昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(271)三鷹市民大学「日本の文化」琳派の美学(3)

2018-06-25 03:19:57 | 三鷹通信
 < 昭和のマロのモットー>
 「難しいことや、気づいたことを、先人の知恵を利用させていただき、できるだけ多くの人に、分かりやすくお伝えする」

 
 尾形光琳の家系 俵屋宗達とは関係ないけれど、本阿弥光悦とは繋がっているんだ。
 宗達の約百年後、江戸時代前期に光琳は登場している。
 宗達、光悦に私淑し、その様式を継承しながらも、自らの個性にもとづく独創的な絵画世界を開花させた。

 尾形光琳は京都の高級呉服屋<雁金屋>の次男として生まれたが、若い頃放蕩三昧に明け暮れる日々を送って財産を使い果たしてしまい、絵師の道に進んだ。 
 寛文小袖の全盛期だった。

 初期の作品には「秋草図屏風」がある。 日本人の自然観、人生観、死生観を表現している。
 その代表作「燕子花図屏風」には、光琳の特質が随所にきらめいている。
 業平伝説が伝わる無量寿寺の庭園からヒントを得ているのだろうか?
 <音楽的リズム感>がある。
 「伊勢物語」に由来する<暗示の美学>
 「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」と同じ装飾的なリズム。「
 <金箔>の使い方にも工夫が見られる。 
 
「燕子花図」の発想源は?
  

 日本人が縄文時代、古代人から営々と引き継いできた<おおらかな人間性><遊びの精神>などを継承する「琳派」は次回「酒井抱一~琳派再興・江戸琳派の成立」に続きます。
 
 今、サッカーワールドカップ、セネガル戦を見終えて書き終えました。
 
 本田の同点ゴールで追いつき引き分けに持ち込みました。サムライブルーもなかなかやるじゃん!