風車。
県で建てた風力発電機なのでしょうが一基だけでは経費の方が多く掛かります。
昭和22年からのキャサリン台風やキティ台風などで受けの洪水被害の河川修復(前橋刑務所の受刑者を強制動員)を記念して建てられた「洪水(みず)除け観音」もコース脇にあります。
前橋市から渋川市へ通じる国道17号線に架かる坂東橋の下をくぐります。
坂東橋の左下に見える建物は佐久発電所の放水口。
サイクリングコースは渋川市内に入っても利根川沿いを走ります。
渋川市民ゴルフ場の上を通るのは関越自動車道。
前橋~渋川サイクリングコースの終着点の大正橋に到着!(大正時代に建設されたので大正橋。)
コスモスが今を盛りに色鮮やかに咲いていました。
大正橋脇では三脚を立てたカメラマン達が大勢待機していました。
利根川に架かる鉄橋を通過する列車を撮影する人たちです。
千葉県松戸市から鉄道を利用して日帰りで来たという15歳の撮り鉄青年も列車が通過する度にシャッターを切っていました。
撮っているのはクハ115型電車か?
絶好の撮影ポイントなので、筆者も付き合ってSLを撮影してみました。(列車撮影って結構面白いものです。)
鉄橋を轟音を立てながら疾走する列車は通称貴婦人と呼ばれるC57蒸気機関車。
SL列車は日曜・祝日に水上温泉から出発するそうです。
SL見物の後、大正橋を渡って東の対岸へ・・・。
近くに「船戸の渡し」という利根川の渡し舟の跡地があるという看板。
江戸時代初期から利根川東岸の八崎舟戸と西岸の子持白井を手漕ぎ舟で結び、三国街道へ通じる重要な渡し場だったそうです。
説明看板には往時の渡し舟の写真が・・・。
標識に従って薄暗い林を抜けて利根川原に出ましたが「船戸の渡し」の痕跡もありません。 使わなくなった渡し場跡はいく度かの洪水で流されたのでしょう。
人気の無い寂しい川原では二羽の川鵜が川面をじっと見詰めていました。
渋川からの帰りは利根川に沿っての下り道、スピードを抑えながらの快適なサイクリングを楽しんだ一日でした。
次回は信州穂高町にある穂高神社の奇祭「穂高神社御船祭り」です。
2009 10 16(金) 前橋市 最高気温22.4℃
おまけコーナー。
空飛ぶ女性「パンツ」のアニメ動画。
「今年一番の神アニメ」との評価も高いアニメ映画「そらのおとしもの」第二話のエンディング。
バックを流れる歌は山本コウタロー作詞作曲の「岬めぐり」。
そらのおとしもの 第2話 ED (HD) 曲・岬めぐり
同じ動画を曲だけ「翼をください」に代えたもの。(作詞 山上路夫・作曲 村井邦彦)
そらのおとしもの 第2話 ED (HD) 曲・翼をください