昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(112)みたか朝活

2015-03-31 05:13:48 | 三鷹通信
 一昨日の土曜日朝9時からの<みたか朝活>に参加した。
 好齢ビジネスパートナーズの世話人、堀池喜一郎氏から誘われて3回目だ。
 ・・・堀池さんてボクと同じ70歳後半のはずだけど、若い人を惹きつける力があるんだ。
 この会に参加しての第一印象である。

 15年以上前ボクは退職して、粗大ゴミ化しようとしていたのを家内から放り出されて、大学の同窓会活動にかかわり、麻雀、ゴルフ、囲碁などを楽しみ幹事などもやった。
 
 仲間は同年代で、若くても60代だった。
 それが縁あって堀池氏が立ち上げたシニアSOHO普及サロン・三鷹に入会し、「今どきの年寄りはご隠居してんじゃない! ただならぬシニアをめざせ!」とはっぱをかけられた。
 
 その頃のことをボクは読売新聞に投稿している。

 それ以来、ボクは何をやるべきかの自分探しが始まった。
 7年ほど前「昭和に生きた経験談、最近の世相への感想」を「昭和のマロ」というブログを立ち上げ、ほぼ毎日、エッセイや小説で書き連ねてきた。
 その中で、最近の人類文明はおかしいんじゃないかと「人類は文明の進化路線に逆らえるか」というエッセイを連載した。
 その思いを「レロレロ姫の警告」という小説にして、80歳を前に今年念願の著書を出版した。
 

 さらに、小学校の放課後のクラブ「囲碁教室」や「書き方教室」などにもボランティアとして参加した。
 
 
 他にも地元の人たちへとの交流を求めて、マスコミ関係、農業に携わる人、デザイナー、お役人などいろいろな人と関わり合うようになった。
 それでも<朝活>のような、若さあふれる会合に参加するとどぎまぎしてしまう。
 そしてこの日の参加者はこれまでになく、多士済々、刺激的な話題にあふれていた。
  
(1)これからを考える好齢者
(2)3がい主義(生きがい、やりがい、ナイスがい)
(3)Oターン
 堀池氏のモットーは進化していた。

 12年前、「シニアSOHO普及サロン・三鷹」に「地域情報化大賞」を授与する立場だった元日本経済新聞社編集長のT氏は
 
 退職後の今は堀池氏は師匠だと言ってはばからない。
 そして、暮らすと働くが愛着のある場所でつながるために共感力ある文章を書き、情報を伝えることを通して社会ふくり、人づくり、仕事の機会を創出する「Loco共感編集部」なる組織を立ち上げた。
 今のところ彼以外はすべて女性だという。
 羨ましいというべきか。

 女性に囲まれている職場という意味では、この会をしきるY氏も近く<キャリア・マム>という10万人の主婦ネットワークを活用する職場で働くかもしれないという。
  まさに女性が輝く時代がやってきた。
 今日初参加の三鷹市民協働センターのスタッフTさんは「オープンデータを使ったアプリの開発をやりたい。
 例えばごみ分別とか、バスナビ観光情報とか」と意気軒昂である。
 また、所沢市役所から初参加のYさんは、地産地消の食に関心があるとのこと。

 食と言えば、調布の運送業を営むK氏は、調布飛行場を活用して近海の離島から鮮魚を都会の人たちに提供する「調布アイランドプロジェクト」に取り組んでいる。
 
 また、前述のY氏は出身地の茨城県笠間市の特産の栗や稲荷ずし、笠間焼などを三鷹市に紹介するいわゆるOターン活動を既に三鷹市中央通商店街で実践しいる。
 
 仲間のA氏はアンテナショップを作るべく助成金を申請中とのこと。
 また同じ仲間でこの朝活の事務局でもあるK氏は、今まで商店には興味がなかったが今では三鷹の商店街に顔がつながり、依頼があれば仲介役も果たしますと積極的だ。
 
 そして今回特筆すべきは、ホームスクーリングで著名な、K氏とH氏の参加だった。
 K氏は2回目の参加だが、6人のお子さんを義務教育をご自身の手で行い、立派な成人に育て上げた。
 H氏は初参加だが、ご自分のお子さんばかりでなく、子育てに一家言があり、知的探究心を触発する塾、<探究学舎>を経営されている。
 
 そして、子どもたちに「何者になりたいのか?」と問いかけている。
 中学生の生徒さんをひとり同道されたが、今本人が興味を持っているのは自転車だそうだ。
 いずれは自転車にかかわる仕事をしたいと既に目標が明白だ。
「会社勤めをするならシマノだな・・・」と誰かからアドバイスがあった。
 
「自転車部品では世界的シェア90%を占める。チャックのYKKと同じで絶対に間違いのない会社だ。大企業以上に・・・」ということだ。

 他にもいろいろな話題が飛び交った。
「地方選挙に立候補する知人から、誰か政治に関心のある若者を紹介してくれと言われたが、となると、大学生か高校生になるがあいにくその層には付き合いがない。それに日本では政治や宗教の話はタブーとなっている。今、18才に選挙権を与えることになっているが、政治に関心を持たせるという点で、受け入れ態勢はどうなっているんでしょう?」と問いかけをしたら、「教育基本法にも政治的教養を身につけよとあるように、政治をタブー視するのはおかしい。現実には高校生100人と議員が食事しながら語り合うという会合もあったようですよ」
 

 他にも「人間図書館で、この街の著名人をリストアップして、私を借りてみませんか?」
 
 など、他にもいろいろあったが書ききれない。
 また来月の<朝活>が楽しみです。
 
   


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