哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

古今集第二百七十三番濡れてほす(書)

2012-05-19 05:54:36 | 
濡れてほす山路の菊のつゆのまに
いつか千年を我は経にけむ        素性法師

 山路の菊をかき分けて行くうちに、露にすっかり濡らした着物を干さねば鳴らない。つゆといえばつゆほどの短い間と思ったが、早くも私はもう千年もの歳月を過ごしてしまったのだろうか。