昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(200)大人気ない中国

2014-04-01 05:30:30 | エッセイ
<落語談義16>

 熊さん: 4月下旬に開催する中国の国際観艦式に日本だけ招かれないらしいですぜ?
      
 ご隠居: このところ中国は、ますます日本を仲間外れにする戦略に拍車をかけているみたいだね。
 熊さん: そういえば、わざわざドイツに行って日本の悪口を言ってたみたいだし。
 ご隠居: 南京大虐殺に言及して、ドイツのホロコーストに対する態度と対比して、日本の反省がないことを強調したかったんじゃないかな?
 熊さん: でも、ドイツは<虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑>訪問の打診を拒否したらしいじゃないですか。
 
 ご隠居: 同じ敗戦国で心情は同根である相手を間違えたようだな。
 熊さん: 核サミットでも習近平国家主席は韓国のボク・クネ大統領と伊藤博文を暗殺した安重根の記念館建設で両国関係が強化された認識で一致したなんてニュースもありましたね? 
 ご隠居: 「二つの国だけ外れている雰囲気だった」って菅官房長官が不快感を示していたな。
 熊さん:安倍さんの靖国参拝が彼らの心情を逆なでしたんじゃないの?
 ご隠居:それもあるけど、日本が両国間で棚上げにしていたはずの尖閣を国有化したのがけしからんというのが中国の反日の発端なんだ。
 熊さん:それって、安倍さんの問題じゃないんじゃない?
 ご隠居:そうなんだけど、それ以来中国はご立腹で反日の姿勢を強めているんだ。
 熊さん:東シナ海防空識別圏なんか設定しちゃって?
 
 ご隠居:お前、鋭いところを突いてくるじゃないか。
 熊さん:へ、へへ。おほめに与ちゃって・・・。
 ご隠居:もともと、日本が実効支配しているところだから、国有化したからって文句を言われる筋合いはないんだが、南シナ海でも発生しているように、中華思想に基づく中国の覇権的な姿勢が問題だな。
 熊さん:そんな中国に、これから日本はどう向き合っていけばいいんですか?
 
 ご隠居:まず、安倍さんの言うように話し合いのドアを開けて、現実的には防衛の意識は強く持ちながらも、理想的には積極的平和主義で行くしかないな!
 熊さん:積極的平和主義?
 ご隠居:敗戦の教訓から、世界に対し<力>の行使による外交を改めるよう訴え、さらに、オバマ大統領の提唱する<核(力の核となっている)のない世界>に賛同して、唯一の核被爆国日本が旗振りの役を果たすことだな!
 熊さん:なるほど!

 中国の焼き鳥屋さんにこんな男が手伝いをしていて評判になっています。
 
 お名前は? どこから来たの?
 問いには一切答えないそうです。
 


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