哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

伊弉諾神宮参道)写真)

2013-08-16 06:06:25 | 写真
ふた昔前のイメー異なりて
参道進む伊弉諾神宮       樋田哲仙

 淡路島伊弉諾神宮は一度訪ねている。ふた昔と詠んだが正直言って記憶は定かではない。もっと昔かもっしれない。到着してみると白い鳥居があり、参道も整っている。これらは記憶にないことで、初めて来たような思いになる。ただ大きな神社だった記憶は一致している。記憶の薄れも進み、神社の整備もあるのだろう。すこしずつの変化も長い年月を経てみれば、すっかり変わってしまうのだろう。

朝顔の種まく時期(墨彩画)

2013-08-15 06:19:54 | 墨彩画
朝顔の種まく時期を覚えるは
桜の咲きてひと月の後        樋田哲仙

 前述したとおり今年は朝顔の花を見かけない。古来から日本の最もお親しまれた花でありながらどうしたことだろう。来年は奮起してアサガオを育ててみようと思っている。種は100均のダイソウで販売していることを知った。種まきは桜の満開ひと月後が最適という。この基準は寒冷地にも適用され分かり易い。   にほんブログ村 美術ブログへ

海水浴場を覗くと(写真)

2013-08-13 06:16:30 | 写真
盆前は用の多きかいつになく
人出少なき海水浴場         樋田哲仙

 今夏は何かと多忙で、近くの海水浴場へ出かけられなかった。泳ぐのではない。写真を狙ってのことである。11日の日曜午後出かけてみると、まず駐車場に車が少ないので浜辺の状況はすぐに予測はつく。例年より遅く盆に近いからか、浴客が少ない。まさか、暑すぎるからではないだろう。浜辺はとにかく暑すぎて20枚ほど撮って早々に逃げ帰った。

一雨ほしい(水墨画)

2013-08-12 01:06:18 | 水墨画
日中の暑さを避けて午後遅く
バケツに水を畠へ運ぶ       樋田哲仙

 猛暑続きて畑の水遣りが大変である。家から300㍍弱。バケツを両手に朝夕日課となっている。秋田、岩手の両県で集中豪雨による土石流で災害が発生している。局地的ではあるが降る所には降っている。畠の作物は水が潤沢でなければならない。バケツの運搬では限りがある。枯らさない最低の防禦程度で育てるほどではない。早く雷雨が来ることを願っている。 にほんブログ村 美術ブログへ

白川八幡宮で雨宿り(写真)

2013-08-10 06:06:41 | 写真
手水舎に時雨を避けて白川の
語らひ弾む旅人同士       樋田哲仙

 白川郷の主だったスポットを巡る最中に突然時雨が襲ってきた。白川八幡宮のことである。リュックに傘は所持していたが、すぐに止むだろうと手水舎に駆け込んだ。年配夫婦と息子夫婦の4人組も同様に雨宿りである。栃木県から来たという。やむまでの間、白川を巡った話に弾むことになった。とんだ時雨のおかげれの出会いである。一期一会の旅の思い出である。

猛暑には高校野球をテレビ観戦(水墨画)

2013-08-09 06:13:51 | 水墨画
畠への水やり済ませ逃げ帰る
高校野球テレビ観戦         樋田哲仙

 真夏だから猛暑は当然であるが、今日大阪や名古屋は37度の最高気温の予報と報じた。猛暑もいいとこだ。今後2週間ほど続くという。太平洋高気圧と大陸高気圧が重なるためと説明する。日課の畑の水遣りは気温の上がらない朝のうちに済ませる。きのうから甲子園の夏の高校野球が始まったから、こんな時はテレビ観戦に限る。 にほんブログ村 美術ブログへ

東海一の名瀑阿弥陀ケ滝(写真)

2013-08-07 06:10:35 | 写真
轟ける阿弥陀ケ滝の壷ちかく
衣服を濡らす霧雨の舞ふ       樋田哲仙

 郡上市白鳥町に日本の滝百選の一つ「阿弥陀ケ滝」があること知って立ち寄ることにした。国道156号線からほど近い。落差60㍍と東海一の名瀑と呼ばれている。雨上がりの直後で水量は多く、滝壺へ落ちる音は地響きを立てて凄まじい。恐ろしくてとても近寄れない。霧雨でカメラも向けられない。滝から離れてかろうじて収める。迫力が出るのは雨後が最高のようである。

まだクマゼミばかり(水墨画)

2013-08-06 06:44:48 | 水墨画
盆近き日盛る午後の油蝉
今年はいまだ鳴かぬ公園      樋田哲仙

 近くの児童公園は毎年蝉しぐれで賑やかである。特にこの時期クマゼミが勇ましく、力強く鳴き騒ぐ。夏の季節感を掻き立ててくれて楽しみうるさいとは思わない。だが、気づくとクマゼミばかりで、アブラゼミの声がない。盆近いのにおかしい。そろそろ双方が鳴き騒ぐ頃だが、もう少し先のことか。 にほんブログ村 美術ブログへ

一豊の妻千代は郡上(写真)

2013-08-04 06:19:53 | 写真
鏡とて内助の功を語る時
ほかに人なし一豊の妻       樋田哲仙

 土佐藩の祖山内一豊の妻千代が郡上藩主遠藤盛数の娘とは知らなかった。馬揃えの際に持参金を使って、夫に名馬を買わせ、出仕させたことが信長の目に留まり、以来出世街道を歩きだしたという。内助の功の鏡とたたえられた賢妻である。持参金を所持させた家であるから良家とは推量できていたが。一豊と千代の象は郡上八幡城の麓に建つ。

盛夏に局地的ながら集中豪雨(水墨画)

2013-08-03 06:21:03 | 水墨画
ぱらぱらと降れど埃の抑へにも
ならず畑へ水運びをり       樋田哲仙

 真夏でありながら山口、島根、東北で集中豪雨の被害が発生し、死者まで出ている。梅雨末期なら例年のことで理解できるが,盛夏のことでは異常気象と言わざるを得ない。これは局地的のことで、当地では曇りの日はあったが。おといとの夕方ぱらぱらと降っただけで、埃抑えにもならず、畑へ水を運ぶ日課が続く。 にほんブログ村 美術ブログへ

古今集第四百二十番このたびは(書)

2013-08-02 06:11:41 | 
このたびは幣もとりあへずたむけ山
もみぢの錦神のまにまに        菅原道真

 この度の旅行は幣の用意もせぬまま参りました。ここはたむけの場所でありますが、幣の代わりとして風に散る美しい紅葉を神様にご受納いただくことにしよう。この歌は百人一首第24番に収載されている。