キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

「ボヘミアンラプソディ」

2019年01月25日 | ☆エンタメ-映画


やっと見に行った。
周りの人で見に行った人がとても多く、評判もものすごくいい映画。
なんどもなんどもリピートしている人も少なくない。
それだけいい映画なのだろう(題材もいいし)

平日に休みをとって、音響が良いだろうと思われる「IMAX」上映で見た。
何と2400円もした。
高い!
でも見終わって、満足度を考えると、見てよかったと思った。





いろいろ話題が出尽くしていると思うので、個人的な感想を羅列しておこう。
(以下ネタバレします)


●冒頭の20世紀FOXのロゴが出てくるファンファーレがエレキギター「ぎゅいーん~~~」でクィーンっぽい!面白そう!とぞくぞくした。(実際にブライアン・メイが演奏してたらしい)
●「地獄へ道連れ」の印象的なベースライン。やっぱりあのベースラインからスタートだったんだ。
●クイーンってあんなにみんな仲良かったんだなぁ。


ここからは個人的な思い出。

○1985年夏のライブエイド、当時テレビの無い暮らしだったせいもあり、おそらく中継があることも知らず生では見ていない。録画していた人にあとから見せてもらって感激した。SONYのベータマックスだったなぁ、懐かしい。それっきり見る機会もなく、ライブエイドのことは忘れていた。Youtube全盛になってからも動画を見たことなかった。今日帰宅して動画を探しまくった。
あったあった。
1985年のスターたちが若く輝いていた。

○クイーンって特にファンでもなかったけど、それでも映画に出てきた歌はほとんど知ってて、さすがスーパーバンドと思った。

私のクィーンとの出会いは、小学生の頃に同級生たちが、なんかクイーンとかKISSとかJAPANとか言ってたのを耳にしたのが最初か?
自分でちゃんと曲を聞いたのは、79年か80年ごろ。「Fat Bottomed girl」あたりのような気がする。あるいは「地獄へ道連れ」とか「愛という名の欲望」だったか?そのあと「フラッシュゴードン」の時は、リリースから知っていたような気がする。そのころまでには過去の代表作はあらかた聞いていたようで、「え?こんなヘンなの歌う人たちなんだ?」って思った記憶有り。フラッシュゴードンは今聞くと別にヘンではないんだけど。(映画がヘンなだけ)

当時、音源はすべてラジオだった。クイーンをレコードで聞いたことは一度もなかったとおもう。だから、ビジュアルはよく知らなかった。音楽雑誌などを読む習慣もなかったし。ミュージックビデオも出始めてきてたけど、田舎でチャンネル数も多くないし、あまりテレビで見た記憶もない。中学生の頃、土曜日の午後に30分くらいの洋楽のビデオを流す番組があったような気もするけど、部活やってたしほとんど見たことなかった。その番組で流れたビデオで今でも覚えているのは、ブームタウンラッツの「哀愁のマンディ」。(後に「ライブエイド」を発案実現していく、ボブ・ゲルドフのバンド)

○80年代後半のエイズに対する認識も思い出した。
当時は一般に同性愛者の病気だと思われていた。年を追うごとに認識が新たになっていく病気だった。89年ごろ雑誌でエイズ特集が組まれていて、それを読んだ時の自分の状況をものすごく久しぶりに思い出した。

○ライブエイドをYoutubeで見た(まだ見ている途中)
U2のボノの着ている服が「学ラン」にしか見えない。調べてみると来日ツアーの時に買ったのだそう。学ラン着て歌ってるボノ、高校の学園祭のステージか!

80年代というと自分が洋楽ロックの世界に一番どっぷりつかっていた時期だから、どの曲を聞いてももう涙が出るほど懐かしい。
クィーンは中学生から大学生の自分のいわゆる青春時代にかぶりまくってる。こういう人たちが劇場に足を運んでは泣いてるんだろうなぁと思った。そして遅れてきた世代の人たちは、この映画を見てまた新たなクイーンファンになるのだろう。そのくらい魅力的な映画で、バンドだった。






2 コメント

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こんばんは (星宿)
2019-02-05 22:07:27
お久しぶりです。
いつも興味深く拝読させていただいてます。
活動的なYOKOさん、素敵です。
山の中で生活しているので都会の様々なイベントや
サイクリングの風景までもが珍しくて楽しげで羨ましくもあります。

やっと今日、私も観て来ました。
余韻が残りますねぇ。。。
出来るなら、もう一度見たいです。
無理そうなので次回はDVDになるかも、ですが。
ライブエイドのボヘミアンラプソディのシーンでは
涙と鼻水が一緒に出て来て困りました。
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「ヒトは分かり合えない」ことを前提にする安心感 (YOKO)
2019-02-07 10:15:26
星宿さん
コメントありがとうございます。
ブログも拝読しました。
そうなんですよね。本当の自分は誰にもわからないし、人はどこまでも孤独ですね。

あの映画の中で、クイーンのフレディ―以外のバンドメンバーが「ヒトは分かり合えない」ことを前提にしているように見えて、それは貴重な宝だなぁと感じました。あの映画が大ヒットしている一因にその安心感があるように思っています。ホントのクイーンはそれほど単純ではないと思いますが、この映画のヒットで耳に入ったいろんなエピソードから、「人は分かり合えないし、相手のことを全て受けいれてやれないけど、そばにいることはできる」そんなふう要素を持ったバンドかなと感じてます。
それってかなり謙虚なことですよね。
この映画を見て懐かしさとは別に感じたものが謙虚さでした。
私も謙虚に生きていきたいなと思ったり。

いろんな余韻が残る映画でしたね。
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