goo blog サービス終了のお知らせ 

キカクブ日誌(アーカイブ版)

このブログは旧版です。
現在の新ブログはこちら!https://www.travel-life.blog/diary/

私の人生に村上春樹を読む時間はあるか?

2017年04月05日 | ☆読書
村上春樹を読む時間は、私の人生で大した意味を持たないから、どんなに世間で騒がれていても、もう読むのはやめておこうと思ったはずだった。
今回の新刊も、もちろん読む本の候補の候補にも挙がっていなかったが、ちょうど台湾に行く週に発売されたために、空港の本屋で平積みになっていた。
そうだ、お土産に買っていこう。
台湾の友人は村上春樹ファンである。
重いハードカバーの新刊を上下2巻購入し、台湾へ向かった。
買ってしまったからには少し読んでみようか。
どうせ飛行機の中はヒマだし。

読み始めた。
あまり面白くはない。
でもさすがベストセラー作家だ。
最初を我慢して読み進めると、少しずつ作品の中に引き込まれて行った。

台湾で古いホテルに泊まった。
割と広い部屋に一人だ。
小説はちょうど、夜中に不気味な鈴の音が鳴り響くというシーンだった。

怖い。
トイレに行けなくなる!
本を閉じて、半七捕物帳の朗読に切り替えて寝た。(こちらも十分コワイが、既に一回読んで筋を知ってるから平気)


そうして、上巻の半分程度読んだところで、時間切れとなり、お土産に渡してしまった。
あの鈴の音の正体がなんなのかは、一生わからないことになるだろうが、まぁそんなことは構わない。
私には半七親分もいるし、サピエンス全史や網野善彦先生もいらっしゃる。
村上春樹に時間を使ってる場合じゃないのだ。



でも、何の因果か、また昨日から続きを読み始めている。

友人が貸してくれたのだ。
なんでもこの新作で「読書会」をするらしい。
私もメンバーに数えられているようだ。
「村上春樹嫌いなんだけど」
と言ったが
「そういう人が入った方が面白いから」
そういわれて、話はなんとなく決まってしまった。


半七親分の長編も残ってるし。
図書館に江戸切絵図の本を3冊予約してあるし。
正直言って村上春樹より、そっちを読みたいのだ。

でも読書会にはちょっと興味ある。
友人と本をテーマに酒を飲む。
楽しそうだ。
がんばって読むことにするか。





私が村上春樹を買って行った台湾の友人は、村上春樹が好きすぎて新作を読むのがもったいないと思っているらしい。「読んだら読む本がなくなってしまう」からだという。
「もし、村上春樹が今死んでしまったら、もう新作が読めなくなる。だから1Q84以降は読んでいません」とのこと。
え?私が前に買って行った「多崎つくる~~」は?
もちろん読んでいません。
じゃ、きっとこの騎士団長も村上春樹が死ぬまで読んでもらえないことだろう。。。



YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
台湾旅行一覧 ただいま64回
海外旅行一覧 ただいま123回?