おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

巷風(まちかぜ)

2012-12-12 | ◇ 一 句  &  一 文 


昨日の 冬の東京で

目当ての研修会場まであと500mあたりの大通りを跨ぐ歩道橋
階段の途中に 落ち葉を敷いて 一人 老女が座っていた
集合時刻も迫っていたこともあり 急ぎ足だった私は 呼び止められたことを無視してその場を立ち去ろうとした

『・・百円 もらえない?・・』
という声にも 無視を続けたが
『・・できれば 二百・・円・・』と さも言いずらそうにしている気配に思わず足を止めてしまい
“・・まあ いろいろあるんだろうけど なんとか がんばってよ・・”
と 二百円を彼女に手渡し 私は立ち去った

そのことが 彼女の人生にとってはなんら意味のない乏しい施しにすぎなかったであろうことは分かっていながら 自分のその行為のせめて一割くらいは無意味ともいえないか などと自分を収めつつ
≪彼女の過去を引っ剥がしてやりたいものだ≫などと 涙をこらえながら 思ったりもしたのだった


こんなふうに あの出来事がメロドラマになってしまっているとすると その理由は 昨年逝ってしまった母の面影の少しを彼女に
見たためかもしれない


昨日の 冬の東京での 話



母が逝って 一年と一〇日ほどが過ぎた





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冬の東京

2012-12-12 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


昨日は 東京 国立競技場近くの会場で
行政書士会の フィリッピン家族法等に関する研修参加

領事館関係・元法曹の方など フィリッピンの方から
いろいろご教示いただきました
原語での条文法文参照でないと真意が見えないことが多い とのことで すべて英語 もちろん通訳の方もおられますが
刺激になりました

参加会員の方の中にも 英語で講師さんと直接疑問点を洗いだす作業までなさる方たちもおられ 
とてもよい刺激になりました


特に英語については 業務上も必要に迫られることがマスマス
想定されるので 頑張らねば と思っています
構文的には それほど高度のものは通常は登場しないので
なんといっても 語彙の勝負
圧倒的に少ない自己の語彙量不足に あきれかえったのでした



思えば 学校時代は “英語なんて 重要構文をつかんで 単語さえ覚えればなんとかなるんだ 要は 単語の暗記 暗記なんていつになっても始められるんだから ” と 高をくくっていたツケがいまだにドッサリ残ってしまっている始末です

でも ヤルシカナイ








冬の東京
いつも言うことかもしれませんが
以前あった 華の東京の 独特の ザワザワ感 が
なんとなく 感じられなくなってきている?(私の勝手な感覚)
いたずらにうるさくなく  いいような   淋しいような・・・

でも というか とにもかくにも 冬の東京も 好き
寒風の中を歩くのも 嫌いじゃない というより 
どこかで 懐かしく 好き
〈・・・そうか 北国の風を なんとなく感じての懐かしさかも・・?〉
北の地で 約25年ほど 過ごしましたので


まだまだ視界にはない やがて迎える 春の到来の感触
ある意味 その地で暮らした人でないとおそらくは理解できないであろう
それぞれの季節の感動 があるのでした