昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(275)ブログ「昭和のマロ」を開設して8年が経過しました。

2016-04-19 04:28:26 | エッセイ
 おかげさまで、ブログ「昭和のマロ」を開設して今日で2921日目、8年を経過、9年目に入りました。
 毎日の閲覧数は1000を超え、日本ブログ村「コラム」では1位/88の評価をいただきました。
 ほぼ毎日UPして、80歳を超えたジジイにとっては生きがいとなっています。
 みなさまのご支援の賜物と感謝しています。
 今日はその作業場を暴露しちゃいます。
 *積み重なった本棚。
 
 *家内からは処分するよう言われています。
 
 *過去の栄光の思い出も。中学時代の「蛍雪時代」、「茨城ゴルフ倶楽部」、「中学・大学同窓会ゴルフ」、「イタリア旅行」等々。

 
 *石川遼がデビューしたころの記念タオル(乾燥除けに)
 *取引先、イスラエルのメーカーから頂いたエルサレム神殿の石板モザイク画
 *伊豆旅行の際、記念館で買った「カシニオール」の絵
 *七転八起のだるま

 
 *足元には整理しきれない資料の山

 
 *四畳半の書斎には疲れたら寝るベッドが
 *大好きなルノアールの「イレーヌ嬢」の絵

 17日の日曜日には大学同窓会の幹事会に引き続き新入会員歓迎会があった。
  画期的な議題の多い今回は駅前コミセンの会議室が満杯の28名が出席。
 *次期運営体制で、藤木幹事長が交代するという。
  名幹事長交代を惜しむとともに次期幹事長を快諾された清野能昭氏に期待。
 *調布三田会の「現役世代の会」に触発されて三鷹三田会でも「次世代の会」発足を予定。
  確かに若手の勧誘が今後の課題。
 *6月の「総会」の講演に「国立天文台」から講師をお招きすることに決定。
  依頼すべきテーマは? 人類の夢を育む役割は評価するも、我々の実生活との関りは如何に?
  昨今の地震津波などむしろ宇宙より足元の地球内部への関心が向けられべきと思うが・・・。

  引き続きイタリアンレストラン「ラ・メーラ」で「新入会員懇親ランチ会」
  
 
 
 向井百重会長をはじめ24名の分科会代表が個性的な5名の新入会員を歓迎しました。
 麻雀分科会を代表して、憚りながらボクから紹介させていただきました。
 
 *毎月1回、50名近く集め開催。今月は219回目を数える。最高齢94歳、70歳以上が過半の頭脳活性化に役立つ会であることを強調。やはり若返りが課題だ。
 
 さらに谷口雄三郎先輩から「次世代の会」に対抗して「前世紀の会」立ち上げの提案があった。
 そして最初の企画は「赤坂の迎賓館見学」
  
 いいですね!
 三鷹三田会は将来に向けて元気いっぱいです。 


有名人(62)男の魅力(21)渡辺 謙

2016-04-18 04:45:51 | 男の魅力
 渡辺 謙
 

 1987年、NHKテレビ大河ドラマ「独眼竜正宗」で、その目力?により39,7%という史上最高の視聴率を獲得。
 
 2003年にはアメリカ映画「ラストサムライ」でアカデミー賞、男性助演賞を受賞。
 
 
「硫黄島からの手紙」
  
 「追憶の森」
 
「追憶の森」で共演したマシュー・マコノビーに言わせれば「風格があって威厳ある立ち振る舞いをする」俳優としてハリウッドからのオファーが絶えない。
 アメリカのピープル誌は「最もセクシーな外国人男性」と評価している。
 現在はブロードウエーでミュージカル「王様と私」にチャレンジ。
 生の外国語で勝負しなければならない難しさがあるが。
 
 彼は完璧にこなして、連日大盛況だそうだ。
 
 
 白血病という生死の瀬戸際だったほどの闘病生活を体験した彼は、猛烈ビジネスマンが認知症にかかり、妻に支えられるという小説の作者萩原浩に直接映画化を依頼したという「明日の記憶」はボクも見たが、渡辺謙という役者の新しい一面を見た思いがした。
   

 先日ノーベル賞科学者の山中伸弥氏との会談で、彼は自分は「短距離全力主義型」で、「生きているかぎりフレッシュでなくてはならない。目先のやるべきものに真摯に取り組み、全力で当たるのみ」と語っていた。
 
 山中氏をして、そういう時代の自分に戻りたいと言わしめていた。
 渡辺氏ほどではないが、いろいろ苦難を体験したボクは彼の生きざまに全く敬服してしまった。




なるほど!と思う日々(375)カツオクジラのマジックのような狩り

2016-04-16 07:35:59 | なるほどと思う日々
 NHKテレビ「ダーウインが来た!」も見ごたえのある番組ですね。
 
 今回はタイ湾のカツオクジラがいかにして餌である小魚を確保するか? まるでマジックショーのような巧みな手法を使うんです。
 所はタイ沖のタイ湾。
 
 主役はカツオクジラ。
 
 手法は、ただ大きな口をぱっくり開けるだけで小魚がどんどんその中へ入ってくる。
 
 その魚(カタクチイワシのような小魚)を横取りしようと鳥たちも寄ってくる。
 

 なぜこんなことが可能なのか?
 東京大学大気海洋研究所のチームが調査しました。
 まず、場所的な特性がある。
  
 10メートルぐらいの比較的浅瀬です。
 クジラたちは立ち泳ぎして口を開ける。
 
 みそは、尾びれで海底の泥を巻き上げる。
 小魚の大群はパニック状態になると物陰に隠れようとする。
 その習性をカツオクジラは賢くも利用したんですね。
 小魚は物陰と勘違いしてクジラの口の中へ競って飛び込むというわけです。
 賢いのは人間だけではないですぞ!

 <好奇心コーナー>
 
 ノーベル文学賞受賞作「チェルノブイリの祈り」の作者スベトラーナ・アレクシェービッチの言葉。
 
「私たちは自然と争う力はない。自然との調和でしか生きられない」


 これまで地震の少ない熊本県を中心とする地域で地震が起こった。
 
 
 罹災者の皆さまに心からのお見舞いを申し上げます。


なるほど!と思う日々(374)女の選択

2016-04-15 06:19:18 | なるほどと思う日々
 時は江戸末期、300年の泰平を築いた徳川幕府が海外からの圧力に屈し崩壊しようとしていた。
 攘夷討幕の旗印を掲げて江戸に迫る官軍に、江戸城内は戦々恐々としていた。
 結果的には勝海舟と西郷隆盛の会談により、江戸は戦火にさらされることなく無血開城となったと一般的には知らされている。
 
 しかし、男たちの決断の裏には、女たちの選択が働いていたことを知った。
 NHKBSテレビ{英雄たちの選択」ってなかなか魅力的な番組ですね。

 海外列強の圧力と、朝廷を盾に攘夷を叫ぶ国内の動きに頭を悩ませた幕府は、公武合体を計り朝廷から和宮親子内親王を第14代将軍徳川家茂の正室として迎えた。
 
 しかし、国内の騒乱は収まらず。夫家茂は幕府軍を率い対抗するが戦地で逝去する。
 さらに西郷隆盛を筆頭に官軍が東征に踏み出した。
 和宮はそこで選択を迫られた。
 
 
 
 折しも、家茂を継いだ第15代将軍徳川慶喜は時勢に鑑み、大政奉還を決断するが、一方では幕府引き締め改革の一環として、大奥改革に乗り出す。 当時薩摩藩島津家から第13代将軍家定の正室となった天璋院篤姫が大奥を仕切っていた。 当初、育った生活環境のちがいから、不仲だった和宮と篤姫は、この頃は意を通じ合うようになっており、ともに慶喜の改革には大反対していた。 
 

 
 二人は、官軍の東征に対して夫々の思いを書にして彼女らなりの力を尽くした。
 和宮は朝廷に対し哀訴状を。
 
 天璋院篤姫は、西郷隆盛宛てに3メートルにも及ぶ長文の書簡を送っている。
 
 
 内容は、
 

 
 
 切々とした思いを綴った。同郷で「仁」をお互いに育んだ西郷はこれを見て涙したそうだ。
  
 これが西郷隆盛が勝海舟と会談し、江戸を戦火から回避し江戸城の無血開城に繋がったことは疑いない。

 ・・・男の起こした世の騒乱は女が働かねば収まらないということか・・・
 
 ただこれも、相手に「仁」の志があってのことだが。


なるほど!と思う日々(373)アルメニア、世界第三次戦争の導火線に火を点ける?

2016-04-14 09:25:10 | なるほどと思う日々
 引き続き、「混迷する国際社会」をテーマにしたい。
 
 中東・イスラム地域研究が専門の山内昌之氏は中東の小さな火種が第三次世界大戦に結びつきかねないと懸念している。
 
 その一つに、東欧の小国アルメニアとアゼルバイジャンとの間で起きているナゴルノカラバフ紛争がある。
       
 このバックにはロシアとトルコが絡んでいる。

 この紛争の主役「アルメニア」とはいかなる国か?
 紀元前1世紀には国際的な商業活動により大アルメニア帝国を築いている。
 しかし、その後ローマ帝国やペルシャ帝国などに翻弄され、19世紀後半にはトルコに虐殺され、多くのアルメニア人は欧米やロシアに移住した。
 
 ロシア革命以降はソ連に組み込まれ、ソ連崩壊とともにアルメニア共和国として自立している。
 どちらかというとユダヤ人のイスラエルに似た歴史を持っている。
 厳しい環境の下にサルキス・ソガナリアンのような有名な「死の商人」も生み出した。
 

 旅行記として世界的に有名な、イギリスの作家コリン・サブロンの「ロシア民族旅行記」からアルメニア人の素顔を見てみよう。

 冷たくて味気ないソ連の大都市圏の画一性に食傷した後では、エレヴァン(アルメニアの首都)は大いにぼくの気分を高揚させてくれる街だった。
 
 街全体がこの地方特産のバラ色の火山岩を素材に造られている。およそ60年前の極度の貧困時代には、子供たちは道で残飯をあさって飢えをしのいだという。その街も今では見違えるほど復興し、不思議な感興をそそる広場や大通りをそなえ、・・・。だが、この街をこの街たらしめているのは、街の至る所の壁に用いられているピンクや黒の、石灰岩や、玄武岩といった石の材質そのものなのだ。川の流域の底に淀みわたる空気のなかで、壁は光を反射することなく、ことごとく吸収してしまう。それらの壁は火山から沸き出したままの姿で、まるで内臓をさらけ出したようにギラギラと血の輝きを放ちながら街のそこここに立っている。
 かつて憐みの目で見られたこの街も、今では電子工業、工作機械、精密機器など、工業技術の中心地だ。人知の底しれぬ可能性への確信をみなぎらせる街。離散して住みついた外国の地ではどことなく柔和に見えるアルメニア人も、ここでは、ちょうどイスラムのユダヤ人たちのように、民族的特質を失ってしまうか、あるいは逆にそれを過剰に誇示するという両極に分かれてしまう。舗道を埋め尽くす人々は、ロシア人に比べると身体つきが大人びているだけでなく、どことなく、肉感的な雰囲気をみなぎらせている。彼らの表情は変化にとみ、弾けるようで、美しく、あらゆるものを濃厚に表出する──それは山賊の顔であり、コンサート・ピアニストの顔であり、億万長者の顔だ。──女性の中には小鳥のように繊細な骨格の人もいる──
いったん火が点けば、たちまち悲劇的なまでに青白い焔をあげて燃え上がるだろう。

 
 老人自身、飲んでいた酒をまずやめ、やがて煙草もやめた。スターリン時代に蔓延した健康中毒のひとりといってよかった。毎朝起きぬけに、頭から凍るような冷水をかぶり、腕立て伏せと駆け足足踏みのあと、社会主義に対する見えざる敵をシャドウボクシングで打倒し、それを仕上げにするのだった。・・・そんな父親たちの、国策的な体力増強運動に沿った「労働と防衛」への献身ぶりの、向き合う相手は実はアメリカではなくトルコなのだ、1921年に踏み潰されたアルメニアの二年半の独立時代に話が及ぶと、老人の顔は木のように強ばった。
「ロシアが来なければ、きっとトルコが来ただろう」
 
  
 大国、強国に挟まれた小国の鬱積した悲哀。そこから悪夢が再現する。
 アジアにも似たようなケースは起こり得る。
 



なるほど!と思う日々(372)ロシアの対日戦略始動!

2016-04-13 07:42:08 | なるほどと思う日々
 昨日触れたロシアの世界戦略の一環でもある対日戦略が動き出したようだ。
 プーチン大統領の側近、ナルイシキン下院議長が6月に広島を訪れる。
 

 さらにこの15日日本を訪れるラブロフ外相がNHKのインタビューに応えている。
 
 交渉のベースとなるのは?
 
 その時プーチン大統領は「引き分け」でと発言した。
 
 
 <好奇心コーナー>
 
 やはり昨日取り上げた、プーチンも習近平含まれているパナマ文書に関するタックスヘイブンに関して、EUが早速反応した。
  
 
 
 果たして有効な手段となるのでしょうか?
 
 

なるほど!と思う日々(371)第三次世界戦争の可能性

2016-04-12 07:30:37 | なるほどと思う日々
 フジテレビBSのプライムニュースを見た。

 ゲストは佐藤優氏と山内昌之氏
 
 
 テーマは「混迷する国際社会を読み解く」
 
 北朝鮮の金正恩はミサイル、核兵器をちらつかせ、周辺を恫喝している。
 彼の頭の中はどうなっているのだ?
 彼は頭は悪くない、けっこう情報収集力もある。ただ、国家システムがよくない。
 一人天下で、バッファーになる組織も人物もいない。しかも無責任でいわば暴力団の親分みたいな者だ。
 核兵器やミサイルに血道を上げるのは中東など混乱する国際社会に対するビジネス戦略なのだ。
 
 ただ最近体形の変化が気がかりだね。
 ルイ14世の末期みたいに、体の痛みで国の舵取りどころではなくなり、滅亡へと追いやりかねない。

 中国の習近平は?
 大中華思想により「一帯一路」なんて大構想を掲げ国民の評価は高かった。
 
 しかし、南沙諸島埋め立て問題で周辺に敵をいっぱいつくり、金バラマキ作戦も壁にぶち当たってきたようだ。経済成長にも影が差し、最近虎やハエもという「反汚職運動」で国民をつなぎとめようとしているが、実情は親族や父親時代からの太子党の仲間たちはお目こぼしだ。 こんなコメントまで現れた。
 
 ついに中国も民主化の兆しか? などという見方もあるが、お二人によれば、「一般庶民の意見を全く封殺しているわけではない」という海外へのチラリズムで、国内向けには即、抹消している。
 そういえば新疆ウイグル自治区のニュースサイトにこんな記事が載ったことがある。

 2月19日に習近平が共産党機関紙人民日報、国営新華社通信、国営中央テレビを視察したときのことだ。
 中央テレビは「中央テレビの姓は<共産党>です。。絶対の忠誠を誓います。どうぞ検閲してください」という文字を大写しにした。
 早速「メディアは人民の味方で、真実を伝えるのが仕事ではないのか」などと書き込みが殺到したが当局によって削除されてしまった。

 ロシアのプーチンは北朝鮮や中国と違って、少なくとも民主的に選挙で選ばれたリーダーという自負がある。
 ただ、ロシアの選挙はアメリカや日本と違って、せいぜい候補者の中からより悪い奴を追い出すという選挙なのだ。
 今回例のパナマ文書の中にプーチンの名前も入っている。
 
 これに対する庶民の意識は「1兆円をくすねる立場にいながら、せいぜい100億円だ。汚い中ではキレイなほうだ」という感覚なのだ。

 それに北朝鮮や中国の空疎な国家経営とは異なり、プーチンロシアには現実的な国家戦略があるという。
 中東騒乱においてはアメリカ、EUなどと手を結ぶ強かさ。
 温暖化に伴い北極航路を基軸としたガスパイプライン敷設構想を展開しようとしている。
 
 西方でクリミアを断固として奪い、東方では日本と北方領土問題を片づけ(二島返還)この新たに開かれようとしている航路を活用し、、天然ガ供給で国際社会をコントロールしようという魂胆だ。

 なお、新たに気になるロシアが絡む東欧での動きがあるという。
 
 ナルゴカラバフ紛争だ。
 これが第三次世界大戦の引き金になりかねないというのだが・・・。
 (ちなみにアルメニアというのは世界でも屈指の武器ビジネス死の商人だそうだ。)

 この混乱する国際社会情勢の中で日本はいかに対応すべきか。
 
 
 <現実>と<理想>の狭間でわが国の役割を考えてみたい。
 




なるほど!と思う日々(370)バカがバカなことをやり、バカが観る、諏訪御柱大祭

2016-04-10 05:47:36 | なるほどと思う日々
 日本三大奇祭の一つ、日本最古の神社諏訪大社の御柱大祭に招かれたが行けなかったのでテレビで観た。
 
 
 7年に一度諏訪大社の御柱を取り換えるために、山から大木を伐り出し人力で神社まで運ぶ。
 
 まさに命がけである。
 
 
通り道にある家を破壊してしまうかもしれない。
 
 沿道の人たちはハラハラドキドキしながら眺める。
 
 難所をクリアし、さらに川も渡る。
 
 散々苦労を重ねめでたく完了!
 
 
 まあ、言うなればカミのためにバカがバカなことを命がけで行い、それをバカが観る。
 現地に行けないバカはテレビで観る。
 世界各地でいろいろな形で繰り広げられる、人類のバカな行為の典型だと思った。

  
 
 <好奇心コーナー>
 
 
 でも、危険を伴う奇祭も、スポーツと同様、強欲のためには醜い殺し合いも厭わないバカな人類の本性を和らげるための、叡智なのかもしれない・・・
 


有名人(61)女の魅力(39)高橋みなみ

2016-04-09 05:31:40 | 女の魅力
 AKB48の総監督、高橋みなみ
 
 AKB48の1期生、総監督もした高橋みなみが、昨日秋葉原劇場で卒業した。
 
 
 劇場前に集まった多数のファンに最後の挨拶をした。
 
 

 そんな彼女も学生時代は引きこもりがちな148センチの小柄な女の子だった。
 それでも芸能界へという夢を持ち続け、7回もいろいろなオーディションに落ちた末、2005年、15歳の時、AKBオープニングメンバーオーディションに応募総数7924人の中の最終合格者24人に選ばれた。

 なんといっても彼女の今日があるのはAKB生みの親、「川の流れのように」や「なんてったってアイドル」などの作詞でも有名な秋元康との出会いだった。

 
 感受性豊かな涙もろいが弱音を吐かない彼女が2012年に総監督に就任した。
 
 秋元は彼女を「AKBの顔」とまで評価している。
 2012年文芸春秋で述べている。
 AKB48の中心メンバー高橋みなみは、総選挙のスピーチで宣言した。「努力は必ず報われると人生をもって証明します」と・・・。大人の僕は、努力のすべてが報われるわけではないことを知っている。しかし、彼女たちの”一生懸命さ”を見ていると、心から報われて欲しいと思う。それぞれの夢を叶えて欲しいと思う。彼女たちの一生懸命さは、実はみんなの励みにもなっている。・・・僕は彼女たちよりずっと上の世代だが、会社でいろいろと嫌なことがあっても負けていられないと思った。AKBのファンは彼女たちの夢に自分の夢を重ねているのだ。エリート集団ではないAKB48が一生懸命頑張っている様が感動を呼ぶのである。
 ・・・どうか一度、AKB48の一生懸命さを観てあげて欲しい。なぜ、多くの人たちに支持されているのかがわかるはずだ。そして、大人になってしまった自分が失ったものを見つけるだろう。AKB48とは”可能性”のことである。


「AKB48の中で誰が好き?」と問われればボクは「たかみな」と答えることにしている。
 



なるほど!と思う日々(369)田屋嘉兵衛、したたかな交渉力

2016-04-08 07:19:14 | なるほどと思う日々
 NHKテレビ<選択>から。
 ・・・高田屋嘉兵衛のしたたかな交渉力・・・
 
 高田屋嘉兵衛は今から200年前、北前船を駆使し、廻船業者として巨額な財を成した。
 
 
 
 特に未開発の蝦夷に眼をつけた。
 

 そして、テンやラッコなどの良質の毛皮を求めて進出して来たロシアとぶつかった。
 樺太や千島列島の日本人を襲撃するロシアに怒った幕府は、測量に来たゴローニンを逮捕した。
 
 そして漁に出ていた高田屋嘉兵衛が拿捕され、カムチャッカに連行される。
 帰国を願う嘉兵衛はロシアの少年にロシア語を学び、上官に交渉することを目指した。
 わずか4週間余りでロシア人と交渉できる語学力を身につけた。
      
 スーパーラーナーとしての素質があったんですね。
 
 ゴローニンを奪還しようとしていた上官リカルドの意図を察知し持ち前の交渉力を駆使する。
 
 
 幕府は日本人襲撃に対する謝罪を表明すれば、ゴローニンを釈放するだろう、と。

 
 自己や他者の感情を知覚し、自分の感情をコントロールする知能、EQ(心の知能指数)にも優れていたんですね。
 結局彼の力によって日本とロシアという国家間問題解決の交渉が成立したのです。