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キカクブ日誌(アーカイブ版)

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おすすめ映画「1秒先の彼女」(2020年 台湾)

2021年07月05日 | ☆エンタメ-映画
静岡から関東地方に大雨が降った日、朝イチで映画を見に行きました。(映画館から出てきて、熱海の惨事を知りました)

台湾映画「1秒先の彼女」です。
大好きだった「熱帯魚」「ラブゴーゴー」を撮った陳玉勲監督の新作で、台湾で賞を総なめにしたらしい。友人間での評判も上々。
さらには、応援している台湾のミュージシャン黃連煜が出演してるらしい。
これは見なくては!
早く行かないと横浜の上映終わっちゃうかも。実際、公開が始まって一週間でしたが、一日3回上映だったのが、2回に減ってました。(容赦ないんですよね、そのあたり)

久しぶりの映画館。
あさイチということもあり、ガラガラ。
私の見た回は観客10人もいませんでした。



映画はまさに陳玉勲ワールド!って感じで見ながら心がほんのり温かくなります。ファンダジーだし、ヒロインの心の動きに多少無理があると思ったけど、おすすめします。
コロナで辛いときはこういう映画が必要だ!
しばらく忘れていた「台湾」を思い出させてくれました。

予告編

今ならまだ全国で公開してるので、ご覧ください!おすすめです。
上映劇場はこちらの公式サイトで確認できます。


沿途 AYUGOマレーシア公演へ

2019年09月07日 | ☆旅行─シンガポール・マレーシア
陳昇のコンサートのあと、午後三時から、同じクアラルンプールの別の場所で黄さんAYUGOのコンサートも予定されています。ものすごい偶然なのですがこんなチャンスそうそうないのでそちらのチケットも予約してました。

もともとは陳昇のコンサートは夜のはずで、2箇所のハシゴも問題なかったのですが、陳昇のほうが時間変更になり、黄さんの方の開演時間には全く間に合わないことになりました。

それでも向かいます。

陳昇コンサート後にチケット代を払おうと思ったものの、流石に終演直後は忙しいらしかったので、最悪ホテルに届ければいいかと思って、またGRABで移動します。

クアラルンプール郊外のシャーアラムから次の会場クアラルンプールパフォーミング&アートセンターまでは車で45分程かかりました。





少し進行が押していたのか、まだプログラムの半分くらいでした。
私達同様、陳昇とハシゴしてる観客もちらほら。

小ぢんまりとした居心地の良いホールで、バンドの演奏もよく、堪能しました。





こちらの終演後は割と気楽に楽屋を訪ねられます。コンサートの規模が違うとか、バンドに古い付き合いの人がいるとかもあるけど、一番は私が陳昇ファンだからですね。陳昇だけにはなん十年たっても緊張するのですね。
ファン心理って分かりやすい。



黄さんたちは翌日ペナン、一日おいてシンガポールでライブだそうです。
秋には日本にも来てくれます。楽しみ!

「台湾の音楽フェスへ行こう!」に黃連煜Ayugoさん登場

2016年06月14日 |   └─POPS中華
6/11(土)から6/13(月)までの3日間、台湾文化センターで「台湾の音楽フェスへ行こう!」というイベントが開催されまして、私の周りも大盛り上がりでした。ほんのさわりのミニライブとはいえ、台湾のミュージシャンたちが何組もきてパフォーマンスしてくれる(しかも無料!)

私にとっては、なんといっても客家の黃連煜Ayugoさんが来る!というのが一大事で、友人たちに声をかけ一団で鑑賞しました。

黃さんは16年前、音楽業界から一時離れていた時に、プライベートで来日してるんですが、その時、友人のつてで一緒に食事したというご縁がありまして、台湾に行ってライブなどでお目にかかる機会があれば「どうも~」なんて挨拶はしていたんです。今回は来日して、しかも歌う!となれば大歓迎しないわけにはいきません。ファンミみたいの開催できたらいいかも!ということで、FBで連絡を取り(その辺台湾のアーチストはゆるい)「時間があればぜひ食事かお酒でも~~」って、1か月も前からアピールしてました。

で、来日の初日の夜は時間あるという返事が来たので、黃さんのことを昔から知っててCD持ってるとかLIVE見たことあるとか言う友人たち10人位に声をかけて、歓迎会を開催しました。きけばなんと来日自体が16年ぶりだそうで、私たちの歓迎をとても喜んでくれて、居酒屋で日本の演歌の歌合戦になりました。とっても楽しい夜でした。


歓迎会にて。串盛りどどんと36本!!


そして迎えた、本番。
ドキドキ。
何がドキドキって、ちゃんとお客が入ってるのか?です。平日だし、雨だし。でも心配には及ばず、ほぼ満席でした。よかった~。


音楽フェスについては写真がパネルで展示してありました。
前半は、台湾の非常にユニークな音楽を扱うレコード会社「角頭音楽」の社長、張四十三氏のトーク(講演)があります。
「角頭音楽」といえば、私が台湾にどっぷりはまってしまった20年前ごろに設立されたレーベルで、原住民をはじめとして、とても土着っぽい音楽(そしてこれがものすごくいい)をどんどん売り出しています。ただ、いわゆる流行音楽とは違うので(非主流というのかな)セールスは苦戦してたんでしょうけど、それでも今も続いているのがすごいですね。私はそんなに音楽について「通」ではないので、「角頭音楽」のは数枚しか持っていませんが。海外からの評価も高い、映画で言えば、カンヌのグランプリはとるけど興行は振るわない、ホウ・シャオシェンやエドワード・ヤンの映画のような位置づけかもしれませんね。(好き勝手言ってすみません)

その張四十三氏の話がものすごく面白くて、彼は頭のいい人だな~と思いました。
プレゼン力も高い、ユーモアもある、そして台湾の現実を話の端々ににじませて、大上段に構えることなく聴いているうちに引き込まれて理解が深まるみたいな話し方、すごい!彼の話を聞いていて、台湾のいろいろなことがとても納得できました。


そのあと、二つの違うアーチストの演奏。
まず原住民「アミ族」のジャラオさん(查勞/Chalaw)。
彼のことは去年台湾の金曲奨(台湾のグラミー賞みたいなものですね)を受賞していたので、その授賞式の様子をネットで見てて知っていましたがちゃんと歌を聴くのは初めて。フルタイムのミュージシャンではないと言ってました(原住民の歌手にはそういう人多い。いわゆる流行歌手にならなければ、音楽だけでは生活成り立たないのだと思う)が、ギターの演奏も素晴らしく歌もうまい。そして何よりその人柄がとてもよく伝わるステージで、魅了されました。

初めて聞く歌ばかりなのに、客席にコーラスをつけさせるとかかなりスパルタでしたが。
観客の心を一気につかみ、いっぺんにファンにさせてしまったんじゃないかな?


そして、演奏のあと軽くインタビューが挟まれ、いよいよ我らが黃連煜Ayugoさんの登場。この方も去年の金曲奨を受賞しています。昨日の歓迎会には短パン+ビーサンで現れた黃さんでしたが、今日はビシっとしたダークな衣装に帽子、サングラスという、司会者曰く「ちょい悪オヤジ風」。でも足元はスニーカーだったけど。
台湾でのライブのように、酒瓶片手に登場するのかもと思っていたら、あにはからんやミネラルウォーター・・・。
そして何やらクールな顔。
「あまりしゃべると通訳にも時間かかるから、どんどん歌いますよ。一曲目は故郷を離れた歌です」
とかっていって「没共樣的人」を歌い始めました。この歌好きだな~。


そのあとは、新譜からの曲を2曲続けて。
「西部」「來去梅州賣豆腐」
この2曲はブルースっぽかったりで、手拍子でもすればよかった。
わりと低音で渋く歌うので、客席もシーン・・・。サングラスかけてるし、ちょっと顔がコワイですよ!と思っていたら、どうやら緊張しているらしい。3曲終わったところで、「緊張してる~いつもはバンドがいるけど、今日は一人だから苦手なギター弾かなきゃいけないし、客席にギタリストいたらと思うと緊張するヨ。今の曲もう一回やっていい?」みたいなことを話していました。芸歴20数年の大ベテランなのに!でも、確かにギター何度も引っかかってた。

「自分で書いた曲だけど、歌詞を間違っちゃう。一応歌詞持ってきたけど、サングラスかけてるから読めない。外すかな。」と、サングラス外したら、いつもの優しげなお顔。客席もすこし和らいだのじゃないかな。

そして歌ったのが「再会啦!雪(幼齒)」YUKI=幼齒(台湾語)
ド演歌でしたね。
そのあと、おなじみ「日出」
これは、新寶島康樂隊の曲なので、よく知っています。一緒に歌いました(客家語全く分かりませんので、めっちゃ適当ですが)

そして最後の曲は「山歌一條路」。
「最後の曲です」ってきいて、思わず「ええ~っ!」って言ってしまいました。お追従ではなく心からの声。
でもこの最後の歌は文句なしによかったな~。会場も聴き入っていたと思います。

演奏中は撮影禁止だったので、終演後のフォトセッション時にパチリ。




講演も面白かったし、LIVEもよかった。すごく楽しい内容でした。
しかし、苦言を呈したいことあり。
司会のSさん、アジアのポップスを好きな人ならみんなお世話になったであろう、大御所のこの方がインタビューをするんですけど、なぜ「客家語でこんにちはってなんて言うの?」とか「客家のご飯の特長は?」とか、音楽に関係ないことばかり質問するんですか?(アミ族のジャラオの時もこの調子だった)せっかくなかなか日本では会えない台湾のミュージシャンに日本語でインタビューできるのに、そんな誰に聞いてもいいような話ばかり聴くんだ??と腹が立ちました。

これはちょっと残念でした。Sさん、観客のことちゃんと了解してたのかな?
大半の人がゲストの中国語をなんとなくわかって、通訳入る前に笑ったり反応するくらい、台湾好きな濃い人たちが集っていたのに。私も20年位新寶島康樂隊と黃さんのこと追ってきたけれど、日本で見られるなんて千載一遇のチャンス、もっと音楽やアーチスト本人についての質問をしてほしかった!!

インタビュー風景。通訳の人、テンポも良くてがんばってました!


それと、質疑応答のコーナーで、客家人と台湾原住民をごっちゃにした質問をしてる人がいてびっくり。客家は原住民とはいわないですよ。いや、知らないことは悪いことではないので、そのこと自体はいいのですが、そういう人がよくこのイベントの情報つかんでやってきたなぁと不思議に思いました。近所の人だったのだろうか?

終演後、友達が黃さんにサインもらってたときに割り込んできた人が、黃さんに「名刺ください」って言ってて、何だろうかと思いました。さっきこの人歌ってたの見てたでしょ、何で名刺???そしてその人は自分持ってきた自主制作っぽいCDだかDVDだかを黃さんに渡してたけど、何者だったんだろう??まさかの売り込み?営業?

まだまだ私の知らないディープな世界が広がっているようです。





沒共樣个人


黃連煜-再會啦!雪


黃連煜-山歌一條路


アシュケナージ指揮 N響定期公演@NHKホール

2016年06月13日 |   └─クラシック


夫が初めて買ったクラシックのCD(かレコード)はアシュケナージのピアノ演奏だったそうで、N響でアシュケナージ指揮の演奏会があるというので、ぜひ行きたい!と出かけてきました。いつも安い3階の自由席ですが、今回は2階席。

開演前にロビーでビール。昼間飲むビールは美味しい。



演奏会情報(H響のホームページから)
第1838回 定期公演 Aプログラム
2016年6月12日(日) 3:00pm NHKホール
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
ピアノ*:ルステム・ハイルディノフ
バラキレフ(リャプノーフ編)/東洋風の幻想曲「イスラメイ」
チャイコフスキー/協奏的幻想曲 ト長調 作品56*
メンデルスゾーン/交響曲 第3番 イ短調 作品56「スコットランド」


ビールのせいか、前半はとても気持ちよく、夢の中へいざなわれてしまいました。協奏的幻想曲というのはピアノコンチェルトでした。この方のアンコールが、左手のための練習曲というもので、ほんとに左手しか使わずに演奏。でも音の厚みや色彩は両手で弾いてるみたい。すごいですね。メンデルスゾーンの交響曲はスコットランドを思い浮かべながら聴きました。(私の知ってるスコットランドは寒い冬だけですけど)旅と歴史と地域研究の曲だ(勝手な想像)。

帰り、NHK放送センターまで歩いて、渋谷駅行き直通バスに乗りました。日曜日の渋谷の人出はすごいので、人波をかき分けて歩くよりは、バスの方がいいですね。座れませんが・・・。







コンサートのあとは、台湾からのお客さんと落ち合うべく銀座方面へ向かいました。今週台湾文化センターでやってる1周年記念イベントに出演するため来日した、歌手の黃連Ayugoさんに会うのです。


はじめ、彼らの停まってるホテルへ行こうかと思っていましたが、地下鉄の車内で、私の携帯に上の写真だけが送られてきました。何かの謎かけかと思いましたが、きっと「今ここにいるよ」という意味でしょう。「コーヒーだけの店ランブル」と検索して、どこにいるのかの見当をつけ、銀座まで行かず新橋で途中下車。めでたくコーヒーを飲んでいる彼らと合流できました。(あとからちゃんと住所も送ってきましたが)

夜は、16年ぶりに東京にやってきたAyugoさんを歓迎すべく、古い友人たちを集めて小ぢんまりとした宴会を開きます。ファンミーティングともいえるかな?


YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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