昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(489)中学の同窓会そして大学名誉教授のサロンと忙しい一日

2019-01-18 05:23:33 | エッセイ
 昨日は東京に在住する中学の同窓生との新年会、そして大学名誉教授を囲むFサロンと忙しい一日だった。
 金沢の中学で東京に在住する同窓生の新年会は名幹事Eくんのお骨折りで毎年東京駅八重洲口の「ちゃんぽん」で開かれる。
 今回も10名が集まった。話題は昨年末死にかけたボクのことからほぼ病気の話。
 二回も癌の手術をしているにもかかわらず、ゴルフでエージシューター一歩手前まで行ったこと、スチールギターを弾いて今でもハワイアングループを率いるTくんなど元気いっぱい。
 病気に関係のないのは今でもゴルフをやるEさんと、有名なオリンピックチャンピオンを旦那に持ち、ご自身も体操選手として活躍、いまでも後進の指導に当たるKさんの女性二人のみ。
 この「あじさい会」なる中学の同窓会を率いるのはもう一人の名幹事Mくん。彼を永久名誉会長に推挙。今年は熱海で開催されることが決定された。

 さて、この後、大学名誉教授宅でのFサロンに参加しなければならないので、ボクは一足お先に失礼する。
 25名集まったサロンで、先生のご講義の前にボクは10分スピーチを仰せつかっている。(2017年のサロン)
 三鷹市市民大学で披露した講演の中から、①台湾国民の自立性と②アメリカの経営者の進取の気性と労働者を抜粋してスピーチした。
 内容は、①日本の若者は甘っちょろい。台湾では稼いだ金は子どもに投資する。息子はハーバード大学、娘は武蔵野美術大学。残業はしない。家へ帰って自身の研鑽に励む。②戦後日本に観光で訪れたメーカーの会長は、横浜ホテルのドアマンの対応に痛く感銘。素人の彼に自社の製品の独占輸入販売権を与えた。40年前既にパソコンを駆使して、カタログ販売に乗り出す先見性。
 しかし、労働者は言われたことしかやらない。バスの運転手が停留所で降りたので、ボクの社長も降りて骨とう品店覗いている間に戻って来た運転手は乗客を点検することなくバスを発車させた。あわてて追いかけてきたボクの社長に渋々運転手は停車。
 乗客の黒人のおばさんに言われた。「アメリカは何事も自己責任ですからね」と。

 聞いていた女性から「他の国のことも聞きたい」と言われ、嬉しかった。
 
 F名誉教授のお話は「とんでも英語はやめ、日本語の力をつけよう」だった。
 最近話題になった<高輪ゲイトウエイ>を引き合いに、何でも英語化する最近の風潮に警告。<マンション>本来は大邸宅のこと。<コミュニティセンターなどは<コミセン>などと略されて、何のことか分からない。立派な<公民館>とか<公会所>という日本語があるではないか。<家のリフォーム>? 本来リフォームは不良少年の品行を改心させること。<先生のアドバイス> 助言という言葉があるのにどうしてカタカナにするのだ。
 専門の日本語をあやつれる外国人は日本語の専門書を買いに来る。日本語で入門の専門書が多いのだ。
 サンスクリット語のお経を漢文に翻訳した三蔵法師の<菩薩、観音、弥勒>日本の仏教はこの漢文のおかげである。
 明治以来の漢訳・・・<社会、経済、哲学>素晴しい日本語ではないか。
 なんでもカタカナ化する風潮はやめにしよう。
   


 


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