昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(330)日本の文化・移入と受容「和漢をつなぐ雪舟の水墨画」

2019-03-10 11:03:17 | 三鷹通信
  3月8日(金)は、三鷹市民大学・日本の文化コース、「日本の文化:移入と受容・・・和漢をつなぐ雪舟の水墨画」         

 講師:長尾 新(あらた) 学習院大学文学部教授
 
 *「日本画と洋画」そもそも外国には自国名を冠した絵画というものはない。(・・・イタリア画とか・・・)

 *日本の文化は対外国という捉え方をする。(欧米とか中国を意識して・・・こういった相対化は外国にはない)
 *そもそも日本古来の文化的遺産は縄文土器に見られるだけで、弥生式土器にはすでに外国の影響がうかがわれる。
 *日本列島は外国文化の吹き溜まりで、世界の博覧会場と言われるくらいである。
 *しかし、 外国文化の影響の中、日本らしさを追求してきた。
  (平仮名文化<とか、茶の湯とか・・・)
 *雪舟は、中国へ留学して実地にいろいろと学んできたが、その作風は独自の日本風のものである。
 *絵画は古来の<和漢>から、明治時代以降は<和洋>へと展開。

 日本文化は、外国から諸々を呑み込み咀嚼して独自のものを生み出すという、ある意味これからの人類の歩むべき道を示している。
 



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