キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

夏目漱石誕生の地と終焉の地

2018年11月19日 | ☆サイクリング♪
日曜の朝、所要で新宿へでかけた。
用はすぐ済んだので南口の観光案内所へ立ち寄った。(観光案内所が大好き)





そこで新宿区の地図を見ていたら、漱石山房の跡地に資料館ができているのを知った(一年前にできてたのに知らなかったのだ!!)

ちょっと行ってみよう。
必殺シェアサイクルの出番だ。
歌舞伎町の新宿区役所で自転車を借り出し、まずは「生誕の地」を目指す。



夏目漱石の生家の場所については、これまでも地図では何度となく眺めていたが、行ったことがなかった。

新宿文化センター通りから抜弁天通り、若松河田駅のところから夏目坂通りに入る。
この道が早稲田通りにぶつかる角(夏目坂をおりきったところ)が生誕の地だ。





跡地は定食屋の「やよい軒」になっていた。(以前は吉野家だったのだそう)
昼どきで並んでいる人もいるほど繁盛していた。
東西線の早稲田駅の真上。
いい場所だ。

ここから終焉の地である漱石山房までも近い。隣町という感覚。
漱石山房は漱石が晩年の9年間を過ごした家で 漱石が住んでいた当時は借家だったそうだが、大家さんはお医者さんで、和洋折衷のなかなか感じの良い住まいだ。漱石の没後 鏡子夫人が買い取り、家族で過ごしていたのだけれど、昭和20年5月の空襲で全て焼けてしまった。戦後、東京都の土地となり、ずっと都営住宅が建っていたらしいが、去年漱石生誕150年を記念して(だろう)新宿区が資料館をオープンした。





漱石の生前の書斎の雰囲気を当時の写真から再現させた。部屋の広さなども当時の写真から割り出して、復元されている。8畳なのか10畳なのかと議論があったそうだ。
庭に植わっている芭蕉も再現されている。書斎はまあほとんどがレプリカなのだけれどなかなかの出来栄えで、私たち見学者は当時の雰囲気を味わうことができる。二階の展示室は漱石文学の全体像が掴めるようにに工夫されている。マニアな展示もあるが、初心者も楽しめる。

漱石の書斎にあった蔵書などは、全てご長男さんが戦時中池上に疎開させて焼失を免れており、本物は東北大学に保管されている。



本が読めるカフェ「ソウセキカフェ」も併設されていて、無料のエリアも広いので、ふらっと来て休憩したり、本を読んだりするのにもよさそう。交通至便とは言えないが、近所にこういうところがあればいいなぁ。


カフェの紙コップに可愛い猫が。


猫の装丁画があしらわれた一筆箋、漱石山房の復刻原稿用紙等をお土産に購入。
文豪気分で何か書いてみるか?


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