昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(432)歴史的米朝首脳会談

2018-06-12 06:17:49 | エッセイ
 今日は米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との歴史的首脳会談がシンガポールで行われる。
 トランプ大統領に同行したポンペオ国務長官は「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」を求めると述べた。
 一方金委員長は妹、金与正を同行して植物園を観光する余裕を見せた。         
 確かにトランプ大統領の思惑通り<北朝鮮の非核化>に進む可能性はある。
 北朝鮮は<非核化>を宣言して米国の金王朝体制維持の保障をとりつけ、実質的には中国の核の傘の下に入り、中国および韓国と日本の経済支援で金委員長の思惑は達成される運びとなるだろう。

 つまり、朝鮮半島の終戦協定が締結され、当面は北朝鮮の国内経済状況は改善され、核兵器は放棄するという宣言はなされ、今回の一応の決着となる。
 しかし、ボクは思う。
 <核兵器処分>には時間がかかり、最終的には<核兵器廃絶>という空しい人類の課題に焦点は移行することになる、と。