昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

有名人(5)女の魅力(8)

2008-11-23 07:00:26 | 女の魅力
 <女の魅力8>

 NHK囲碁解説アシストとして人気の梅沢由香里が、昨年最多勝、女流棋士最強と言われる小林泉美とお好み対局をやっている。
 
 
 ぼくは、大学の後輩ということもあって、囲碁新聞紙上で顔もしらない梅沢由香里のアマ時代から関心を持っていた。
 NHKの囲碁番組の顔として登場、その容姿と歯切れのいい解説に接するに及んでますます関心は深まった。

 今日は、胸に濃いピンクのビロードのリボンを巻いた、薄いピンク地の可愛いツーピースを着ている。
 きちんと正座して対局に臨んでいる。
 いつもの笑顔ではなく、眉間に皺を寄せている真剣な顔がまた魅力的だ。
 両者とも予想通り力碁で、生きるか死ぬかの戦いになる。
 佳境に入ると、ミニスカートから覗いていたきちんと揃えたひざ小僧が少し緩んで色っぽい。

 解説は山田巳規雄七段、アシスタントは穂坂繭、これがまた日本的な美人だ。
 穂坂繭は落ち着いた的確な描写で由香里の魅力を強調する。

 山田解説者が指摘していた大所に由香里の手が回って、中押し勝で梅沢由香里が、強敵の実力者小林泉美を破った。

「これ・・・じゃん?」
 いつもの丁寧な言い方ではないギャル言葉で梅沢は検討に入っていく。

 まだ、去年プロとして初段になったばかりの梅沢に、力でやられた小林はムカついたか声も出ない。

 山田と穂坂も加わって最初から並べ直す。
 ここが良かったのかな、と山田解説者に指摘されると、由香里はとたんに笑いが止まらなくなってしまった。
 みんな真剣な顔を寄せ合って検討しているのに、ひとり、こらえられなくて笑い転げている。
 山田解説者が、どうしたんですかと聞いた。
 穂坂が、誰かがお茶をこぼしたからと、巧にいい訳をする。

 いやそうじゃない。
 テレビで初めて自分より上位の実力派女流棋士と対局し勝ったことで、うれしさがこみ上げてきて堪えきれなくなったに違いないと、ぼくは思った。

 もう11年前の対局だ。
 人気先行した梅沢由香里だが、今年女流棋聖のタイトルを防衛し、実力的にもトップレベルに成長した。
 


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