キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

グラナダ版ホームズ『這う人』

2012年10月11日 | ☆グラナダ版ホームズ
ははははは~!
これを映像化しちゃいましたか!
チャレンジャー!

ありえないと思ってても、結構楽しめるお話になっていました。
動物園からサルが盗まれる事件も絡んだり。
アリス嬢の婚約破棄とかも、説得力を補強してくれてました。
正典のストーリーがそもそもああなので、そこは仕方ないけど、そのほかの部分に説得力を持ってきてくれたので、なんかもしかしてこういうこともあるかもね。
という気にさせられました。

成功だったのじゃないでしょうか。
グラナダTVさん。

これがBBCシャーロックでも使われてたネタ
「都合ヨケレバスグコイ、ワルクテモコイ」が登場するエピソードです。
どれだけわがままなのよ、ホームズさん。
って感じですが、このドラマではワトスン先生もプリプリ怒りながら駆けつけます。手術があったらしいですよ!
写真がその「書きつけ」。
正典では電報ですが、これはだれか子供にでも使いっ走りを頼んだのかな?

そんな状態で駆けつけたのに
「プレスベリ嬢は夢を見ていたのか否か」なんて事を言い出すので、さらに機嫌が悪くなってるワトスン先生です。それをホームズが「怒れる熊だった」と表現するのも楽しい演出。原作にはそういうのはありません。
若干諦観の漂うワトスン先生の記述のみです。


ロンドンの動物園のシーン良かった。
子供のころ読んだ世界の偉人シリーズで、世界で始めて動物園を作った人の話があったような気がします。それがロンドン動物園だったような。
でも、寒いロンドンでラクダさんとか、熱帯ジャングルのサルとか大丈夫だったんでしょうかね。

プレズべり教授、221Bという住所が、信頼感を与える住所じゃないといってましたね。やっぱり「B」っていうのがいけなかったか・・・それともベーカー街に3桁の番地はないって知ってたかな?

原作では教授の家があるのは有名な大学町「ケムフォード」になってました。
もちろん、オックスフォードかケンブリッジのことですね。スキャンダラスな事件なので、どちらで起こったのかワトスン先生はぼかしてるわけです。
で、事件解決のために、ホームズたちはこの町の宿屋に滞在するんですよね。
もしかしたら、ホームズも通ってたほうの大学かも。知り合いが迎えに来てくれたり、宿屋のこともよく知ってます。
ケンブリッジは東京から水戸くらい離れてて、オックスフォードだと、甲府の先って感じなので、やっぱり調査は泊り込みですね。

かたやドラマでは、ロンドン市内のような扱いで、朝早くにベネットを呼び出したり、「今日の午後2時から講義があるね」なんていいながら出かけたりしてます。
ロンドンでのサル盗難事件を追わなきゃいけないから、そういうことになったのでしょう。

長~いコマーシャルロードの探索をさせられるワトスン先生。
脅されたりしてお気の毒です。原作では、マーサという新顔が調べて電報で知らせてきました。マーサって女性の名前かと思ったのですが、男性です。MARCERです。女性だったらかっこいいけど、ホームズが女性をアシスタントに使ったとは考えにくいですね。

最後のゴリラの檻に入れられる悪党たち、かわいかった。
ゴリラも。




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