文化の日がらみの連休、熊本に帰省しました。
1日は五家荘へ紅葉狩り。
五家荘と言えば、平家落人伝説ですね。
球磨川流域で育ちましたが、これまで行ったことないんです。
球磨川流域で育ちましたが、これまで行ったことないんです。
熊本の人にとっては「紅葉狩りと言えば五家荘」って感じなのでしょうか?
うんと小さいころ、マイカーが我が家にやってきてまもなくのころかな?父の車で「今日は五家荘(もしくは五木村)へ行くぞ!」と言って出かけたことがあった記憶がありますが、途中の道が狭くて崩れそうで、結局五家荘までたどり着かなかったと思います。
当時は道も今のように整備されていなくて、とても恐ろしかった記憶です。
さて、今回は?
熊本市内から緑川をさかのぼり、砥用を過ぎてから九州山地へ入ります。
国道445号。
グングン標高を上げて二本杉峠(標高1100m)を越えたころから、紅葉が美しくなります。二本杉峠展望台にも行きましたが、晴天なのですがかすんでいて展望がいまいち。
二本杉峠展望台
峠を超えたあたりから、美里町から八代市に入ります。
川辺川の支流の上流の渓谷を下りて、梅の木轟のつり橋を目指します。
梅の木轟のつり橋。
梅の木轟も見てきました。
これは途中の渓流。
夏はさぞかし涼しくて気持ちよいでしょうね。
樅木地区にある「五家荘平家の里」
小学校の跡地に古民家を移築して作られたもののようです。
入場料410円。
おそらく近年作られたと思われる能舞台や資料館がありました。
うしろの紅葉もそれに合わせて植えられたものかも。
なかなか雰囲気有り。
でもこの能舞台、1年のうちそう何度も使われてはいないのではないかな?
交通アクセスがとても不便だから仕方ないけど、もったいない。
資料館お腹にあった平家にまつわる人形と紙細工の展示は精巧でみごたえあり!
あ、これは懐かしい大河ドラマのポスターが。
平家の里には食堂もあり、ここでお昼にしました。
つなぎを使ってないそば100%の手打ちそばが食べられます。
素朴な手打ちそば、美味しかったです。
移築された古民家が何棟かあります。
民具が展示されてるところもあり、ゆっくり見ればこれもなかなか面白そう。
天然記念物「久連子鶏」が飼われていました。
こちらは椎原地区の「緒方家」
平家落人を先祖に代々この地に住み続けてきた緒方さんの家です。
これは300年ほど前、江戸時代に建て替えられたものだとか。
係の方が詳しく案内してくれました。
「二本杉峠から来た」というと「あそこは国道ですけど酷道ともいうくらい道が大変ですよ。帰りは別の道の方がいいですよ」と教えてくれました。
途中、ここの分かれ道で住民の方に道を尋ねました。
親切に教えてくれたのですが、子別峠で間違ったみたいです。
すすきの野も美しい。
すすきの野も美しい。
端海野で拾った小さな栗のイガ。
これなんて言う栗なのでしょうね?
緒方家で教えられた道を行こうとしたのですが、
途中で間違えてしまったようで、「端海野」から先「大通峠」までは舗装も剥げ落ちているような過酷な道を行くことになりました。
五家荘の道は狭くて離合がままならないので、何度も対向車と鉢合わせしては、どちらかがバックしあって道を譲る必要があります。
でもこの過酷な道はその過酷さ故か誰も使わないらしく、1台も対向車がなくて何とか走り切りました(父が)。あそこで対向車来てたら、崖に真っ逆さまとかもあったかも…怖い。
紅葉の季節の五家荘は、山道が一方通行になるそうです。
(私が行ったときはまだ規制がなかった)
多少不便にはなりますが、山道での「離合」はとても大変。いい措置だと思います。
全走行距離100キロちょっとでした。