昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

ペット(8)雀のチュン太6

2010-06-11 05:41:12 | ペット
 高樹のぶ子さん(芥川賞作家)のブログで<意思表示>というのがテーマになったことがあった。タクシーの運転手が「最近、お客さんがなかなか手を上げてはっきり意思表示をしない」と言ったのだそうだ。
 たしかに日本人は<以心伝心>ではっきりとした意思表示をしないことが多い。ひいては外交姿勢にも繋がって問題視されることがある。

 たまたま、雀でもちゃんと<意思表示>しますよと、ウチの雀のことを話題にしたら、いろいろとコメントをいただいた。
 ウチの<チュン太>は幼鳥で庭に落ちて来たのを拾って育てたのだが、すでに11年を超えた。 
  


 普通、野性だと2~3年しか生きないそうだ。
 さすが、最近では籠から出しても前のように勢いよく飛び立って鴨居に止まって捕まえてみろというように鳴きたてる元気はない。
 飛び立っても1メートルぐらいですぐ落ちてしまう這い鳥だ。
 
 餌を撒き散らすという理由でもともと床置きの籠に入れてある。
 先日、ヒーヒーと悲鳴を上げているのを見たら、なんと巣から宙吊りになっている。
 なんと伸びた爪が巣に引っかかってぶら下がっている。
 家内がさっそく伸びた爪を切ってやった。
 曲がってしまってちゃんと機能していない爪もある。
 
 一時、くちばしが<いすか>のように上下食い違ってきた。
 ところがいつの間にか元通りになっている。
 伸びすぎたくちばしの一方の先が落ちたのか?などと思っているが・・・
 11年も生きてすごいですねと言われたが、ウイーンのシェ-ンブルーン宮殿にマリア・テレジア(マリー・アントワネットのお母さん)の15年生きた愛鳥の剥製があったのを思い出した。雀ではなく駒鳥のような鳥だと思ったが・・・。

 愛情を込めてチュン太を見つめると、チと応える。少し離れると、もっとそばに居ろと言うようにピーピーとかわいい声を上げる。もっと離れるとジャージャーと戻って来いとばかりに威嚇する。雀でも<意志表示>するんだ。
 外の雀を見ると固まっている。自分は人間だと思っているらしい。 

 ヨーロッパのスズメは人に近寄ってくるのに日本のスズメは警戒心が強い。焼き鳥にされると思っているのかしら。
 杉本章子さん(直木賞作家)の庭には何十羽のスズメが毎日やってきて、餌を与え、スズメは子どもを生んで見せにくるそうだ。1羽、1羽名前もあるそうで、識別出来るのだそうだ。彼女の前では焼き鳥の話は厳禁です。

 ミャンマーのお寺の周辺で、スズメを<放す>ために売っているそうだ。放されたスズメが戻ってきて、籠に入れられ、又売られ、放され、戻ってきて・・・
 などといろいろコメントをいただきました。
  


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